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シェーン [  その他(補完計画)]

スターチャンネルで放送中のシェーンについて、個人的感想です。この映画を懐かしいと思う方は多いでしょう。私もです。私が生まれる前に作られた映画ですが、名作と言われるだけあって子供の頃の私もシェーン カムバックは知っていましたし、親と一緒にテレビで見ました。私は子供の頃に見て以来、数十年間見ませんでしたが、今回改めて見て実によく作られた映画だと思いました。アメリカの子供たち、そして日本の子供たちには、スパイダーマンのような人気映画を堪能するのはおおいに結構として、頭の片隅にでも、シェーンのような古いけれども良い映画をどうか忘れないでいて欲しいと願っています。

さて、今回スターチャンネルで放送されているシェーンは全部で4つもの版があります。デジタルリマスター字幕版、デジタルリマスター新吹き替え版、昔のテレビ放送吹き替え版、そしてオーディオコメンタリー版です。私はこの大盤振る舞いに感謝しています。一般に、デジタルリマスター版が出るとそれ以前の版は出回らなくなることが多いですが、スターチャンネルは古い版も放送して見比べや、新旧吹き替えの聞き比べができるようにしています。あえて放送企画者の立場で考えてみると、デジタルリマスターの字幕版だけでも客寄せにはなる。それに加えて、スターチャンネルの特色ある企画のひとつ「オリジナル吹替プロジェクト」で「新録版」も作る。新たな声優陣による吹き替えにはかなりの費用がかかるはず。普通ならもうこれで充分ということになるが、今回の企画者はさらに昔のテレビ放送版も加えてくれた。・・・こんな風にして、私の勝手な想像では、企画を通すまで大変だっただろうと思います。そのお陰で、私のような昔のテレビ放送に思い出のある人間は幸せな思いをすることができました。スターチャンネルはスカパーでの視聴料金が安くない部類のチャンネルですが、私は今回スターチャンネルの企画者の心意気に感心したので、今後は今まで以上に放送番組のチェックをしようと思います。

ウィキペディアを見ると、昔の日本語吹き替えは日本テレビ版、テレビ朝日版、テレビ東京版の3種類があるそうです。今回スターチャンネルで放送したのは、シェーンが佐々木功だからテレビ東京版です。デジタルリマスター版と比べると色合いの鮮やかさがなく、少し白茶けて見えます。昔の映像を望む者にとっては、これは望むところです。だって、昔の映像はそういう色だったんだから。今時のデジタルリマスターの結果はどれもすごく色鮮やかですが、昭和時代の昔はそんなのありませんでした。
デジタルリマスター版を見て気づいたのですが、このリマスターはどのシーンも同様にノイズを取って色合いを修正するのではなく、一部のシーンについてはその解釈がなされてその結果に従って色が決定されたように見えました。こんな表現じゃ何が言いたいかわかりませんね。つまり、昔の映像では昼だったシーンが日暮れ時の暗さになっていることがあるという意味です。この事情についてはネット検索したのですが、まだ何も見つかっていません。

ずいぶん長々と書いてきましたが、私はスマホで書いているので、実は長い時間がかかっています。そろそろ終わりにしなければなりません。最後に、スターチャンネルには、どうかこれからも今回のような良い企画を出してくださいとお願いします。

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