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歯茎におでき(20) かぶせる2 [歯茎におでき]

今日の治療は一時間半もかかった。一体何をしたのかというと、まず女性が「いったん仮歯を取りますね」と言った。いったん? まるで再び取り付けるかのような言い方だ。この前歯型を取って仮歯を入れたから、次は金属でかぶせる番だろうに、と思った。前の金属のベルトはドリルで削って取ったので今回もそうかと思っていたら、何のことはない、歯茎との境目に何かの器具を差し入れてヌッポーンと取った。そんなに簡単に取れるものだったのか。それから先生登場。今日は、もうひとつ奥のアマルガムも取って一緒に治療するという。そして削った。奥の歯は明らかにアマルガムを取っているのだ。その手前の歯根治療した歯は、もう削ったはずなのにまた削るのか? それとも磨いているのか? この後女性は私に歯をかみ合わせたりギリギリしたりさせたのだが、そのさい男性も来て居合わせた。どうやらクラウンを作る技師さんらしい。男性は、私が耳にしたところでは、全顎じゃないとわからない、とか言っていた。噛み合わせを見るのに部分的な歯型ではわからないという意味だろうか? なにしろ私は歯並びが悪いから。この後ベテランの女性が来て、「歯型を取る前に汚れを取りますね」と言った。これがずいぶんかかった。意外だ。だって去年から今年にかけて、歯石を取る作業は何度もあったから。今回は歯石の他に、仮歯をくっつけていたセメントも取っているのかもしれない。それから女性は、歯茎を器具で押し下げ始めた。見えないから知らないが、感覚的にはそんなだった。これが結構イヤンな感じ。今思うと、薬を付けていたのかもしれないが。さてようやく歯型だ。上顎の左端から右のかなり奥まで。同様に下顎も。あと確か、当該部分のみの噛み合わせの歯型を取った記憶がある。それから仮歯をまた付けたが、歯を削ったからか調整が必要で、一回嵌めてみるだけでは決まらない。少し時間がかかった。ここで女性交代。ベテランから新米さんへ。この新米さんは度胸が据わっているのでこの前は感心したが、それは裏を返せば細かいことは気にしないということだった。「余分なセメントを取りますね」と言ってガリガリやり始めたが、歯茎の辺りも構わず突っ込んでガリガリやる。かなり痛い。今日び、歯石を取ったってこんなに痛くないぞ。よっぽど痛いですと言ってやりたかった。それから奥のアマルガムを取った歯の穴を仮詰めした。そして何故か、仮歯を付けた上からまた部分的な歯型を取った。実際には、仮歯をかぶせたり仮詰めを詰めた後は固まるまでじっとしているし、他にも「楽にしていてください」とか「お待ちください」と言われてただ待っている時間があるから、結局一時間半もかかった。それにしてもこの工程、ちっぽけな歯のためにここまで手をかけるのだ。

さて、最後にベテランの女性がまた来て新米さんのやった後をチェックした後、たった一言だが私に聞いた。「仮歯は白いですが健康保険で作ると全部銀色のになります。大丈夫ですか」と。来たな! 私は以前に熟考済みだったのですぐに答えられた。

次回は3週間後だそうだ。こんなにかかるとはなあ。ぐずぐずしていると4月になっちゃうぞ。他の曜日も空いてるから次回の治療が少し早くならないかと聞いてみたが、それは無理らしい。


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