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「学園カーニバル」(アンソロジー)+スキャン方法考察 [  昔の本(補完計画)]

覚えている人はもうほとんどいない本だから、せめて最後にこの記事を書いてやろう。スキャン時に学んだ事も書きたい。
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私の部屋に、大昔に古本屋で買ったA5版無線綴じ漫画本が5冊ある。たしか大きな古本屋の壁に沿った書棚がムック本などの場所になっていて、その近くに、単行本コミックスよりひとまわり大きいA5版のこの手の本も並んでいた。

この5冊は今までは自室の机の下にひっそりと数十年置いてあったが、今回のスキャン作業が終わったら大半は処分することにした。今日は「学園カーニバル」(アンソロジー)の一部をスキャンした。

私個人のまったくの趣味で2作品を選んでスキャンした。私は古本屋にあった本をたまたま買ったので、作品についても作者についても知らずに買った。今回初めて興味をもち、作品と作者についてネット検索してみた。

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かえんぐるま「妖怪学園」は全4巻のコミックスとして発売されたらしい。現在中古本としてのみ売られている。「学園カーニバル」にあるXIは、「妖怪学園」全話の中ではどうやら番外的なストーリーのようだ。

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篤見唯子「楽園同盟」は単行本1冊の形で発売されたらしいが、すでにネット上に情報がほとんどない。作者は現在も活動しているが、作風はずいぶん変わった。「楽園同盟」は少女漫画的な絵柄だが、今では萌え絵を描いている。



今回スキャンした本は処分予定なので、スキャナーのガラス面に密着するようにページを開いた。すると、糊がパリッと取れてページが本から離れた。私は初め、これは幸いだと思った。本にページがくっついたままだと、綴じ代の近くがどうしても少し歪む。ページが取れれば歪みがないと思った。これが大間違いだった。ページが取れたといっても数ページまとめて本から離れただけなので、依然として綴じ代の近くは開くと歪む。さらに、スキャナーのガラス面で紙が滑ってずれて固定できなくなった。本の形だった時は本全体の重みがあるので、それがページをしっかりとガラス面に密着させ、重みのおかげで滑らなかった。今は、スキャナーのカバーをかぶせるだけで紙がずれる。仕方がないのでカバーはかぶせずにページを指で押さえてスキャンしようとしたが、それでも紙が滑って動く。さらに、指ではページの一部しか押さえられないから、ページの端が浮き上がる。結局、本に取れたページを戻して本ごとスキャナーのガラス面にくっつける方法がいちばんスキャン結果の傾きがなかった。

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