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歯根治療(5) 経過 [歯茎におでき]

処置当日、とくに痛みなし。処置が7時半ごろ終わったのでその日は帰宅後たいしたこともせず就寝。

翌朝、ありきたりの姿勢でかがんで頭を下げた時に歯がズキンとした。その後何もなし。神経がなくて歯の真ん中が大穴になったというのに、感覚があるのが不思議だ。そういえば、痛くなるかもしれないということで消炎剤と化膿止めと鎮痛剤をもらったのだが、歯髄がなくなった今、痛くなるのは一体どこの神経なんだろう。

歯茎におできができていた頃は、歯茎が腫れて、喋ると変にガチガチと歯が当たることがあった。それが、歯に大穴をあけてからは歯が当たらなくなっていたが、それがまたガチガチと当たりはじめた。歯にわずかな圧迫感もある。また歯茎が腫れてきたのだろうか。

少なくとも1日分は薬を飲むようにと言われていたので1日分つまり3回分は飲んだ。その後は飲まなかった。なぜならストレスが溜まって酒が飲みたくなり、酒と薬の相性がおそらく良くないからだ。飲むと決めたとたんにストレスが取れて気分がスッキリして別人のようになった。飲酒中も飲んだ後もとくに痛みなし。例の圧迫感だけはあった。

3日目は、リストラ後に残った職場の仕事がある日だった。説明すると、私は非常勤講師職で生きており、非常勤職はひとつの職場で数コマしかもらえない。(過去にすべての学校がコマ数制限をした時代があり、それ以来日本ではこうだ。)非常勤で生きる人間は複数の職場をかけもちして一週間の仕事を埋めてきた。私は2つの職場をかけもちしていたが、そのうちのひとつでリストラされた。もう一方が残っている。で、教師というのは授業中に教え子に説明する間ずっと喋る。すると、上に書いたガチガチと歯が当たるのが起きる。でも仕事だから喋るのはやめない。しかも情熱的に喋るほどひどくガチガチ当たって「痛い」と思うが喋るのはやめない。それで仕事から帰ると、たとえば以前に歯茎に膿のおできがあった頃には、おできがそれまでより少し大きくなっていたりした。さて今回はというと、夜中に歯の痛みで目が覚めた。たいした痛みじゃない。ズキズキ系の感覚だが、ズキズキというほどひどくない。ただ、今まで特定の格好をした時に一瞬ズキンとしただけの歯が初めて継続的に痛くなったということが、私自身にとっては珍しいことだった。

消炎剤と化膿止めを改めて飲み始めよう思った。ただし今はまだ夜だ。消炎剤と化膿止めは食後に飲むことになっているが、朝食までにまだ数時間がある。そこでとりあえず鎮痛剤を飲むことにした。

私はどこかが痛くなっても鎮痛剤を服用するという気持ちがなく、今までに医者からもらった鎮痛剤(ただのバファリンだが)が薬箱に山のようにそのまま存在する。10年くらい経った古いものから順に捨てているが、いつももったいないと思っていた。なんで鎮痛剤を飲まないのかは自分でもわからない。ひとつには不信感がある。本当にものすごく痛い時は、痛み止めの錠剤なんて何の役にも立たない。はるか昔に、子供の頃からの虫歯が末期症状になって、歯根から歯槽骨のほうへ病気が進行した時がそうだった。氷で顎の感覚がなくなるまで冷やすのが唯一の痛み止めの方法で、少しでも顎の感覚が戻ると一瞬でも耐えられない激痛が走った。夜中じゅう、冷蔵庫で大量に氷を作ってはビニル袋に入れて口に押し当てていたのを今でも忘れない。それに比べれば、他のすべての痛みがまだましに思えるので、私は鎮痛剤なしで耐えてしまうのだ。でも鎮痛剤がもったいないから、今回は薬箱の整理だと思って惜しまず使おう。

現在、バファリンを飲んで半時間くらい。さすがにこの程度の弱い痛覚だとバファリンで十分効くようだ。というか、もうじき朝日が昇るというのに眠くなったぞ。

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