カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
本題の前に軽く宣伝を。1か月以上先になりますが、国内旅行のほうでも記事が掲載できる見込みです。広島・宮島・萩・津和野・秋吉台という詰め込みツアーです。実はこの旅行、本当は3月に行くはずだったんです。催行決定していて、お金も払い込み済みで、あと1週間あまりで旅行という所で例の震災。その後JTBから電話がかかってきて、ツアーが中止になったと。目的地は関東から見て東北とは正反対の方角ですが、あの時は日本中が大変でしたからね。ガソリンも不足して。それで、節電節電と精神的に追い詰められる厳しい今だからこそ「プチ贅沢」で心を元気にしないとやって行けないというわけで、再度ツアーに申し込んだのです。とはいえ私はこれから1か月くらいの間、ちょうど仕事の忙しい時期。旅行は、それが終わってからです。
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 [旅行 海外]
カンボジアの写真 4 [旅行 海外]
カンボジアの写真、第4回。それと、今回は今後の掲載のためにテストも兼ねています。
今、東北や関東だけでなく日本全国で節電が呼び掛けられています。テレビで毎日いったい何時間節電の話題を取り上げているのかと考えると、はっきり言って今の日本は病的だと思いますが、私が批判的なのは報道のしかたに対してであって、節電そのものに対してではありません。節電そのものに協力する気は私にもあります。
そこで、今後はPCの電源をつける回数を減らそうと思い、このブログの記事掲載を予約投稿という形で実現してゆきたいと考えます。たとえば、一度PCの電源を入れて5日分の記事を予約投稿しておけば、次にPCの電源を入れるのは6日後でいいことになります。
私が慣れていないせいで、これまでは予約投稿の日付が思うように設定されなかったりと、苦労してきました。そんなわけで私にはテストと練習が必要なのです。今後の記事で日付が妙な表示になっていたら、「また失敗したな」と笑ってやってください。
あ、それから大事なこと。もしも6日おきにPCの電源を入れると、ブログのコメントに書き込んでいただいてもそれを私が見て返事をするのが遅れます。そのへんの失礼を先に詫びておきます。
それでは今回の写真です。
今、東北や関東だけでなく日本全国で節電が呼び掛けられています。テレビで毎日いったい何時間節電の話題を取り上げているのかと考えると、はっきり言って今の日本は病的だと思いますが、私が批判的なのは報道のしかたに対してであって、節電そのものに対してではありません。節電そのものに協力する気は私にもあります。
そこで、今後はPCの電源をつける回数を減らそうと思い、このブログの記事掲載を予約投稿という形で実現してゆきたいと考えます。たとえば、一度PCの電源を入れて5日分の記事を予約投稿しておけば、次にPCの電源を入れるのは6日後でいいことになります。
私が慣れていないせいで、これまでは予約投稿の日付が思うように設定されなかったりと、苦労してきました。そんなわけで私にはテストと練習が必要なのです。今後の記事で日付が妙な表示になっていたら、「また失敗したな」と笑ってやってください。
あ、それから大事なこと。もしも6日おきにPCの電源を入れると、ブログのコメントに書き込んでいただいてもそれを私が見て返事をするのが遅れます。そのへんの失礼を先に詫びておきます。
それでは今回の写真です。
カンボジア旅行の写真 [旅行 海外]
3年寝かせてやっとあの味になったカンボジア醤油 [旅行 海外]
