今からでもテレビでスペイン語。ちょっとイタリア語 [テレビでスペイン語]
初め、私はスペイン語でなくイタリア語の番組を見ようとしていた。そしたら、今年のNHKイタリア語会話は「壊れて」しまっていたのだ。その壊れ方がすごかったので、私はなんだかスペイン語のほうへ行ってしまった。イタリア語がどんな風に壊れたのか、話が逸れるがちょっと紹介しておこう。
(この部分はイタリア語会話のほうのことだ。)毎回地球を征服しようと悪の宇宙人がやって来て、それを文法戦隊イタレンジャーが倒すのである。このイタレンジャーは子供向け戦隊物テレビ番組を思わせるマスクをかぶって登場する。悪の宇宙人はイタリア語で攻撃してくるので、これをうまく語形変化などさせて撃退する。やられた宇宙人は後でボスから、ママより恐いおしおきだべぇ。おまけにこの前は月へ行く話があり、「月に変わっておしおきよ」とか言い出す始末だ。おまけに字幕の「変わって」という漢字は間違ってるだろ。これじゃ月に変身してしまうぞ。
壊れた壊れた、NHKがついに壊れた。それで私はスペイン語を覗いてみた。スペイン語はここ数年なぜか日本で人気があるし、アニメのBLEACHでも少し出てきているようだ。というわけで見てみたら、これがイイ感じなのだ。どんな風にイイ感じなのか、紹介しよう。
番組自体が少人数の語学クラスを真似ているが、先生からして今どきのノリで肩が凝らない。生徒が5人いて、まだスペイン語を知らないような人から現地でそれなりに喋ったことがあるが体系的に学んだことはないという人まで色々だ。優等生もいれば、雰囲気作りとおだてとごまかしがうまい生徒もいる。語学クラスらしく「テストのコーナー」があるが、これが意外と面白い。生徒たちが間違ったり、ごまかしたり、うまく喋ったりするのが興味深い。
それだけでなくオープニングのアニメーションがまた面白い。ノリのいい音楽。男が朝の歯磨きをしている。そこにUFO出現! 男は急いでビデオカメラを取ってくるが、滑ってカメラを窓から落とす。男は窓からカメラを掴もうとするがカメラは掴めずに鉢植えのサボテンを掴む。男の両手はサボテンの針だらけだ。男の住居は上階にある。カメラはどんどん落ちる。男は追いかける。落ちたカメラは道をジョギングしていた女性にひっかかる。カメラを見つけた男は針だらけの手で女性に突進だ。危険を感じた女は男に強烈なアッパーカット。男は上空まで吹っ飛ぶ。そこへさっきのUFO。男を誘拐して飛んでゆく。男はUFOをカメラには撮れなかったがUFOと一体になれてヨカッタネ。
さあ、まだ「テレビでスペイン語」を見ていないあなた。今からでも遅くない。一度見てみよう。とてもイイ感じだ。
以下の部分は、私が見た過去数回の放送分をまとめたものだ。正直に言えば私自身のための備忘録なのだが。
**** **** ****
注意せよ。
発音が「ト」と書いてある場合、元の文字がtなら音標文字の[t]である。[to]ではない。
発音が「ル」と書いてある場合、元の文字がlなら音標文字の[l]である。[ru]ではない。
その他、母音が入るかどうかはスペイン語の文字を見て判断してくれ。
文アクセント(または文イントネーション)のある部分はこんな風に表示する。太字だけでは気づきにくいので上線を追加したが、この上線は伸ばすという意味ではない。
記述のすべては私がテレビで聞いたものを解釈した結果である。私自身にスペイン語の知識がないので、私の聞き間違いや思い込みが含まれる可能性がある。
**** **** ****
「やあ」と「元気?」
やあ!
¡Holla! オラ
やあ ガブリエル
¡Holla, Gabriel! オラ ガブリエル
?と!は、いちいち文頭に逆立ちさせてもう一個付け、文を挟み込む。
元気?
¿Qué tal? ケタル または ケタール?
(queはクェではない。)
¿Qué tal?には「どうだった?」の意味も有。how are you専用の語としては
¿Cómo estás?(親しい人に) コモエスタス または コモエスタス
¿Cómo está? コモエスタ
como=how
estás(親しい人に)/está=are (you)
とても元気です。で君は?
Muy bien. ¿Y tú? ムイビエン イトゥ
y=and
tú(親しい人に)=you
調子はどう?
¿Cómo te va? コモテヴァ?
