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忍者マン一平 第十三話 オバケオバケで年越しだ [  その他(補完計画)]

とうとう終わってしまいました。アクの強いアニメでしたが、終わってしまうと寂しいです。あと1クールやってくれても良かったなあ。

今回の話は大みそかです。寺の墓地からオバケの山田が出てきます。お盆にこの世へ来た時に、あの世へ帰りそびれたオバケです。オバケのくせに腹を減らしていて、和尚の飯を食べようとして和尚に追い出されます。

オバケの山田が和尚に飛ばされて来たのは、子供たちの樹上の秘密基地。子供たちが大掃除をしています。感心だなあ、ちゃんと大掃除するんだ。伊賀山はせっかく掃除した床にバケツの汚れた水をぶちまけて、それをバケツのせいにするものだから一平に空のバケツを投げつけられてほっぺたが膨れます。「また膨れちゃった。大晦日のバカヤロウ!」最終回も伊賀山は膨れましたね。でも今回はこれで終わりません。ダブルバカヤローなんです。伊賀山は後でもう一回バカヤローを叫びます。アゲハちゃんは今回も男子にモテモテです。服装は、上はみんなと同じトレーナー。色は黄色。下は黄緑色のミニスカートに、オレンジ色の線が入った白のハイソックス。さて腹ぺこのオバケはというと、秘密基地に食べ物はなくてガッカリですが、モテモテのアゲハちゃんを見て一計を案じます。

所変わって伊賀山の家。子分のモグラに年越しそばを作らせました。伊賀山が七味唐辛子を持ってくる間に、アゲハちゃんに化けたオバケの山田がヒュードロドロと現れます。「アゲハちゃん、どうしたの?」「ちょっと会いたくなったの。」おおー!本物のアゲハちゃんには言ってもらえない言葉だから、偽物にでも言ってもらえて良かったじゃありませんか。相手をアゲハちゃんだと思い込んでいる伊賀山は、もちろん舞い上がって喜びます。でもアゲハ、いえオバケの山田の目当ては年越しそばです。早く食べたくてしょうがない。ところが伊賀山、またドジをやって、そばをアゲハの頭にぶっかけてしまいます。アゲハの顔が本来の山田の顔になります。「アゲハちゃんの顔が、ひどい顔になっちゃった!このこのこのこの!」と自分で自分のほっぺたを叩きまくって膨れ、「年越しそばのバカヤロー!」それからやっと相手がアゲハちゃんでなくオバケだとわかって、オバケは伊賀山に飛ばされます。

オバケの山田が飛ばされて来た先は、あけびの家。あけびは晴れ着に着替えてみかんを食べながらテレビを見ています。(あけび)「ねえテレビさん、今日のあたい一段ときれいでしょ。」(テレビのニュースキャスター)「し、真実の報道を!(爆発)」あけびはいつもこのパターンですね。そこへ、ふたたびアゲハに化けたオバケの山田がヒュードロドロと現れます。腹ぺこの山田はみかんが食べたいんです。あけびは「いいわよ、アーンして。」アーンと開けた口にあけびはみかんでなくポットを突っ込む!あけびも、えぐい事しますねえ。そしてオバケの山田が正体を現すと、あけびは言います。「やっぱり。」やっぱりって、アゲハが偽物だってわかっていたのかい。さらに「ちょっとあたい好みよ。どーお?あたいって、きれいでしょ。」逃げ出したのはオバケの山田のほうでした。

オバケの山田はついに路上で行き倒れです。アゲハちゃんに扮装するかつらはかぶっています。そこへ来たのが一平と三平。アゲハちゃんが倒れていると勘違いして、家へ運んで看病します。ところが、よく見ると顔は男。

伝宅カシ夫は一平がアゲハを家へ連れ込んだと思い込み、アゲハを救いだして一平を殺そうとします。殺すとは物騒なと思いますか?ええ、今回の話は物騒ですよ。ラスト近くがとくに。でもとにかくこれで前半終了。

後半開始。オバケの山田は三平が運んできたカップラーメンを一平と三平の分まで平らげて、さらにビールが欲しいと言いだします。酔っぱらったオバケの山田は泣き上戸になったり怒り上戸になったり。果ては一平に向かって歌え、踊れと強要する始末。

酒がなくなって一平と三平がオバケにビールを買いに行かされている間に、伝宅カシ夫がやってきます。相変わらずアゲハちゃんがそこにいると思い込んでいます。伝宅カシ夫はアゲハちゃんの扮装のかつらをかぶったオバケを布団にくるんで誘拐し、一平の家には時限爆弾を残して行きます。