私はずっと前にカンボジア旅行の記事をこのブログに書いて、醤油の紹介をしました。当時の記事には「オイスターソースに近いコクがある。イカのような海鮮系に合う。」と書きました。私はこれが気に入って、現地で買って帰りました。スーツケース内なら液体も持ち込めたので。帰国して試食すると確かにあの味がしました。茹でたイカをつけて食べたら美味しかった。それでインターネット通販で買えないかと探したら売っていたので買ったのですが、これが日本の醤油とあまり変わらない味でした。関東のこいくち醤油よりもさらに塩分が濃いけれども、あのカンボジア醤油の味じゃなかった。ちゃんと商品のラベルに書いてある文字と、それから商品の外見やキャップの色も確認したのに、どうして味が違うのか。
私はどうにも腑に落ちないまま、それでも少しずつその醤油を使いながら2010年の年末まで来ました。カンボジアの記事を書いたのが2007年なので、あれからもう3年あまり経っています。なにしろビン2本も買っちゃったし、日本の刺身などには合わないから、なかなか無くならないのです。そうしたらですね、先日また例のカンボジア醤油を料理にかけて食べたら、なんとあの味に近くなっていたのです。3年寝かせてようやくあの味に。ということは、あの味というのは古くなって酸化(?)した醤油の味だったのかもしれません。恐るべしカンボジア醤油。
私はどうにも腑に落ちないまま、それでも少しずつその醤油を使いながら2010年の年末まで来ました。カンボジアの記事を書いたのが2007年なので、あれからもう3年あまり経っています。なにしろビン2本も買っちゃったし、日本の刺身などには合わないから、なかなか無くならないのです。そうしたらですね、先日また例のカンボジア醤油を料理にかけて食べたら、なんとあの味に近くなっていたのです。3年寝かせてようやくあの味に。ということは、あの味というのは古くなって酸化(?)した醤油の味だったのかもしれません。恐るべしカンボジア醤油。
九寨溝・黄龍 (7) [旅行 海外]
九寨溝・黄龍 (7)
黄龍の上流から下流へと、名前の付いている見どころを挙げる。
黄龍古寺と五彩池
五彩池を降りて中寺までの黄龍は、大抵こんな感じ。
黄龍中寺。
中寺を過ぎてから見える「名前の付いている3つの池」は、どれも似通っている。旅行前から「高山病に注意」と脅され続けたので、ハイキング中は池の名前の確認など二の次だった。後から写真を整理して名前を確認するさいの手がかりは、現れる順番、画像に内臓されている撮影時間(Exif)、そして向こうの山が見える角度だ。なお、ネット上のブログ記事の中には明らかに名前を間違っているものもある。つまり明鏡倒映池が争艶彩池になっているというように。
争艶彩池 中寺を過ぎて私が最初に被写体にした池。これ以前にも進行方向の右側に枯れ池はあったが、進行方向の左側で最初の池。これは間違いないだろう。
娑夢映彩池? 画像に内臓されている撮影時間(Exif)を見ると争艶彩池の下端から1分と経たずに、しかも別の場所(遊歩道から離れた場所)にあった池。しかも、もらったパンフレットに同じアングルからの写真が載っていた(それを覚えていたから撮ったのだが)。ネット上のブログを見ると、皆それぞれに「これが娑夢映彩池」という写真を載せている。あるブログの記述では、娑夢映彩池は「秋は水が無く枯池になっているという噂も」となっていた。今は8月末、すでに水が少なく私が興味をもたずに撮らなかった可能性も出てきた。
明鏡倒映池 向こうの空と山が水面に映るのでこの名がついた。
盆景池 九寨溝の盆景灘と違って、真ん中あたりに木は生えていない。池の縁だけだ。写真は上流側。下流側の縁にも木が生えていて絵になったが、写真は割愛してしまった。
金沙鋪池。