元気?(字義通りに「何がありますか」の意味でも使う)
¿Qué hay? ケ アイ
**** **** ****
文法編(人称代名詞)
私 yo ジョ
君 tú トゥ
あなた usted ウステ
彼 él エル
彼女 ella エジャ
私たち nosotros ノソトロス
君たち vosotros ヴォソトロス(スペインだけ。ラテンアメリカでは使わない)
あなた方 ustedes ウステデス(ラテンアメリカでは「君たち」も)
彼ら ellos エジョス
彼女ら ellas エジャス
スペインでは初対面でも(特に若者は)túを使う。(¿Cómo estás?のように)
ラテンアメリカではなかなかtúにならずustedどまり。
テレビでは冠詞についてもやっていたが、メモする前に録画を消去してしまった。
**** **** ****
「お願いします」と「ありがとう」
お願いします
por favor ポルファヴォル
テキーラを一杯お願いします
Un tequila, por favor. ウン テキーラ ポルファヴォル
ありがとう
Gracias. グラスィアス
上の「スィ」の部分は、スペインでは音標文字の[θi]、ラテンアメリカでは[si]。
どうもありがとう
Muchas gracias. ムチャス グラスィアス
muchas=たくさんの
いろいろありがとう
Gracias por todo. グラスィアス ポル トド
todo=すべて
por=について
来てくれてありがとう
Gracias por venir. グラスィアス ポル ヴェニル
venir=来る(動詞の原形)
どういたしまして
De nada. デナーダ
**** **** ****
文法(形容詞語尾)
gracias <- 女性名詞gracia グラスィア「恵み、好意」の複数形
スペイン語でも複数形は-sでいい。そういえばチュロスもそうだ。
muchas <- mucho ムチョ「たくさんの」の女性複数形
形容詞が名詞に呼応してmuchas graciasと語尾が揃うのだ。
muchos churros ムチョス チュロス(churrosのrrは巻き舌になっていた)
bonito ボニート「美しい、きれい」男性単数
bonita ボニータ 女性単数
bonitos ボニートス 男性複数
bonitas ボニータス 女性複数
una chica bonita ウナ チカ ボニータ「ひとりのかわいい女の子」
muchas chicas bonitas ムチャス チカス ボニータス「たくさんのきれいな女の子たち」
形容詞はふつう、名詞の後に付く。でもmuchas graciasみたいなこともある。
**** **** ****
Examen エクサメン のコーナーで生徒さん役が色々言ってたけど、覚えきれんよ。ま、ぼちぼち。
zumo de naranja スモ デ ナランハ「オレンジジュース」
「ズモ」ではない。
(この部分はイタリア語会話のほうのことだ。)毎回地球を征服しようと悪の宇宙人がやって来て、それを文法戦隊イタレンジャーが倒すのである。このイタレンジャーは子供向け戦隊物テレビ番組を思わせるマスクをかぶって登場する。悪の宇宙人はイタリア語で攻撃してくるので、これをうまく語形変化などさせて撃退する。やられた宇宙人は後でボスから、ママより恐いおしおきだべぇ。おまけにこの前は月へ行く話があり、「月に変わっておしおきよ」とか言い出す始末だ。おまけに字幕の「変わって」という漢字は間違ってるだろ。これじゃ月に変身してしまうぞ。
壊れた壊れた、NHKがついに壊れた。それで私はスペイン語を覗いてみた。スペイン語はここ数年なぜか日本で人気があるし、アニメのBLEACHでも少し出てきているようだ。というわけで見てみたら、これがイイ感じなのだ。どんな風にイイ感じなのか、紹介しよう。
番組自体が少人数の語学クラスを真似ているが、先生からして今どきのノリで肩が凝らない。生徒が5人いて、まだスペイン語を知らないような人から現地でそれなりに喋ったことがあるが体系的に学んだことはないという人まで色々だ。優等生もいれば、雰囲気作りとおだてとごまかしがうまい生徒もいる。語学クラスらしく「テストのコーナー」があるが、これが意外と面白い。生徒たちが間違ったり、ごまかしたり、うまく喋ったりするのが興味深い。
それだけでなくオープニングのアニメーションがまた面白い。ノリのいい音楽。男が朝の歯磨きをしている。そこにUFO出現! 男は急いでビデオカメラを取ってくるが、滑ってカメラを窓から落とす。男は窓からカメラを掴もうとするがカメラは掴めずに鉢植えのサボテンを掴む。男の両手はサボテンの針だらけだ。男の住居は上階にある。カメラはどんどん落ちる。男は追いかける。落ちたカメラは道をジョギングしていた女性にひっかかる。カメラを見つけた男は針だらけの手で女性に突進だ。危険を感じた女は男に強烈なアッパーカット。男は上空まで吹っ飛ぶ。そこへさっきのUFO。男を誘拐して飛んでゆく。男はUFOをカメラには撮れなかったがUFOと一体になれてヨカッタネ。
さあ、まだ「テレビでスペイン語」を見ていないあなた。今からでも遅くない。一度見てみよう。とてもイイ感じだ。
以下の部分は、私が見た過去数回の放送分をまとめたものだ。正直に言えば私自身のための備忘録なのだが。
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注意せよ。
発音が「ト」と書いてある場合、元の文字がtなら音標文字の[t]である。[to]ではない。
発音が「ル」と書いてある場合、元の文字がlなら音標文字の[l]である。[ru]ではない。
その他、母音が入るかどうかはスペイン語の文字を見て判断してくれ。
文アクセント(または文イントネーション)のある部分はこんな風に表示する。太字だけでは気づきにくいので上線を追加したが、この上線は伸ばすという意味ではない。
記述のすべては私がテレビで聞いたものを解釈した結果である。私自身にスペイン語の知識がないので、私の聞き間違いや思い込みが含まれる可能性がある。
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「やあ」と「元気?」
やあ!
