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歯根治療(7) [歯茎におでき]

治療室に呼ばれたのが1時ちょっと前、治療が終わったのが1時半ごろだったと思う。

まず歯科衛生士さんから具合を聞かれた。仕事で1時間くらい喋ると歯茎が腫れるのか歯がガチガチ当たる話などをした。歯科衛生士さんが私の歯茎を押してみて、膿が出ていると言った。歯茎の膨れた所は、やはり膿だったか。それから治療する歯だけをゴム膜から出して、ゴム膜を口に貼り付ける作業。このへんの手順は、私は何度も患者をやっているので、もう予想通りだ。(もっともゴム膜がどんな物でどういう風に歯を出し、口に貼り付けるのかは、患者からは見えないから知らない。)このゴム膜貼り付けにはどうやらコツがあるらしく、上手い人は一発でうまく行き、そうでない人は何度かトライした末に貼り付け方がいまひとつとなる。いまひとつかどうかは、患者はゴムの貼り付き具合でわかる。あきらかに一部がたるんでいるという感触があれば、後で先生が来た時に直すだろう。

ふつうゴム膜を付けるのは患者にとっては何でもなく、ましてや痛いなんて事はない。ところが私の歯茎は腫れているので、ゴム膜を付けようとして歯に力が加わるとちょっと痛かった。繰り返して言うが、歯茎が腫れてさえいなければ全然痛い作業ではない。

それから先生が来た。今回は色々やった。まず仮詰めを取った。それから、ピッピッと音のする、たぶん歯根の長さを測る機械が再登場した。細いドリルで歯根を掃除する作業も、少しだけだがあった。それから、寝たままでレントゲンを撮った。顔にタオルがかかっていたので見えなかったが、体には重い鉛のプロテクターを載せて、まず間違いなく、あの部分的な拡大レントゲン写真を撮る時の機械が歯の近くまで来ていたに違いない。歯の裏側には小さな板を当てて、それを私自身の人差し指で押さえる。長年患者をやっていると見えなくても大体わかるものだ。それが終わってから先生があまり歯を触らない時間があったが、これは後でわかった所では歯の仮詰めをしていたらしい。

ゴム膜を付ける時は上記のとおりちょっと痛かったが、歯根治療中は一度も痛くなかった。

何年も前、第1回の歯根治療の時と比べると、レントゲンを撮るタイミングが治療1日分後へずれた。これは私が考えるに、先生は前回の治療でレントゲンまで終えるつもりだったのではないか。ところが私の歯髄が一部残っていて痛がったから、その歯髄を取るのに時間を使ってしまった。それで次回の治療にレントゲンがずれ込んだのではないか。

先生がレントゲンを私に見せて言うには、後ろ側の根は根管が1本、前側の根は根管が途中から2つに分かれていて、だから根管は全部で3本。その3本の長さを今日ちゃんと測った。これでようやくスタートラインだそうだ。ここから数えて5回くらい根管治療にかかるようだ。

先生は歯髄とか根管とかいう用語は使わない。素人にわかるように、神経とか根っこの中の管とか言う。だからもしもここで使う用語が間違っていたら、それは先生のせいではなく、私が間違っているのだ。

最初に歯科衛生士さんに伝えた歯茎の腫れ、それと膿の話は、ちゃんと先生に伝わっていたが、とくに治療はなかった。帰宅後に気づいたのだが、仮詰めの舌触りが前回と違う気がする。滑らかになった。歯茎の腫れの原因は歯髄をいじってからすぐに仮詰めをしたせいのようだし、仮詰めの材質がもしも変わったならば、歯茎の腫れへの対処かもしれない。もちろん正確な所は先生に聞かないとわからないが。

次回の予約日がいつかというと、7月11日だ。2週間ちょっと先。治療が終わるのは秋、ひょっとすると冬かもしれない。

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