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歯医者に行ってきた [歯茎におでき]

歯医者に行ってきた。歯と歯茎は、半年前の定期検診の時から目立った変化はない。つまり、左下の一本だけ、歯茎を押すと時には膿がにじみ出る。量はいつも少しだけ。時にはというのは、朝起きた時とか、何時間も飲食しないでいた後。食後や歯磨き後などには出ない。咀嚼時や歯磨き時に全部出てしまうのだろう。そんなわけだから歯茎を押しても、膿がにじみ出る時と出ない時がある。それより良くもならず悪くもならないまま半年。

先生にはありのままを報告。相変わらず少し膿が出ることがあるがたいした量でないので気にしない事にした、と。先生いわく、だいぶ良くなっている、と。そうなのか?私には何も変わらないように見える。私はてっきりまた半年前のように麻酔をして歯茎の奥の方をガリガリやると思っていたが、今回は麻酔なしでできる程度に歯周ポケットの中をガリガリやるだけだった。

次回の定期検診つまり半年後にはレントゲンを撮るという。でも先生の意図は膿の出る歯茎とは関係なく、私の親知らずが傾いて生えていて隣の歯が虫歯になりやすいので定期的に検査する必要があるという意図。このまえレントゲンを撮ってから次回の定期検診でちょうど3年になるそうだ。レントゲンは大歓迎だ。小さい顎に入り組んで生えた私の歯を見るには他に手段がない。

このブログの以前の記事を読んでいない方のために解説すると、今から何年も前に、先生いわく親知らずが傾いて生えているケースでは隣の歯が虫歯になる事が非常に多く、大きな病院の先生を紹介するので手術で親知らずを取ってもらいましょうと言われた。その時に私は一言も喋らなかったが、どうやら尋常でないものすごい顔つきで拒絶反応を示したらしい。それで先生の寛大なご配慮により親知らずを温存する事になり今に至っている。

先生には例の歯の歯周ポケットだけガリガリしてもらったが、その後歯科衛生士さんに交代して全体的に歯石取りと研磨をしてもらった。今回の歯科衛生士さんはとても丁寧にやってくれた。時間をかけてという意味もあるが、それだけでなく、やってもらっている患者は感覚的にわかる。とくに歯科の常連(?)となって定期的にガリガリやってもらっていると、私の体が主張する。「この人はとても丁寧にやってくれているよ」と。歯茎には神経があるから痛みなしで治療が済むとは限らないが、丁寧にしてもらっている時とそれなりにしてもらっている時とでは痛覚が違う。丁寧にしてもらっている時の痛みは「じわっと」来て引いてゆく。それなりにしてもらっている時の痛みは「ものすごくいてーっ!さすがに何か言ってやりたいぞコノヤロウ」という痛みだ。私はガリガリやってもらっている最中から、「終わったら『丁寧にやっていただいて有難うございました』と言わなきゃ」と思っていた。治療の後で言ったら、彼女は一瞬とても嬉しそうな顔をした。あの嬉しそうな笑顔は、彼女が仕事を頑張っている証しだと私は考えた。

後日談。歯医者に行った翌朝は、歯茎を押しても膿が出ないように見えた。数日後の朝は、膿が少し出てきたように見えた。この記事の最初に書いた「目立った変化はない」という状態が続いているのかもしれない。

話は少し逸れるが、私の傾いて生えている親知らずと隣の歯との間に難しい隙間がある。言葉で表現するのが難しいが、親知らずと隣の歯と歯茎で囲まれた、いわば三角形の小さな隙間だ。ここの掃除はなかなか難しい。出来ることが限られる。今までは、フロスで汚れを取っていた。今回歯科衛生士さんから勧められたのは、いちばん細い歯間ブラシで掃除する方法だ。そんなものがうまく入るのかと気になったが、慎重に試してみると結構入る。引き抜いてみると歯間ブラシの毛全体に白いぬめりが付いていた。汚れが取れる。これは使える。ただし、慎重に隙間に入れなければいけない。入れる角度を間違えると引き抜いた時に血が付いている。

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