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ドラマの中に出てきた言葉遊び [  大捜索願(補完計画)]

子供の頃の私は自分でもそれと知らずに言葉遊びの類を面白く思っていたようだ。ドラマの筋も登場人物の葛藤も全然記憶に残らない子供だったが、単純な言葉だけを妙に忘れずにいる。そのひとつは、たぶん「ありがとう」という有名なホームドラマの一部だと思う。はるか数十年前の記憶だから記憶違いがあるかもしれないが、私の記憶の中ではこうだ。水前寺清子演じる主人公の古山新が朝寝坊している所を山岡久乃演じる母に「あらよ」というかけ声と共に掛布団をはがされ、「もっと優しく『あらた起きなさいよ』とか言ってくれないの」と文句を言うと、母は「言ってるわよ。現代はスピード時代ですからね、縮めて言ったんですよ」と言う。新は「あらたおきなさいよ、あらよ、あらよ、あホントだ」と納得する。実際と違う所があるに違いないが、とにかく一種の言葉遊びが出てきた。当時子供だった私は、ドラマの本筋とは関係ないこういう部分を妙に面白がった。あるいは、子供向け特撮番組の「ジャイアントロボ」には「てけすた」が出てきた。悪者が家に侵入してきて子供が捕まったが、その家へ運よく草間大作が訪ねて来る。しかし子供は悪者に脅されているから真実をそのまま告げられない。それで子供は玄関のドアから「テケスタだよ」とだけ言って大作をわざと追い返す。子供時代の私にはアナグラムを解読するオツムはなかったので、こういう逆から読む程度の言葉遊びがレベル的にちょうど面白く感じられた。逆から読むといえば、探しているドラマがある。はじめは「太陽にほえろ」かと思ったが、今ではむしろ「夜明けの刑事」だったのかもしれないと思い始めている。その手の刑事物だったと思う。太陽にほえろの長さんか、夜明けの刑事の鈴木刑事(二郎さん)か、いずれにせよ人情系の刑事の言葉だったと思う。「じなおなみばれなにかだは」というものだ。それを聞いた別の刑事が「はだか」に反応して誤解するが、この言葉の意味は人は互いにわかり合えるということだ。これは何年も前からネット検索しているが、見つからない。太陽にほえろの再放送も結構見たが、やはり見つからない。

上の3つの中で、ジャイアントロボだけは発見済みだ。後の2つは、まだ手がかりがない。もしもあなたが何かご存じならば、教えてほしい。

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