洗身洞。
蓮台飛瀑? もらったパンフレットを見ると、洗身洞よりも上流に蓮台飛瀑があることになっている。でもネット上の写真を見ると、決まってこの洗身洞よりも下流にあるのが蓮台飛瀑だと書かれている。
飛瀑流輝。
迎賓彩池 ハイキングコース入口にもっとも近く、来る者を迎え出る池。とはいえ、ロープウェーが出来た今ではハイキングコースの最後にある池ということになる。
黄龍の上流から下流へと、名前の付いている見どころを挙げる。
黄龍古寺と五彩池
五彩池を降りて中寺までの黄龍は、大抵こんな感じ。
黄龍中寺。
中寺を過ぎてから見える「名前の付いている3つの池」は、どれも似通っている。旅行前から「高山病に注意」と脅され続けたので、ハイキング中は池の名前の確認など二の次だった。後から写真を整理して名前を確認するさいの手がかりは、現れる順番、画像に内臓されている撮影時間(Exif)、そして向こうの山が見える角度だ。なお、ネット上のブログ記事の中には明らかに名前を間違っているものもある。つまり明鏡倒映池が争艶彩池になっているというように。
争艶彩池 中寺を過ぎて私が最初に被写体にした池。これ以前にも進行方向の右側に枯れ池はあったが、進行方向の左側で最初の池。これは間違いないだろう。
娑夢映彩池? 画像に内臓されている撮影時間(Exif)を見ると争艶彩池の下端から1分と経たずに、しかも別の場所(遊歩道から離れた場所)にあった池。しかも、もらったパンフレットに同じアングルからの写真が載っていた(それを覚えていたから撮ったのだが)。ネット上のブログを見ると、皆それぞれに「これが娑夢映彩池」という写真を載せている。あるブログの記述では、娑夢映彩池は「秋は水が無く枯池になっているという噂も」となっていた。今は8月末、すでに水が少なく私が興味をもたずに撮らなかった可能性も出てきた。
明鏡倒映池 向こうの空と山が水面に映るのでこの名がついた。
盆景池 九寨溝の盆景灘と違って、真ん中あたりに木は生えていない。池の縁だけだ。写真は上流側。下流側の縁にも木が生えていて絵になったが、写真は割愛してしまった。
金沙鋪池。
洗身洞。
蓮台飛瀑? もらったパンフレットを見ると、洗身洞よりも上流に蓮台飛瀑があることになっている。でもネット上の写真を見ると、決まってこの洗身洞よりも下流にあるのが蓮台飛瀑だと書かれている。
飛瀑流輝。
迎賓彩池 ハイキングコース入口にもっとも近く、来る者を迎え出る池。とはいえ、ロープウェーが出来た今ではハイキングコースの最後にある池ということになる。
九寨溝・黄龍 (6) [旅行 海外]
九寨溝・黄龍 (6)
*** 九寨溝・黄龍8月の気候と気温 ***
九寨溝は8月下旬の時点で、日中は日が照っていれば半袖で大丈夫だった。曇りや雨で気温が下がった時の情報は他のブログ等で探してほしい。夜はホテル内にいたが、集中管理の冷房が寝ている間に効きすぎることがあった。(新九寨賓館)
黄龍、8月下旬で快晴の場合、ランニングシャツに薄手の長そででも大丈夫だった。しかしガイドさんいわく、黄龍の天気は変わりやすく、ものすごく寒くなることもあるとのこと。ツアー客の皆さんは防寒対策をしっかりしていた。
*** 川主寺付近 ***
川主寺の宝石店近くの橋
川主寺というのは寺みたいな名前だが実は地名だ。ツアーの予定で、ここの宝石店に寄ることになっていた。バスの中でツアーガイドが言った。
「宝石というのは何かというと、石です。」
・・・・。
・・・・。
それ当たり前だろう。
