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教師の生活レベルを簡易診断 [非常勤講師外伝]

教師の方々、今日はあなたの生活レベルを6段階で簡単に診断してみましょう。やりかたは非常に簡単、下の6つの記述から、自分の食生活にもっとも近いものを選ぶだけ。

なお、下の診断は教師専用です。教師には仕事の性質上、学食を利用するという選択肢があります。他の仕事をしている方にはこれがないので、下の記述があてはまりにくいのです。

ちなみに私の教師歴は長いので、バブル時代から冬の時代までを経験していますから、レベルSからレベルEに至るまで経験済みです。それでは、どうぞ。

レベルS:

仕事が終わると腹ペコだ。じつは美味い中華料理屋を知っている。広東麺。これがうまい。1200円。定期的に食うとちょっと高くつくが、味のほうは他のどこの広東麺よりもコクがある。それから焼麺。1000円。これもうまい。最近下腹が出てきたのは、やはり外食のせいか。でも1日の仕事疲れを消すばかりか、充分な幸福感が得られるうまさだ。

レベルA:

昼になると学食へ向かう。学食での第一声はいつも決まっている。配膳口から奥のおばちゃんに向かって、「おばちゃん、今日のランチは何?」 するとおばちゃんも心得たもので、「今日は先生の好きなマーボー豆腐定食だよ!」 ランチは400円。外で食べるよりも格段に安い。味は月並みだが量はたっぷりある。

レベルB:

出勤前、ミニサイズのペットボトルを1個鞄に入れる。学校に着くと水飲み場へ向かい、ペットボトルに水を汲む。喉が渇けばこれを飲む。自動販売機で金を出して飲み物を買える裕福な時代は終わった。うちの学校では非常勤講師室にいても無料のお茶なんか出ない。だから水を汲む。夏場はミニペットボトル2-3個分、冬場は1-2個分の水を飲む。つまり、毎日それだけの節約ができる。

レベルC:

昼は学食で、必ず豚丼を食べる。なぜなら、ワイシャツに汁が飛びそうなそば・うどんと、口臭があからさまに気になるカレーを別にすれば、これが最安値だからだ。330円。教え子に身近に接する仕事柄、カレーの臭いをさせて授業をするわけには行かない。教え子たちは人の気も知らないで、私が好きで豚丼ばかり食べていると思い込んでいる。そのうちに豚丼先生のあだ名が付いた。

レベルD:

昼は学校の学食で、そばかうどんを食べる。仕事着に汁が飛ぶかもしれないが、もはやそんなことを言ってはいられない。これが一番安い。そういえば最近スリムになった。別段ダイエットなんかしなくても、そういう生活を余儀なくされると人は必然的に細くなれるものだ。

レベルE:

出勤前、家の冷蔵庫を開け、飯をラップで包んで凍らせたものを1個取り出す。そのまま自然解凍するとパサパサになるので、レンジでチンして冷ましてから鞄に入れる。塩を少し紙かラップに取り、持参する。食べる時は人目が気になるので人気のない校舎屋上に登り、誰も見ていない所で飯のラップを外し、塩をふって食べる。下のほうでは学生のざわざわという声がする。見上げると、空が綺麗だ。


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