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忍者マン一平 第二話 美人になりたいあけびちゃん [  その他(補完計画)]

記事を書こうとネット検索していたら、一平とセイラの中の人が同一人物だという衝撃的な書き込みがあった。いのうえ よう・・・ほんとだ。世の中ってすごいなあと思った。

私は「中の人」のことを考えずに作品を見る人間だったので、中の人の話題にはとても疎いのだが、それでも忍者マン一平では珍しく中の人を意識したものだった。でもそれは一平の中の人ではなかった。鶴ひろみ。私は彼女がアゲハの中の人だということを知っていた。たぶんそれでファンになったのだろう。それから8年ほどの年月が経ち、私は鴉天狗カブトの朱雀が鶴ひろみだと知って愕然とした。昔はヒロインの声やってたのに、年とってオバサン役に回されるようになったかと思った。朱雀の年齢設定はネエチャンだが、当時の若い私にしてみればオバサンだった。

「中の人」の話題のほかにも、私が疎いものはある。私は昔、Dr.スランプ アラレちゃんを見なかった。それでもあれはものすごく有名だったので、見てない私でも何かの拍子にちらりと見る機会は何度もあった。で、忍者マン一平の第一話が始まった直後、私は「Dr.スランプ?」と思ったが、なにしろ見てないので間違っているかもと思い、前回の記事では何も言い出せなかった。でもネット検索したらやっぱりそれで良いようだ。似てる。

私は今後、忍者マン一平の全十三話について何か書こうとまでは思っていないが、せっかくだから書くことがある時には書きたい。

第二話はしょっぱなから伊賀山の女装が見られる。誰も見たくないかもしれないが。

後のほうでは根来のジェットションベンも見られる。これも誰も見たくないかもしれないが。

男の子たちは例によってヒロインのアゲハに夢中だが、今回の主役はあけびのほうだ。アゲハはブスのあけびを引き立てるための対照的な美人という扱い。

このアニメでどんな風にブスを表現しているかというと、欠伸をしたら口を大きく開きすぎて頭の皮が全部ずり落ちて顔がガイコツになる。おいおい、ホラー映画じゃないんだから。怖すぎるから。顔を映した鏡は割れる。あけびに綺麗かと聞かれたパパは頭が爆発して吹き飛ぶ。吹き飛んだ一部が食卓の上に落ちてる!私は偶然にも今日の昼にレンタルDVDでバタリアン(オバンバが出てくるやつ)を見たんだが、正直このアニメの描写のほうが怖い。そもそもこれ、ブスの描写と言えるのだろうか?

その後、あけびは鏡に・・・ではなくテレビに向かって、一番かわいい子は誰かと聞く。テレビの答えはここに書くまでもない。怒ったあけびはテレビを破壊する。あけびはついに、自分よりかわいいというアゲハへの憎しみの塊と化す。

あけびの描写がこれほど凝っているのにたいして、ヒロインのアゲハのほうは今回も特徴描写が少ない。ローラースケートが好きなんだとわかった程度。ここで感じ取れるのは、作者がヒロインのアゲハちゃんを描こうとしているのでなく、アゲハちゃんを巡る男の子たちのドタバタ劇を描こうとしている、ということ。だからアゲハはドタバタ劇のための「ヒロイン」というラベルが貼られた駒であれば良く、とくに性格付けなんか無いのかもしれない。

ここで前半終了。

憎しみの権化と化したあけびは魔法使いのおじいさんからもらった「ブスになる薬」をアゲハに飲ませようとするが、物語の展開的にアゲハがそれを飲むはずもなく、案の定、喉が乾いたあけびはうっかり自分が飲んでしまう。こうしてあけびは超絶ブスになってしまう。いや、これはブスというものではなく福笑いに見える。どんなブスでも両目が縦に並ばないだろう。

ここで登場するドスケベ和尚、今回も徳川先生に何かやるだろうとは思っていたが、今回はスカートめくりだった。

超絶ブスになってしまったあけびを見てアゲハが「あれじゃブスすぎて私より目立つもの」とズケズケものを言っているが、私はまだこれをアゲハの特徴描写と考えず保留にしている。作者はアゲハを描きたいのでなく、アゲハのこの言葉を聞いてズッコケるみんなのほうを描きたいようだから。たまたま一度だけこんな言い方をさせたのかもしれない。もう一度同様のズケズケ発言または目立ちたがり発言があった時点でセリフをアゲハの性格と結び付けるつもり。

魔法使いと勝負した一平は頑張るが、魔法使いは手ごわい。その時魔法使いは喘息の発作に襲われる。形勢逆転のチャンスだというのに一平は攻撃しない。それどころか魔法使いの背中をさすってやる。この展開は、子供向けアニメとして良いんじゃないかい。

うーん、今回も私個人は期待したほどの盛り上がりを感じなかった。シリアスな意味の盛り上がりでなくても良いんだ。ギャグの盛り上がりでも。そもそもこのアニメにはそれほどの盛り上がりが無いのかもしれない。

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