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第四の生き甲斐を探します129 [手記さまざま5]

私は仕事を辞める方向で考え始めたので、職場で利用できるものは利用しておくことにした。私の職場は大学なので、利用できるものといえば図書館だ。

十年以上前には、私は図書館を利用して論文を書いていた。その後、このブログで記事にした事件があり、他人にひどく傷つけられて私は精神を病んで論文を書けなくなり、図書館へも行かなくなった。

今日、改めて図書館の利用方法を確認したら、十年以上前とは様変わりしていた。私にとって、今どきの図書館へ行くのは「はじめての図書館」だ。

昔は、図書館といえば人々に解放された施設で、建物の入り口を入るのは自由だった。ところが今は入り口がロックされており、学生は学生証、教員は教員証をかざして初めて入れるそうだ。

昔は、本を借りる時はカウンターへ持って行き、そこで担当の司書に手続きしてもらった。ところが今は人の手を介さず、自動貸し出し機に学生証または教員証をかざして借りるのだそうだ。

この改変は、人件費削減が主な目的だろう。

非常勤講師室も、コロナ禍を契機に担当職員が辞めさせられた。人件費削減だ。

学校のように若者を育てる機関ですら個々の手続きから「人間」が消えてゆく様には、対人恐怖症の私でさえ寂しさを覚える。

とはいえ大昔の昭和時代はまったく逆で、何をするにも「人間」が関与していて、その人間が必ずしも自分と相性が良いとは限らないから、それで私は人間嫌いになって行ったのだが。

閑話休題、今日は「今どきの図書館」訪問一日目として、まず自分の教員証で図書館が利用できることを確認してくる。