恐かったSMSの話

今日は怖かった。まずスマホに電話がかかった。迷惑電話は頻繁にかかるので、それは驚かなかった。次にSMSが来た。これは珍しい。なにせ私の電話番号を知っているのは、パソコンやオーディオを売ろうとした時に電話番号を要求してきた会社二つと、本人確認に電話を使う金融会社二つだけなのだから。SMSなんか誰からも来ないのが当たり前なのだ。私はこれも無視しようとした。そうしたら、スマホの通知画面にSMSの文面の最初のほうが出ていてそれが目に入った。不気味なことに、私の名前が書いてあった！　恐ろしい！　誰がどこで私の名前を知ったのだ？　こうなっては、文面を読まないわけに行かない。私は読んだ。相手は、私の知らない不動産屋だった。私の知らない不動産屋が、私と契約しているかのように書いている！　恐ろしい！　こいつは一体何者なんだ。これ以上関わってはいけない。早くスマホの契約を解約するなり他社に乗り換えるなりして電話番号を変えなければ！