外国旅行でツアーが提携している店に寄ると、所によってはツアー客が出られないように出口を閉じてしまって商売を始める店もある。でもここの宝石店はそうではなかった。出ようと思えば自由に出られる。売っている宝石は多様で、ヒスイ、キャッツアイ、トルコ石などどこでも見られるものの他に、珍しいものが2つあった。ひとつは紫袍玉帯といって、これは宝石というには大きい石だが、その原石は暗色層と明色層が交互に重なって縞模様を形成している。この縞模様をうまく動物などの形に生かして彫り物に仕上げた作品があった。もうひとつ、天珠という小さな、両端が先細りの円筒形をした黒っぽい宝石があった。これの表面には器用にも白っぽい円形の模様が出ていて、どうやらこの円形模様の数で一眼天珠、二眼天珠、と呼ばれるらしく、十二眼天珠まであった。
バスの中でツアーガイドが始めた商売について。まずは九寨溝特産パシュミナのショール。パシュミナとはカシミヤみたいなもので、カシミヤより良いと宣伝していた。Aタイプ(パシュミナ80%シルク20%、70×180cm)3000円、Bタイプ(パシュミナ100%、60×170cm)4000円、これを4枚買うと1万円にしてくれるという。ツアー客同士で協力して4枚にしても良い。ただし4枚の中に1枚はAタイプを含めるのが条件。
バスの中でツアーガイドが北京キャンディーと甘栗を試食させてくれた。北京キャンディーというのは、ピーナッツ入りの飴だ。何かと思えば、商売だ。配られたパンフレットには他にもお茶や松茸などがあった。乾燥松茸は1袋100グラム150元。ちなみに原色日本菌類図鑑によると、松茸には日本で知られている香り高いものの他に、香りのあまりない別種がある。ここで売られているのがどんな松茸かは私にはわからないので、実際に買った人の報告をネット上で探してほしい。
*** 雪寶頂峠 ***
川主寺を出たバスは黄龍へ向かう途中、雪寶頂峠を通る。ここは海抜4200mで、今回のツアーでは一番高い場所。ここでバスのエンジンが壊れた。予定ではほんの数分の撮影用下車だったのに、思いのほか長時間居座ることになった。私は体を低気圧に慣らすチャンスだと思い、深呼吸をした。海抜4000メートル超だが、ただ立っているぶんには何でもない。一昨日、昨日と身体が慣れたせいもあるだろう。このぶんならいけると思った。結局バスのエンジンは直らず、最終手段として別ツアーのバスに連絡をとって乗せてもらうことになった。
雪寶頂。5588m。山の天気は変わりやすい。ツアーガイドが雪寶頂のことを前もって言わないのは、それが見えるかどうかは天気しだいだから、だそうだ。この雪寶頂を頭に頂くように写真を撮ると縁起がいい、とツアーガイドが言って、その後で私は自分の写真を雪寶頂と一緒に撮るように頼んだ。撮れた写真は、私の頭から雪寶頂がずれていた。なんじゃいそりゃ!
*** 昼食 ***
昼食は黄龍ハイキングコース入口付近にて。バスが故障して遅れたので、食事は最短時間でできるだけ早く食べる。ツアーガイドがあらかじめバスの中で言うには、「たくさん食べすぎないでください。後でハイキングの時に具合が悪くなります。でも大丈夫です。ここの食事あまりおいしくないので沢山食べられません。」苦笑するしかない。実際の食事はご覧のとおり。見た目どおりの味だ。
*** 黄龍 ***
まずロープウエーで上まで行き、そこから木道を歩いて黄龍ハイキングコースに合流。800m登って黄龍古寺へ。さらに遊歩道を通り古寺背後の五彩池をぐるりと一回り。それから元来た800mを下り、今度はさらにそのままハイキングコースをどんどん下りながら黄龍を観光する。歩く前は、海抜3500mの高さで800mの上り坂というのは無茶だと思っていたが、いざその日になったら体が絶好調だ。つまり飛行機での疲れがやっと取れ、体も高地の低気圧に慣れた。それで、この800mは何ということもなく上った。