¡Holla! オラ
やあ ガブリエル
¡Holla, Gabriel! オラ ガブリエル
?と!は、いちいち文頭に逆立ちさせてもう一個付け、文を挟み込む。
元気?
¿Qué tal? ケタル または ケタール?
(queはクェではない。)
¿Qué tal?には「どうだった?」の意味も有。how are you専用の語としては
¿Cómo estás?(親しい人に) コモエスタス または コモエスタス
¿Cómo está? コモエスタ
como=how
estás(親しい人に)/está=are (you)
とても元気です。で君は?
Muy bien. ¿Y tú? ムイビエン イトゥ
y=and
tú(親しい人に)=you
調子はどう?
¿Cómo te va? コモテヴァ?
元気?(字義通りに「何がありますか」の意味でも使う)
¿Qué hay? ケ アイ
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文法編(人称代名詞)
私 yo ジョ
君 tú トゥ
あなた usted ウステ
彼 él エル
彼女 ella エジャ
私たち nosotros ノソトロス
君たち vosotros ヴォソトロス(スペインだけ。ラテンアメリカでは使わない)
あなた方 ustedes ウステデス(ラテンアメリカでは「君たち」も)
彼ら ellos エジョス
彼女ら ellas エジャス
スペインでは初対面でも(特に若者は)túを使う。(¿Cómo estás?のように)
ラテンアメリカではなかなかtúにならずustedどまり。
テレビでは冠詞についてもやっていたが、メモする前に録画を消去してしまった。
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「お願いします」と「ありがとう」
お願いします
por favor ポルファヴォル
テキーラを一杯お願いします
Un tequila, por favor. ウン テキーラ ポルファヴォル
ありがとう
Gracias. グラスィアス
上の「スィ」の部分は、スペインでは音標文字の[θi]、ラテンアメリカでは[si]。
どうもありがとう
Muchas gracias. ムチャス グラスィアス
muchas=たくさんの
いろいろありがとう
Gracias por todo. グラスィアス ポル トド
todo=すべて
por=について
来てくれてありがとう
Gracias por venir. グラスィアス ポル ヴェニル
venir=来る(動詞の原形)
どういたしまして
De nada. デナーダ
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文法(形容詞語尾)
gracias <- 女性名詞gracia グラスィア「恵み、好意」の複数形
スペイン語でも複数形は-sでいい。そういえばチュロスもそうだ。
muchas <- mucho ムチョ「たくさんの」の女性複数形
形容詞が名詞に呼応してmuchas graciasと語尾が揃うのだ。
muchos churros ムチョス チュロス(churrosのrrは巻き舌になっていた)
bonito ボニート「美しい、きれい」男性単数
bonita ボニータ 女性単数
bonitos ボニートス 男性複数
bonitas ボニータス 女性複数
una chica bonita ウナ チカ ボニータ「ひとりのかわいい女の子」
muchas chicas bonitas ムチャス チカス ボニータス「たくさんのきれいな女の子たち」
形容詞はふつう、名詞の後に付く。でもmuchas graciasみたいなこともある。
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Examen エクサメン のコーナーで生徒さん役が色々言ってたけど、覚えきれんよ。ま、ぼちぼち。
zumo de naranja スモ デ ナランハ「オレンジジュース」
「ズモ」ではない。
2008-05-14 11:45
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