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個人的記録 少しだけレコードをかける その1 [  レコード(補完計画)]

2019年4月28日、レコードをかける

同年2月にネットショップから中古レコードを1枚買った。水島裕「初恋少女」。これは自分のカセットテープに録音されている曲だが、ネット上に音がなく、カセット録音のピッチが正しいかどうかがわからなかった。カセット録音の音質は悪くないので、それだけでは購入はしなかっただろう。ちょうどこの時期のカセット録音補完作業で、曲の冒頭や末尾がラジオ番組で編集されてフェードしているのを知らずに長年そういう曲だと思い込んでいたものが、いくつも見つかった。「初恋少女」もカセット録音の冒頭と末尾がフェードしている。これが本来の形なのか、それともラジオ番組で編集されてフェードしているのかが気になった。さらに、カセットテープに録音されているこの曲が以前から水島裕の同名の曲ではないかと推測しつつも決定的な証拠がネット上に見つからずに保留していたが、今回の補完作業で新たにネット上に見つかった歌詞カード画像から間違いなく水島裕「初恋少女」とわかったので、その記念という意味もあり購入した。
しかしネット上の情報によると、寒い部屋でのレコード再生は針の振動を伝える部分が固くなり音質に影響するという。そこで、暖かい季節になるまでレコードを天袋に仕舞っておくことにした。そしてゴールデンウィークが到来し、このレコードをプレーヤーで再生しデジタル化する時が来た。


部屋の掃除

あらかじめ部屋に掃除機をかける。プレーヤー周りとレコード用アクセサリを仕舞ってある引き出しの前を念入りに。掃除をし忘れた場所があると、埃が舞ってせっかく掃除した所も埃っぽくなる。


用意するもの

広い作業台が必要なので、和室用テーブルを出しておく。
洗ったハンカチのうちターンテーブル等を拭くのにふさわしい柔らかい生地のものを2枚出し、別室で強く何度も振って細かな塵を落としておく。
プレーヤー上の細かい場所の埃を払うための毛筆用筆を出しておく。
戸棚の一番下の引き出しからレコードクリーナーの大きいほうと、それ用の液を出す。
(今回、レコードスプレー、レコードクリーナーの小さいほう、レコード針スタイラスクリーナー、DD用プレーヤーオイルも出したが、使わなかった。)
(レコードクリーナーは以前にカビだらけのレコードを拭いたのでカビが繁殖しているかと思ったが、何も臭わずきれいだった。私が付属の掃除用ウレタンで、ベルベットが禿げるかという勢いできれいにしたからだ。しかし台所の換気扇を回して付属の掃除用ウレタンで再度念入りに掃除した。)
レコードを出しておく(今回は天袋から)。
シェルとトーンアームの間の金具が錆びることがわかったので、錆をこすり落とす古歯ブラシ。


作業開始
プレーヤーに被せてあるカレンダー紙とビニルのごみ袋を取る(これらは、また被せる前に拭かねばならない)。
PC、ディスプレイ、プレーヤー、フォノアンプの電源コードをコンセントに挿す。PC、ディスプレイ、プレーヤーはテーブルタップに挿す。テーブルタップの4つのコンセントのうち一番先のものは接触不良を起こしているので使わず、ノイズが出ないようにスイッチも切っておく。だからフォノアンプの電源コードを挿す場所がなく、少し離れたコンセントに挿す。
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PCの電源を入れ、SoundEngine Freeを起動する。ライン入力録音に必用な諸設定を確認する。フォノアンプの切り替えスイッチがMMになっていることを確認する。
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プレーヤーのダストカバーを開け、ドーナツ盤用アダプタ、2つの埃よけ紙、ダストカバーのゴム足が欠如した部分のクッションとなるティッシュを取り除く。
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ターンテーブル等に埃はなかったが、ハンカチで拭いておいた。シェルの下にだけ粉が落ちていた。これはシェルとトーンアームの間の金具が錆びて、その錆が落ちたもの。プレーヤーの下に紙を塵取りがわりに支え持ち、筆で掃いて捨てる。今回シェルを取り外して錆を落とすことはしなかった。前回のプレーヤー使用時にシェルをトーンアームにしっかり取り付けたはずなので、今回わざわざ取り外して掃除すると逆に接点に埃を付けるかと思ったから。シェルをトーンアームに付けたままで古歯ブラシでこすってみたが、わずかに粉が落ちただけでほとんど取れなかった。
record.petit4.jpg

(次の記事へ続く)

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