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歯根治療(3) [歯茎におでき]

今日の治療は歯を補強する金属をはめるだけだというのは、1回目の歯根治療の時の記録でわかっていた。ところが30分以上かかった。

なぜかというと、歯型をもとに作られた金属がそのままぴったりはまるわけではなく、微調整をするからだ。最初にはめた時には隣の歯を少し圧して圧迫感があった。それを何度も取っては削り(見えないからわからないけど削っているのだろう)、高さも紙みたいなものをガチガチ噛ませたり歯ぎしりさせたりして確かめて調整し、最終的にはめた時には違和感がない状態になっている。削り終えたらその金属を磨き、歯科用セメントをつけて(見えないけどたぶんそうだろう)、歯にはめて、しばらく噛んでセメントが固まるのを待つ。

以前の記事で、1回目の歯根治療では大穴を開けた歯が阿蘇山中岳噴火口で、2回目はちくわだと書いたが、補強の金属がはまってみれば何のことはない、同じだ。その形は、おすしの太巻きを思い出してもらいたい。あれは巻く時には長く作るが、食べるサイズに輪切りにする。その輪切りをひとつ、横にして置く。で、この太巻きは中心の具がたっぷり入っていると想像してくれ。いま、その中心の具をまるごと抜き取った。真ん中に大きな穴、周りにごはん。いちばん外側に海苔。太巻きの輪切りを横にして置いたから、切り口が上を向いている。この切り口の所で、海苔がちょっと切り口まで巻きこんで貼りついていると想像しよう。それを超ミニサイズにすると、今の私の歯だ。実際には海苔じゃなくて金属だから、色は黒じゃなくて銀色だ。

これからの数週間は、この金属が私の歯の一部となる。・・・と思っていたら、会計の後、次回の予約がなんと2週間半も後になった。この調子で行くと、数週間では済まない。歯根治療は午前か午後の最後の時間帯に行い、しかもどうやら1日に1回つまり午前か午後だけらしい。それはわかる。ただでさえ営業時間中は仕事をしっぱなしの先生が、大変な作業を1日に2回もやれない。それはわかるが、歯に大穴をあけてからすでに1週間、仮詰めは少し歯根治療が進んでからだと思うのだが、一体いつのことやら見えなくなった。歯科衛生士さんは「歯を磨いていいですよ」と言っていたが、大穴の奥を掃除し続けるのか。

そういうわけで、次回の歯根治療記事は6月に入ってからでないと書けない。次回からがいわゆる「歯根治療」となる。

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