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はぁーあそこ、壁のウシから声するよ [  VHSビデオ(補完計画)]

私は名探偵登場という映画が好きで、以前にVHSビデオの記事を書く時にぜひともその話をしようと思ったものです。でも、できませんでした。なぜなら私はこの映画に出てくるパロディーを何も理解していない門外漢だから。ピーター・フォークは出てくるけどコロンボのパロディーではないんです。サム・スペードという私立探偵のパロディーだとか。でもピーター・フォークを小池朝雄氏の声で聞くと、私はどうにもコロンボを思い出してしまいます。劇中の仕草にもコロンボとの共通点がありますし。(たぶんピーター・フォークの仕草の特徴なんでしょうね。)あるサイトの、探偵ものをよくご存じらしい方の記述によると、映画の中でピーター・フォークは、「マルタの鷹」でサム・スペードを演じたハンフリー・ボガートを真似ているのだそうです。いっぽう吹き替えの小池朝雄氏は別段ボガート風には喋っていないのだそうです。日本語吹き替えになった時点で、オリジナルにあったパロディーの幾分かは失われ、それに代わって吹き替え独自の味わいが加味されたのかも。それならば、コロンボを思い出しながらこの映画を見てしまう私もかろうじて許してもらえるかもしれません。

ところで、この映画の中で私が一番好きな人物は、実はピーター・フォーク演じるサム・ダイヤモンドではありません。ワンという中国人警部とその声、羽佐間道夫氏が一番好きです。聡明な頭脳と、変な喋り方。たとえば、壁に飾ってあるムースの頭を「ウシ」と言ってライオネル・トウェインを怒らせるシーンは楽しめます。

この映画はたまにスカパーで再放送します。私はそれを見つけるたびに視聴契約しそうになりますが、日本語吹き替えでないことに気づいて諦めます。上に書きましたが、この映画の場合、吹き替え版には吹き替え版独自の味がありまして、私はそれを望んでいるのです。シネフィルWOWOWに吹替偉人伝というコーナーがありますから、待っていればいつの日か放送してくれるかもしれません。そうしたら私は視聴します。私がもっている録画は地上波アナログ時代のゴースト入りを3倍モードで録ったもので、低画質なんです。でも再放送の日が来るまでは、私はゴースト入りでぼやけた映像を繰り返し見ることにします。

この動画についてはネット上に気になる情報を見つけたので、オンラインストレージサービスを使うのをやめておきます。1時間32分を分割してブログのファイルサイズ制限5MBに詰め込むので、SOUND ONLY最低音質になりますが仕方ないです。Lame VBR。
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追記(2018年6月1日)
ムービープラスで7月に名探偵登場の地上波吹替版を放送することがわかりました。待てば海路の日和あり、ですね。名探偵登場の日本語吹き替えを愛する方々は、ぜひこの機会に視聴・録画してください。私ももちろん録画します。こうしてめでたく、この記事の音声mp3は役目を終えたので、削除します。

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