黄龍は、上の池ほど色が美しい。だから、ロープウェーがなかった頃は観光客は入口から坂を登り、上へ行くほど美しい池に出会い、最後に体力と時間が残った者だけが五彩地にたどり着いたはずだ。でも今ではロープウェーがあるので、まず最初に誰もが一番美しい五彩地を見てしまう。それから下るにつれて少しずつ池の色がつまらなくなってゆく。それでも、金色に輝く金沙鋪池やいくつかの滝が、下半分の景勝となってくれる。
黄龍の写真は次回掲載する。
私は酸素缶なしで下りてきたが、歩いている間じゅう意識して呼吸を深くした。それから、大丈夫なようでも、方向転換するたびによろけた。だから足にはキているんだろう。
*** その日のうちに成都へ ***
疲れてはいたが、予想したよりははるかに元気だった。それよりも、行きの飛行機が遅れて仮眠しか取れないまま九寨溝ハイキングに突入した2日目が一番辛かった。
時間が押していたので夕食を済ませる。もっとも、この頃には中華のしつこい料理が食べられなくなっていたので、さっさと食べて外へ出た。元気なように感じても連日のハイキングは体をバテさせていたのだろうか。
さて、バスで結構長々と移動して空港の建物が見えてきた。と思ったら、ガイドさんいわくこれは違うとのこと。九寨溝・黄龍空港の建物は、はじめ滑走路の場所を考えもせずに目立つ所に建ててしまった。その後滑走路が全然別の所に作られたので、この最初の建物は使われずに放置されることになったのだ。
ようやく本当の空港に着いた。これまでさんざん遅れた飛行機が、また遅れるのかなと思っていたら案の定。1時間遅れた時点でアナウンスがあり、飛行機はまだ成都を飛び立っていないと。航空会社から水を提供するとのこと。
21時07分の九寨溝・黄龍空港
有り余る時間をもてあましつつ空港で買ったもの。
レモン果汁と蜂蜜入り飲料。疲れていたので飲んで元気が出た。
吉祥餅。甘みのある、超大判の厚焼き小麦粉せんべい。表面にびっしりと胡麻が付いていて、黒胡麻で字が書いてある。
写真では最初の「し」が光ってしまって見えないが、「しおいしいポテトチップス」と書いてある。塩味とおいしいをかけた、だじゃれのつもりか。実際には、甘みのある、のり塩あられ。
その後またアナウンスがあり、21時55分に飛行機がこちらへ着く予定とのこと。で、成都着は23時10分、ホテルの部屋に来たのが翌日0時35分だった。5時50分にはロビー集合だから、あまり寝られない。ホテルの朝食も諦めだ。またあの「弁当」をもらった。こうして慌しく成都空港へ案内され、そこで慌しくツアーガイドと別れた。ツアーガイドはこれからすぐに残りのツアー客の所へ戻り、今日は成都観光なのだ。
上海では手持ちの元を全部は使い切れず、それでも土産を少し買った。
板式人物 中國戯劇人物 張飛 168元
銅八卦中国結 148元
マグカップ 歓天喜地嬰 55元
最後に一言、帰りの機内食はまずかった。
*** 事前に掲げたチェック項目1について ***
(私のチェック項目1・四川ツアーのメシは日本人にとって良いか、まあまあか、それとも諦めムードか。)
おっといけない、忘れるところだった。最後に残ったチェック項目について書こう。最初のうちは、食事はまあまあだと思っていた。朝のビュッフェの日本にない味や食感の飲み物・食べ物も、ちょっと試すにはいい体験だ。後は好みのものだけを取ってくればいい。でも黄龍ハイキングあたりでどうやら知らず知らずに疲労がたまったらしく、朝っぱらからしつこい炒め物なんか食べられないと思うようになった。帰国時なんか、昼でも炒め物はご勘弁という状態だった。あっさりした日本食が食べたい。だから最終的な評価は、あんまり良くないといった所か。
