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病床2日目 私がネットサーフィンして何に出会うかを決めるのは検索エンジンだ [手記さまざま4]

昨日の晩に発熱を確認して、動き回るのをやめて大人しく布団に入った私が今日何をしているかというと、相変わらず大人しく布団に入っている。残念ながらコロナワクチン接種の後遺症は一晩で完治しなかった。今朝は元気だったが、昼から具合が悪くなった。

布団に入っているのは暇だし、無駄に時間が過ぎて行くという焦りがある。そこで、布団の中でもできることをしてみた。

いつの頃からか、私はネット検索の結果が昔と違うように感じていた。勝手気ままにネットサーフィンすると、昔はたまに変なサイトや残酷な画像に出会って恐かった。それが今では、何だか安心してネット検索できる。世の中が変わったんだなと、私は思っていた。ただ、「そんなに簡単に変わるほど世の中は甘くないはずだが」という意識も心のどこかにはあった。

もしもコロナワクチン接種で熱を出して寝込まなければ、私は何も気づかずにこれからも過ごしただろう。何の因果か布団から出られずに退屈して、色々なことを考えた時、ふと思った。「世の中が変わったんじゃなくて、私が愛用してきた検索エンジンが変わったんじゃないか?」

私は考えが足らない人間で、ネット上の情報がそのまま検索結果として出ると思い込んでいた。よく考えてみると、情報に何らかの方法でフィルターをかけているに違いない。そうでなければ危ない薬の売買のサイトまで表示されてしまうのだから。

どこの検索エンジンでも、それがまともである限りは、危ない薬の売買のサイトはブロックするだろう。しかし、それ以外で何を表示するかの基準は各検索エンジンで異なるだろう。

いつの頃からか私が嫌なサイトに出会わなくなったのは、私が愛用している検索エンジンがフィルターを変えたからに違いない。嫌なサイトに出会わなくなったのは有難いが、実は不満もある。以前はネット検索すると、これでもかと検索結果が出た。それがいつの頃からか、何を検索しても検索結果が少なくなった。私は「こんなものなのだろう」と思いつつも、心のどこかに「こんなものなのか?」という疑問があった。

私は複数の検索エンジンを比べてみた。その結果は、まず、何を先頭に持ってくるかが違った。そして続きを見て行くと、ヒットするサイトにも違いが見られた。きっと検索件数も違うだろうが、検索結果を最後までは見ていない。両手を動かせるとはいえ、私は今布団に入った病人なのだ。ほどほどにしておこうと思う。今日は、ここまで。