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原発付近の海底セシウムをセメントで覆う [震災後の放射能漏れ問題]

原発事故を気にして心を病み静養中の私を叩き起こしたのは東電のニュースだった。記事を書かねば。でも手短かに終わらせないと、せっかく落ち着いてきた心がまた苦しみだす。

原発事故のせいで、福島第一原発近くの海底にある泥や砂は高濃度の放射能まみれになっている。そりゃそうだ。私が覚えているだけでも、水素爆発で舞いあがった放射能の沈殿、知らないうちに漏れて海に流れ出ていた高濃度放射能入りの水、その他にも、冷却のために使った大量の水(低濃度放射能含む)を仕方なく海に流した事もあった。誰が考えても原発近くの海底は放射能まみれなのは間違いない。あるネット記事では、最大160万ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されているという。さて、この海底の放射能が舞いあがって拡散するのを防ごうと、東電はセメントや粘土で覆う工事を行なおうとしている。この覆いは50年くらいもつという。セシウム137の半減期は30年で、半減したからって無くなったわけじゃないから、50年は必要か。とにかく様子を見よう。あるネット記事によると、現在、放射能が周りの海へ拡散するのを防ぐために、シルトフェンスという水中カーテンで囲っているという。このシルトフェンスとは、海上のフロート(浮き)からカーテンを垂らし、下に重りを付けて水流に吹かれないようにしたものらしい。つまり海底の砂が自由に流動するのは防ぐが、完全にシャットアウトするものではない。自然現象や船の航行の影響で少しずつ砂が流れ出しても不思議ではないが、その流れ出す砂は恐怖のセシウム入りだ。それで今回のセメント作戦となった。このセメントと粘土はシルトフェンスによる囲いの内側、原発の取水口周辺に敷かれ、その範囲は約80m沖まで、幅は(連続していないが)合計で約900mだという。工事はきょう22日に開始、工事期間は約4か月を見込んでいる。

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