*** 九寨溝・黄龍8月の気候と気温 ***
九寨溝は8月下旬の時点で、日中は日が照っていれば半袖で大丈夫だった。曇りや雨で気温が下がった時の情報は他のブログ等で探してほしい。夜はホテル内にいたが、集中管理の冷房が寝ている間に効きすぎることがあった。(新九寨賓館)
黄龍、8月下旬で快晴の場合、ランニングシャツに薄手の長そででも大丈夫だった。しかしガイドさんいわく、黄龍の天気は変わりやすく、ものすごく寒くなることもあるとのこと。ツアー客の皆さんは防寒対策をしっかりしていた。
*** 川主寺付近 ***
川主寺の宝石店近くの橋
川主寺というのは寺みたいな名前だが実は地名だ。ツアーの予定で、ここの宝石店に寄ることになっていた。バスの中でツアーガイドが言った。
「宝石というのは何かというと、石です。」
・・・・。
・・・・。
それ当たり前だろう。
外国旅行でツアーが提携している店に寄ると、所によってはツアー客が出られないように出口を閉じてしまって商売を始める店もある。でもここの宝石店はそうではなかった。出ようと思えば自由に出られる。売っている宝石は多様で、ヒスイ、キャッツアイ、トルコ石などどこでも見られるものの他に、珍しいものが2つあった。ひとつは紫袍玉帯といって、これは宝石というには大きい石だが、その原石は暗色層と明色層が交互に重なって縞模様を形成している。この縞模様をうまく動物などの形に生かして彫り物に仕上げた作品があった。もうひとつ、天珠という小さな、両端が先細りの円筒形をした黒っぽい宝石があった。これの表面には器用にも白っぽい円形の模様が出ていて、どうやらこの円形模様の数で一眼天珠、二眼天珠、と呼ばれるらしく、十二眼天珠まであった。
バスの中でツアーガイドが始めた商売について。まずは九寨溝特産パシュミナのショール。パシュミナとはカシミヤみたいなもので、カシミヤより良いと宣伝していた。Aタイプ(パシュミナ80%シルク20%、70×180cm)3000円、Bタイプ(パシュミナ100%、60×170cm)4000円、これを4枚買うと1万円にしてくれるという。ツアー客同士で協力して4枚にしても良い。ただし4枚の中に1枚はAタイプを含めるのが条件。
バスの中でツアーガイドが北京キャンディーと甘栗を試食させてくれた。北京キャンディーというのは、ピーナッツ入りの飴だ。何かと思えば、商売だ。配られたパンフレットには他にもお茶や松茸などがあった。乾燥松茸は1袋100グラム150元。ちなみに原色日本菌類図鑑によると、松茸には日本で知られている香り高いものの他に、香りのあまりない別種がある。ここで売られているのがどんな松茸かは私にはわからないので、実際に買った人の報告をネット上で探してほしい。
*** 雪寶頂峠 ***
川主寺を出たバスは黄龍へ向かう途中、雪寶頂峠を通る。ここは海抜4200mで、今回のツアーでは一番高い場所。ここでバスのエンジンが壊れた。予定ではほんの数分の撮影用下車だったのに、思いのほか長時間居座ることになった。私は体を低気圧に慣らすチャンスだと思い、深呼吸をした。海抜4000メートル超だが、ただ立っているぶんには何でもない。一昨日、昨日と身体が慣れたせいもあるだろう。このぶんならいけると思った。結局バスのエンジンは直らず、最終手段として別ツアーのバスに連絡をとって乗せてもらうことになった。
雪寶頂。5588m。山の天気は変わりやすい。ツアーガイドが雪寶頂のことを前もって言わないのは、それが見えるかどうかは天気しだいだから、だそうだ。この雪寶頂を頭に頂くように写真を撮ると縁起がいい、とツアーガイドが言って、その後で私は自分の写真を雪寶頂と一緒に撮るように頼んだ。撮れた写真は、私の頭から雪寶頂がずれていた。なんじゃいそりゃ!
