SSブログ

スペイン語休載のお知らせ。ちょっとハングル [テレビでスペイン語]

スペイン語休載のお知らせ。ちょっとハングル

数日前にブログに書いた事情により、残念ながら「テレビでスペイン語」のブログ掲載を休まなければならなくなった。それと同時に、スペイン語以外の番組をチェックする「ちょっと○○」のコーナーも休載となってしまう。人生は長いから、もしも半年後に再放送があれば、その時に続きを書けるかもしれない。今はとてもそんな精神状態ではないのだが。

こういう状態になる前に作ってあった記事があるので、それだけを載せておきたい。地球上を東へ向かって語学番組をチェックしていたので、古い収録を再放送しているロシア語等を飛ばすならば、次は中国語、ハングルの順で掲載のはずだった。でも、たまたま先に記事が完成していたハングルのほうを載せることになった。

**** **** ****

「テレビでハングル講座」。思わず「テレビでハングル語」と言ってしまいそうになるが「ハングル」だ。ハングルといえば、日本人にとってはまず大韓民国。韓流ブーム以来、興味をもつ日本人や、ドラマでよく耳にする日本人は多いだろう。

この番組では冒頭から日本語が出てくる。フランス語+字幕でずっと進行する「テレビでフランス語」などに比べると意外だ。でもそういえば、ハングルは日本人にとってある意味近くて遠い存在かもしれない。ドラマ等で聞くチャンスはフランス語以上にあるが、いざ学ぶとなればそれは大変だ。だから日本語での進行はとっつきやすいかもしれないな。ところでスキットの中で男性が女性に歳を聞いたのには私はかなり驚いた。韓国では相手が年上かどうかで言葉を選ばなきゃならないので、相手の歳を知る必要があるのだそうだ。歳を聞く表現も、同年代以下、年上、とくに年配の人や身分の高い人用と3種類も出てきた。こういう上下関係をとても気にする所は昔の日本にも一脈通じるものがあり、私は「おお、アジアだ!」と思ってしまった。身分の高い人に使う言葉はヨーロッパ言語にもある程度は存在するが、ハングルはその程度が違うみたいだ。番組では字幕のハングルにカタカナでふりがなが付いていた。こんな感じだ。

スヒ ッシヌn ミョッ サリmニッカ

カタカナだけでなく時にはアルファベットも使って、より正確な発音を表わそうとしている。でもこれだけではイントネーションがわからないから、やっぱり先生の発音をよく聞くことだな。ところで私は字幕のハングルを見てあることに気づいた。私は今までイタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の番組を見てきたが、なぜかそちらのほうがハングルよりもとっつきやすい。そう、英語とほとんど同じアルファベットを使っているからだ。変な話だ。遠く離れた地球の裏側の国の言葉なのにとっつきやすいなんて。そして隣国の文字のほうが馴染みにくいなんて。私は思った「ははあ、日本語を勉強する欧米人がよく情けない泣き言を言うが、それはつまり彼らにとって日本語の文字が、このハングルみたいに見えているんだな」と。でも私はまた思う。いま初めてまともにハングルに接したから馴染みにくく感じているが、それでも見ているうちに文字と発音に関連があるように見えてきた。文字の形も興味深い。これは学習のしがいがある言語かもしれない。

私は、複数の外国語を学ぶことを薦める人間だ。英語だけ知っているのも立派だが、複数の外国語を学ぶと別の何かが見えてくる。外国語の勉強のしかたが見えてくる。とっつきにくいものに出会っても泣き言を言わなくなる。言葉は、完璧を目指して学んではいけない。一度にたくさん学んではいけない。そうではなくて、先の心配なんかしないで目の前のものを興味をもって学ばなければいけない。一度に少しずつ、しかも長年続けて学ばなければいけない。
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0