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第四の生き甲斐を探します163 [手記さまざま5]

映画の中ではどうしてみんな早口で喋るのか。早口でなかったのはくまのプーさんだけだ。

いや、わかっている。これが彼らの普通の喋り方だということは。

しかし、動画プレーヤーを調節して再生スピードを落とせば、それまで聞き取れなかった話の一部が聞き取れる。だったらその早口を初めから止めてゆっくり喋ろと言いたくなる。

しかしまた、再生速度を落としても聞き取れない部分はあるし、速度を落として喋り方が変になることで逆に聞き取りにくくなる部分もある。

そして、そのことはそのままトランスクリプトでエンジンが「聞き取る」時にもあてはまると知った。

いずれは出くわすと思っていたが、トランスクリプトの「聞き間違い」が壊滅的でまったく役に立たない部分が現れた。どうしたものかと私は悩んだ。そして、私がそうであるようにトランスクリプトも再生速度を落とせば「聞き取れる」部分があるのではと思いつき、試してみた。その結果は上記のとおり。トランスクリプトの結果は通常速度で聞かせた場合と一部変わった。まともな単語になった部分、逆に変な文字列になった部分、そもそもどうにもならん部分があった。

この時点で私は、自分にとって重大な問題に気づいた。外国映画の日本語作りは、私の「第四の生き甲斐」にできない。

この作業をするには、私はトランスクリプトの力を借りなければならない。だから私は必要なトランスクリプト作業を在職中に終わらせ、来年4月の退職後にゆっくり日本語にしようと思っていた。ところがトランスクリプトの結果に思いの外ポンコツな部分があり、それは後から再生速度を落として再トランスクリプトしなければならないとわかった。でも来年の4月以降は職場に籍がないから、Office365が使えない。つまりトランスクリプトが使えない。

結局、自分に能力のないものを老後の生き甲斐にすることはできないのだ。