*** 昼食 ***
昼食は黄龍ハイキングコース入口付近にて。バスが故障して遅れたので、食事は最短時間でできるだけ早く食べる。ツアーガイドがあらかじめバスの中で言うには、「たくさん食べすぎないでください。後でハイキングの時に具合が悪くなります。でも大丈夫です。ここの食事あまりおいしくないので沢山食べられません。」苦笑するしかない。実際の食事はご覧のとおり。見た目どおりの味だ。
*** 黄龍 ***
まずロープウエーで上まで行き、そこから木道を歩いて黄龍ハイキングコースに合流。800m登って黄龍古寺へ。さらに遊歩道を通り古寺背後の五彩池をぐるりと一回り。それから元来た800mを下り、今度はさらにそのままハイキングコースをどんどん下りながら黄龍を観光する。歩く前は、海抜3500mの高さで800mの上り坂というのは無茶だと思っていたが、いざその日になったら体が絶好調だ。つまり飛行機での疲れがやっと取れ、体も高地の低気圧に慣れた。それで、この800mは何ということもなく上った。
黄龍は、上の池ほど色が美しい。だから、ロープウェーがなかった頃は観光客は入口から坂を登り、上へ行くほど美しい池に出会い、最後に体力と時間が残った者だけが五彩地にたどり着いたはずだ。でも今ではロープウェーがあるので、まず最初に誰もが一番美しい五彩地を見てしまう。それから下るにつれて少しずつ池の色がつまらなくなってゆく。それでも、金色に輝く金沙鋪池やいくつかの滝が、下半分の景勝となってくれる。
黄龍の写真は次回掲載する。
私は酸素缶なしで下りてきたが、歩いている間じゅう意識して呼吸を深くした。それから、大丈夫なようでも、方向転換するたびによろけた。だから足にはキているんだろう。
*** その日のうちに成都へ ***
疲れてはいたが、予想したよりははるかに元気だった。それよりも、行きの飛行機が遅れて仮眠しか取れないまま九寨溝ハイキングに突入した2日目が一番辛かった。
時間が押していたので夕食を済ませる。もっとも、この頃には中華のしつこい料理が食べられなくなっていたので、さっさと食べて外へ出た。元気なように感じても連日のハイキングは体をバテさせていたのだろうか。
さて、バスで結構長々と移動して空港の建物が見えてきた。と思ったら、ガイドさんいわくこれは違うとのこと。九寨溝・黄龍空港の建物は、はじめ滑走路の場所を考えもせずに目立つ所に建ててしまった。その後滑走路が全然別の所に作られたので、この最初の建物は使われずに放置されることになったのだ。
ようやく本当の空港に着いた。これまでさんざん遅れた飛行機が、また遅れるのかなと思っていたら案の定。1時間遅れた時点でアナウンスがあり、飛行機はまだ成都を飛び立っていないと。航空会社から水を提供するとのこと。
21時07分の九寨溝・黄龍空港
有り余る時間をもてあましつつ空港で買ったもの。
レモン果汁と蜂蜜入り飲料。疲れていたので飲んで元気が出た。
吉祥餅。甘みのある、超大判の厚焼き小麦粉せんべい。表面にびっしりと胡麻が付いていて、黒胡麻で字が書いてある。
写真では最初の「し」が光ってしまって見えないが、「しおいしいポテトチップス」と書いてある。塩味とおいしいをかけた、だじゃれのつもりか。実際には、甘みのある、のり塩あられ。
その後またアナウンスがあり、21時55分に飛行機がこちらへ着く予定とのこと。で、成都着は23時10分、ホテルの部屋に来たのが翌日0時35分だった。5時50分にはロビー集合だから、あまり寝られない。ホテルの朝食も諦めだ。またあの「弁当」をもらった。こうして慌しく成都空港へ案内され、そこで慌しくツアーガイドと別れた。ツアーガイドはこれからすぐに残りのツアー客の所へ戻り、今日は成都観光なのだ。
上海では手持ちの元を全部は使い切れず、それでも土産を少し買った。
板式人物 中國戯劇人物 張飛 168元
銅八卦中国結 148元
マグカップ 歓天喜地嬰 55元
最後に一言、帰りの機内食はまずかった。
*** 事前に掲げたチェック項目1について ***
(私のチェック項目1・四川ツアーのメシは日本人にとって良いか、まあまあか、それとも諦めムードか。)
おっといけない、忘れるところだった。最後に残ったチェック項目について書こう。最初のうちは、食事はまあまあだと思っていた。朝のビュッフェの日本にない味や食感の飲み物・食べ物も、ちょっと試すにはいい体験だ。後は好みのものだけを取ってくればいい。でも黄龍ハイキングあたりでどうやら知らず知らずに疲労がたまったらしく、朝っぱらからしつこい炒め物なんか食べられないと思うようになった。帰国時なんか、昼でも炒め物はご勘弁という状態だった。あっさりした日本食が食べたい。だから最終的な評価は、あんまり良くないといった所か。