帰ってきた一平は時限爆弾をあと数秒のところで「柳生忍法ポパイフット」で上空へ蹴りあげて爆発させます。忍法ポパイフットって便利ですね。名探偵コナンのキック力増強シューズを靴なしで実現できるみたいな。

所変わって伝宅カシ夫の家。誘拐してきたのがアゲハちゃんでなくオバケの山田だと知った伝宅カシ夫は、オバケの顔を整形手術しようとします。なんで手術なんかするのかって?このアニメで脈絡のなさをいちいち嘆いていたらキリがありませんよ。そこへオバケを助けようとワープしてきた一平。一平はオバケの山田に踊らされ酒を買いに行かされたというのに、それでも知らんぷりせずに助けに来るなんて、偉いですね。伝宅カシ夫とその一味は「柳生忍法粘着爆弾」(柳生忍法粘着バナの爆弾バージョン)でやられます。

オバケの山田は一平に感謝して、お礼に旅行に招待したいと言います。一平の友達もみんな招待してくれるそうです。とてもいい話ですね。こ・こ・ま・で・は。

一平、三平、伊賀山、亀之丞、アゲハ、あけび、根来、風摩がトキオ駅に集まっています。オバケの山田は旅行のガイドさんよろしく旗を持っています。一平が聞きます。「ところで山田さん、どこへ連れてってくれんの?」すると山田は「私はオバケですよ。オバケが旅行に招待すると言ったら、あの世に決まってるじゃありませんか。」びっくりする一平たち。「あの世って、どうやって行くの?」「もちろん、みなさんに死んでもらってですな。さあみなさん自分のいちばんお好きなもので死んでください。(駅のホームの駅弁売りのように箱を首から下げて)えーピストルにナイフ、毒薬に毒ガスはいかが?」みんな一目散に逃げ出した!オバケは追ってきます。「こういう死に方もあるんですよ。それぇ!」と子供たちの首にロープをかけて吊るしたり、「これなら苦しくない、アッというまに死ねますぜ」とマシンガンをぶっぱなしたり、ギロチン、電気椅子、釜ゆで。車を運転して「交通事故っていう手もあるんですよ!」と轢き殺そうとします。このアニメの特徴のひとつである「視聴者がついて行けないほどキツすぎるジョーク」は、最終回でもやっぱりキツかった。

ここで徳川先生登場。話の流れから今回は徳川先生の出番がないのかと思っていましたが、最終回だから登場しましたね。「ビューティ・サロン トキオ」から出てきた徳川先生は晴れ着を着ています。このまま初詣に行くのでしょうか。いや、このアニメがそれを許してくれるわけがありません。まずは和尚が来て「待ってたぞい、わが妻よ。美しゅうなって。ささ、今年最後の口づけを」と言ってぶっ叩かれます。それから地響きがして、何事かと見ると一平たちが走ってくる、その後ろから戦車に乗ったオバケの山田が追ってきます。山田は戦車の上から機銃を掃射し、「戦争でだって死ねますよ。」と言って戦車の砲を撃ちまくる。怖すぎるから。ジョークになってないから。徳川先生と和尚まで、一平たちと一緒に逃げ回ります。オバケは戦車の砲を乱射しながら「最高の大晦日だ。ワハハハハ!」話が始まった頃とは別人の性格になっちゃってます。

(ナレーション役の学校仮面)「こうしてトキオ村の1982年は終わりました。戌年よ、さようなら。(犬を蹴り飛ばす)そして来年は1983年。イノシシよ、いらっしゃい。」そこに地響きが。「どうやらものすごい年がやってきそうです!」学校仮面は一平たちと一緒に逃げながら「さようならー!」すっかり恐い顔と性格になったオバケの山田は楽しそうに大きな砲弾を取り出し、発射。

「うわーーーーーーーー!」と全員が叫びつつ、爆発で宙に舞ったところでゴーンと除夜の鐘。おしまい。

この後、毎回恒例の忍法講座が続きますが、今回で最終回とも何とも言わずに終わります。忍法講座の最後に全員がちょっとだけ顔を出したのが、最終回だからかなと感じただけ。そういえば、その全員が最後の最後に「忍者たるもの、お○○○○を大事にしましょう」と言って終わるんですが、私にはお○○○○に聞こえるんです。テレビでそんなこと言うかな。・・・ま、このアニメなら言うかもしれませんね。プロレスラーに変装した一平がパンツ履き忘れてるという流れでの言葉だし。最後の最後まで変なアニメだったという事で。

調べたところ、TOKYO MXは、来週のこの時間はプロ野球らしいです。

私はエンディングテーマの歌詞が知りたくてネット検索したのですが、出てきませんでした。テレビ放送を聞いていて聞き取りにくい所があって、ちゃんとした歌詞情報が知りたかったのですが。
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