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現状記録(おとなの子守唄続き) [  VHSビデオ(補完計画)]

少し前の記事に、昔の録画をPC保存する行為がかなり愚かな理由が2つあると書いた。理由はもっとあるかもしれない。

理由3。100パーセント頑張って作業しても、作業の途中でその努力を根底から否定する事実が明らかになる場合がある。たとえば私はいつも、AviUtlで幅720から16を差し引いてリサイズする時、AviUtlに元からあるサイズ変更機能を使っている。人々がLanczosを薦めるので試してはみたが、ファイルサイズが確実に増える割に出来上がりの見た目は変わったように見えない。でも今回はPCへの最終保存だから、Lanczosを使ってみようかという気になった。
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でも作業を進めるうちに、人々が薦めるからLanczosにするというのは何か違うと思い始めた。自分の目で結果を比較して、どちらか気に入ったほうを採るのが正しいのではないか。それで、AviUtlに元からあるサイズ変更でも動画を作ってみた。
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そういえば、今回は再保存作業だ。今回より前に作っておいた既存の動画と比べるのを忘れてはいけない。
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ここまで来て、さあ大変だ。秋元ともみだったっけ、もう名前忘れたが、とにかく画像をオリジナルの大きさで表示して顔を見比べてほしい。今回の再録分のほうがボケボケではないか。既存の動画のほうがしっかりしているではないか。これでは再録の意味がないのでは。
比較といえば、もうひとつ比較できるものがあった。たまたまこの場面は新着ビデオの紹介コーナーなので、商品化されたビデオとの比較がある。VHSビデオそのものはもう処分したが、処分前にPC保存したものがある。
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ここに至って私は、どうしていいかわからなくなってきた。既存の動画に不備があるから始めた再保存作業なのに、今回の再録分がいちばんボケボケではないか。しかも色が薄い。私は、昔保存しておいた既存の動画が濃すぎるんだと思い込んでいた。当時は誤って不要な機械を通してしまい、色が多少変わってしまったから。それを直すのがつまり今回の再保存の目的だ。ところが商品化されたビデオと濃さが似通っているのはむしろ既存の動画で、今回の再録分はダメダメではないか。何日も頑張って細かいノイズを取ったりして最善を尽くしてきたのに、ここに来てその努力を根底から否定するダメダメが明らかに。私はどうすればいいのだ。

今回の再録分で、色が薄いのはなぜだ。
可能性1。このVHSビデオは本来こういう薄い色の映像で、それを再生する時に昔は不要な機械を通した結果、色が濃くなってしまった。
可能性2。VHSビデオの記録は濃い映像だが、再生に使ったビデオデッキが経年劣化で薄い色の出力になってしまった。

今回の再録分が、ボケボケなのはなぜだ。
ひとつの可能性は、昔作った動画はノイズ除去(時間軸)フィルタをかけている。当時はこのフィルタに凝っていて、見た目を改善する目的でよく使った。そのせいで昔の動画はボケボケが改善され、輪郭がくっきりめに出るのかもしれない。

おとなの子守唄は今日でPC保存完了の予定だったが、もうちょっとテストをして、より良い映像を保存できるまで頑張らなければならない。