貧乏人向けのネット接続を探して

私はZeus WiFiを使っている。これは、メインのネット通信を補助する目的で使うには、使い勝手が良いと思う。アウトドアでも使えるし、一度端末を満充電したらひとつの用途が終わるまで、充電の意味でもギガ的な意味でも充分に持つ。ただ私の場合、これをメインで使っている。（スマホは悪質な迷惑電話の末に解約したので、パケット通信が使えない。）すると、ひとつの問題が生じる。一度端末が電池切れになると、端末を満充電するまでに5時間近くかかる（追記あり）。だからどうしても、ネットを使う時間から次にネットを使う時間までに長い空白ができる。私自身は最近そういう生活に慣れてきたのだが、困ったことに私以外の人は慣れていなくて、誰でもメールを送ったらすぐに見るものだと思っている。私がメールのチェックをした時すでに相手は一度メールを送って待ち、痺れを切らせてメールを再送した後だったりする。メールは電話ではないのだから、私としては1日に数回のメールチェックでもよいと見なしてほしいのだが、現代の常識は違う。

仕方なく私はZeus WiFiを補助する目的で、常時ネット接続していられるサービスを追加しようとした。

メインのネット接続としてZeus WiFiがあるので、ギガ的にはわずかで良い。私はIIJmioの通話なし2GB 440円/月という、すごくお得なものを見つけた。eSIMオンリーのコースなのでeSIM対応端末の購入に金がかかるが、他人よりも長く端末を使えば元が取れると考えた。このコースは解説に5Gとか4Gという言葉が出てこなかったので、低速でない接続では通信速度はどれくらいだろうと思いながら契約を進めて行ったが、同意する重要事項の中にようやく情報を見つけた。eSIMのコースは3Gだそうだ。調べてみると3Gはガラケー時代の通信規格だそうだ。画像の表示には時間がかかりそうだが、実は私は長年そういう生活をしてきたので問題ない。スマホを解約する前は、ギガを温存するためにわざと低速にして丸1日ノロノロとネット検索をしていた。画像を表示する時は他の仕事をしてくる位の呑気さで待った。そこまでは許容できた。なにしろ安いし、できればこのコースで決めたかった。ところが重要事項の中に、低速設定のまま3日間でこれこれ以上の通信量を使ったら通信を制限することがあるという一文があった。最初からノロノロ通信なのに、それをさらに制限されるのは、私としては何というか、メンタルを削がれる。分かりやすく書くと、「金がなくてノロノロ通信に甘んじているが、人より何倍も時間をかけてネット検索を人並みにやっているぞ！」という所にアイデンティティーを見出そうとしていたのが、それすら制限されると、「自分はどんなに頑張っても他人に劣る奴なんだ」という気になるじゃないか。自分が卑屈になる契約は出来ないので、私のネット接続探しはさらに続くことになった。

こうして改めて調べてみると、Zeus WiFiは価格・性能・使い勝手という多方面に釣り合いのとれたサービスだと思う。


（追記）私がこの記事を書いてから校正にまごまごしている間に、Zeus WiFi端末をいつものACアダプターでなく親のスマホに付いてきた充電器で充電することになった。そうしたら、充電時間が2時間に短縮された。私は、これなら常時ネット接続できるサービスを追加しなくて良いかなと思いつつ、就寝した。ところが朝目覚めると、Zeus WiFi端末の電源を切り忘れていて充電池が空になっていた。私には、やはり常時ネット接続できるサービスが必要らしい。

（追記2）3日間でデータ使いすぎにより使用できなくなる制限が10GBという会社を見つけた。10GBなら、実質的に制限がないのと同じだ。さらに、3日間の通信制限なしと明記してある会社も見つけた。（IIJmioと違って契約文書にまで目を通してはいない。細部は不明なので、会社名を挙げて宣伝するのは控えようと思う。）IIJmioの最安値にこだわらなければ、他社に千円未満/月の選択肢がある。

第四の生き甲斐を探します138

EpsonScanでネガをスキャンする時の備忘録。今回は最後の4回目。サムネイル表示で退色復元を適用して変な色になった時、「復元できないほどネガが劣化しているんだ」と思い込むのはまだ早い、という話。

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