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スキャン日記 大判本とサイドライトと黒潰れ [手記さまざま3]

今回の本はちょうどA4判で、スキャナの下に台を置かなくてもスキャンできると考えた。台を置かずにスキャンしたが、実際には予想外の事態にてこずった。ある左ページの左下が妙に暗くなった。肉眼で見るとそんなに影になっていないのに画像化すると黒くなる。ページを持ち上げてみたり、パソコンのモニターを明るくして照らしてみたり、背後の蛍光灯の光が当たるように体をずらしてみたりしたが駄目だった。メインライトでは本中央部の湾曲して出っ張った所がテカる。

ページによっては全体が少し暗くなった。何をセンサーが認識して明るさを落とすのかがわからない。暗くなると心配なのが左ページ左下で、ここが黒くなりやすい。そうならない明るいページも多くあるが、時として出る暗いページのために本をサイドライトに寄せた。本をサイドライトに近づけるとページ上部がテカるがそれは犠牲にした。すると別の現象が現れた。ページ上辺が波打つ。初めは画像補正の影響かと思ったがそうではなかった。本をあまりにスキャナ側に寄せたせいだった。それがもしも平らな被写体ならば問題なかったが、実際にはページが湾曲した本だ。湾曲して出っ張った端がスキャナのカメラから見るとスキャン可能領域から外れる。こうして出っ張った所が切れた画像を平たんに補正した結果、切れた部分が逆にへこんだ。その証拠に、ページ上部にある水平飾り線はちゃんと水平になっている。前述のページ左下の件があるので本を下へずらすことができず、このままとした。


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