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ジジイ九相図 [手記さまざま6]

時には書きたいことを書きたい。たとえウケなくても。

私がネットでジョークを書くと、必ずウケない。だから、ウケないジョークをあまり書かないように努力しているが、時には書かせてほしい。

巷で若者を中心にアニメの「呪術廻戦」が人気だ。渋谷を舞台とした異能バトル物だが、諸設定に少なからず不気味さを煽る要素がある。呪胎九相図もその一つだ。私はこの呪胎九相図なるものを今まで気にしていなかったが、今朝目が覚めた時に突然頭の中に妙なものが浮かんだ。ジジイ九相図。これは、男がジジイになる時に現れる九つの段階だ。

その1、よく癇癪を起こす
これは、自分の体や思考が老化し、心身が以前のように自然に動作しなくなった事への苛立ちだ。だから普通は他人への怒りでなく、自分への憤りとして現れる。

その2、老眼になる
老眼とは、眼のピントが合わせにくくなる現象だ。特定の距離にしかピントが合わなくなる。その距離が、小さな活字を読むには遠すぎるので、文字が読めないと感じ始める。

その3、老人性イボが出来る
皮膚の老化により生じる老人性イボは、身体中のどんな所にも生じうる。

「呪術廻戦」にならい、ここまでの3つを特級ジジイと呼ぶことにする。

その4、髪の毛が細くなる
これを読んだ方は、「髪の毛が抜けるの間違いだろう」とお思いだろう。でもそうではない。禿げるかどうかは個人差があり、九相図に含められない。ただ、欧米人と比べて太く剛毛と言われがちな日本人の毛髪も、老化によって細く、弱くなる。例えば風呂上がりにドライヤーで乾かしつつ手櫛で強く擦ると、床屋へ行ったわけでもないのに短い髪の毛が沢山落ちる。つまり切れやすい。あるいは、毛が細くなるから頭皮が見えやすくなる。