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部屋にござを敷いた [ここは地獄の3丁目]

今日は部屋に「ござ」を敷いた。今より寒くなったら体が固くなり、何もしなくても腰痛が出ることがある。そういう時期には、重い物を持って動き回るなんて、腰痛を持病とする私は恐くてできない。やるなら今しかなかった。

この「ござ」は、今年の始めに風呂の「すのこ」と共に注文したものだ。今住んでいる家への愛を示すために買った。ニトリに在庫がなく、品物が届いたのは2月半ばだった。その時には私は腰痛をはじめとして複数の病気で苦しんでいて、「ござ」は半年以上部屋の隅に置きっぱなしだった。それを先日やっと「ダニ退治」した話は、ブログ記事に書いたはずだ。

ダニ退治した時には、そのまままた何ヵ月も置いておくだろうと思っていた。今日ござを敷いたのは、腰痛になるリスクを気にしながらの事だった。なにしろ洋服ダンスを動かすから。

重い洋服ダンスの動かし方は、昨日ネット検索して調べておいた。段ボール、またはアルミホイル、または軍手だそうだ。段ボールがいちばん「ござ」に適していたが、惜しいことにこの前の資源ごみの日に捨てた。アルミホイルは「ござ」の縁の段差で破れてしまうと思う。軍手はうまい具合に数ヵ月前に叔母がいくつも送ってくれたので探したが、なぜかどこにも見当たらない。

だが、私の小さな脳ミソとかろうじて見える目で家中を見回しながら考えて、代用品を見つけた。世の中がまだ好景気だった頃に出版社が送ってきたデスクマットがあり、翌年も送ってきたので2枚もある。私はそれを見るたびに嫌なことを思い出すので捨てたいが、何の因果か親が気に入って使い始めてしまい、捨てられなくなった。それから何十年経ったか忘れたが、いつも私は「捨てる機会」を窺っていた。このデスクマットが初めて私にとって役に立つ。

部屋の物を動かす手順も昨日スマホに書き込んだ。部屋の収納ケースを退かしたその奥の押入れに冬物の服があるので、収納ケースを退かして「ござ」を敷きながら衣類の入れ替えもする。手順が大事だ。まず、冬物が入っている押入れの前に居座っている収納ケースを別室1へ移す。次に、洋服ダンスの中の夏物の服と引き出しを別室1へ移す。(別室1へは奥から順に物を詰めてゆく、つまり「先入れ後出し」「後入れ先出し」だから、この順番は大事だ。)そして軽くなった洋服ダンスを別室2へ引きずってゆく。古いござを剥がし、掃除機をかけ、新しいござを敷く。別室2から洋服ダンスを戻す。別室1から洋服ダンスの引き出しを出して洋服ダンスに戻す。さてここからが肝心だ。押入れの中に入っている冬物を出し、空の洋服ダンスに仕舞う。別室1から夏物を出して押入れに仕舞う。最後に別室1から収納ケースを出して押入れの前に戻す。実際には洋服ダンスの上にも物が乗っていたり、洋服ダンスと収納ケース以外にも物があったりと手順はさらに複雑になる。

全作業が終わる前に、すでに私の腰は自己主張をしはじめた。腰痛ではないが、嫌な感覚が腰にある。こうなると、翌朝起きたら腰痛になっていたということがありうる。だから、できるだけ早く作業を終え、風呂に入って腰を温め、今は腰を休めながらスマホでこの記事を書いている。今日はもう椅子には座れない。後で念のために腰に湿布薬を貼るつもりだ。