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カセットテープは、テープだから [  大捜索願(補完計画)]

ずっと前に「大捜索願」に出した「マンガ大行進 終了時音楽」。今回の「最後のカセットテープ補完計画」でも探した。

この録音は、最初にスターウォーズのディスコ版らしきものが少しあって、そこからクロスフェードで曲が始まっている。(UPしたmp3にスターウォーズの部分は含まれていない。)私は最初、目的の曲のほうをShazamとSoundHoundに聞かせた。でも何も出てこなかった。でも私はまだ諦めなかった。ひょっとして、まさか、今までスターウォーズとクロスフェードだと思っていたのが、実は連続した曲かもしれない。んー、ディスコ調からこういう風に変わるのはなんか変だが、でも可能性があるものは全部試す。私は録音の最初にあるディスコ調スターウォーズの部分をShazamとSoundHoundに聞かせた。スターウォーズのくせに何も出てこなかった。

私はShazamとSoundHoundを諦めた。Shazamに頼るまでもなく、最初に少し入っているのはスターウォーズなんだ。ただしディスコ調の。ならば、「スターウォーズ ディスコ」で動画検索してみるべし。すぐに見つかった。Meco(ミーコ)のStar Warsだった。オリジナルのディスクジャケットは、宇宙服を着たちょっとアホっぽい男女が腰を突き合わせて踊っている。このジャケットは前にも見た覚えがある。きっと何年も前に曲を探した時に、ここまではたどり着いていたんだろう。

でも、録音の最初の部分(スターウォーズ)はそれ単独で曲が終わりで、その後の曲(私が探したい部分)は別の曲だった。やはり番組のBGMとしてクロスフェードして使っているんだ。目的の曲のほうは手がかりがまるでない。さっき書いたとおりSoundHoundもShazamも試し済みだ。私は諦めた。とにかく、せっかく見つけたディスコ調スターウォーズだけでもカセットテープ音声と聴き比べて「補完」しよう。

すると私は気づいたことがあった。音のピッチがものすごく違う。カセットテープの走行速度は機器により誤差がある。同じ機器で録音・再生するぶんには問題ないが、違う機器で再生したりダビングしたりすると、曲のピッチが変わる。とはいえ普通はちょっとキーが違うんじゃないという程度の問題だ。でも私の場合は子供の頃に半田ごてを使って「電気いじり」をするのが好きだったので、テープデッキの蓋を開けてピッチ微調整の半固定抵抗器を見つけ出し、それを取って、かわりにリード線を出し、同じ抵抗値の可変抵抗器をテープデッキ外部に設置した。そのせいでテープスピードがかなり違うこともありうる。

カセットテープ音声はすでにデジタル化してあり、それを再生する時にピッチ調整する仕組みもプログラミング済みだ。その程度ならば幸運にもDirectShowで気楽に作れる。私はカセット音声のピッチを、ネットにあったMecoのスターウォーズと大体合わせた。

その時点でふと思ったことがあった。ShazamとSoundHoundがこの曲を見つけなかったのを、私は今まで「録音が短すぎるから」だと思っていた。でもひょっとして、「ピッチが違いすぎたから」なのか?

もしそうなら、カセット音声のピッチを修正した今、あの曲を見つけられるかもしれない。

私はカセット音声を再生し、スマホに聞かせた。たまたま指の近くにSoundHoundのアイコンがあったから、今回はたまたまSoundHoundに聞かせることになった。一発で何か出てきた。
clip_now_20181027_130642.png
YouTubeで探して聞いてみた。ビンゴだった。
https://youtube.com/watch?v=lYk8IfXIidI

カセットテープは、テープだから、そのままスマホに聞かせて結果が出ない時は念のためにテープ走行スピードの問題も考えてみるべきだ。

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