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GMO [手記さまざま2]

最近、生協から買う食品のカタログに、GMOという表記を見かける。これは遺伝子組み換え作物のことで、ずいぶん前から納豆や豆腐に見かける「遺伝子組み換えでない」という表記の、あれに関連するものだ。

これまで私は、納豆などに「遺伝子組み換えでない」の表記を見て、2つのことを考えていた。1.まず、意外と「組み換えでない」が多いので、日本に来る遺伝子組み換え大豆は案外少ないように感じられる。2.そして、そもそも遺伝子組み換え作物はどんな風にどの程度リスクがあるのか。

いずれ調べなきゃと思っていた所に今日も生協のカタログを見て、そしてそこに「GMO不分別」の商品が沢山あると気づいた。不分別というのは表現が分かりにくいが、安価で入手できる遺伝子組み換え作物を使っているということだ。そして残念なことに、今まで私が好んで注文してきた商品がどれもこれも「GMO不分別」だった。納豆や豆腐など大豆を「主原料として使う」商品にはGMO不使用がいくつもあるが、大豆が「原料の一部」という商品はたいてい「GMO不分別」だった。

ここに至り、上に書いた私の感想1.巷の商品に意外と「組み換えでない」が多いので、日本に来る遺伝子組み換え大豆は案外少ないように感じられる、が間違いだとわかった。何も書いていない商品はことごとく遺伝子組み換えだと思うべきだったのだ。

そして感想2.そもそも遺伝子組み換え作物はどんな風にどの程度リスクがあるのか、を早急に調べ、正しい知識をもってGMOに向き合わなければならない。

日本に輸入される遺伝子組み換え作物は、おもにトウモロコシ、大豆、菜種、綿実。他にもあることはあるが、流通量が少ないらしいので、過度に不安を煽らないために書かない。

遺伝子組み換えの目的は、まず除草剤を散布しても枯れない品種を作り、除草にかかるコストを削減する。次に、虫が食べたら虫の組織が破壊されて死ぬ品種を作り、殺虫にかかるコストを削減する。

遺伝子組み換えでは、ある動植物の遺伝子にまったく別の動植物の遺伝子を組み込む。交配とは異なり、まったく種の違うもの、さらには植物に動物の遺伝子を組み込むことも可能。
私は、科学的にどうかは別にして、話を聞くととりあえず生理的にゾッとする。昔ゴジラ映画でビオランテというのがあったが、あんな滅茶苦茶が現実になっていたのか。人間と犬の合成生物だって作れそうだ。冗談じゃない。

遺伝子組み換え作物の何が心配なのか。他の生物の遺伝子はいわばその体にとって異分子だから、組み込んでも機能しないことが多い。それを無理やり機能させるために、働かせるための要素も一緒に遺伝子に組み込む。それがうまく、組み込み遺伝子にだけ作用すれば良いが、他の遺伝子にも作用した場合、害になる動作をするかもしれない。

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