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第四の生き甲斐を探します168 [手記さまざま5]

昨日の分で、語学学習は一区切りだ。仮に映画を起承転結に分けるなら、やっと「起」が終わった。まだ全体の三分の一もこなしていない。最後まで行けるかどうかは相変わらず何とも言えない。

もしも頑張って先へ進めるならば、語学学習は楽しい。しかし頑張っても先へ進めない壁にぶつかると、語学学習は苦痛だ。例を挙げたい。

奇妙な言い回しを知った。「死体を地下室に持っている」という言い回しだ。まるでミステリーで犯人が死体を隠しているみたいだが、そんなはずはないと思い調べてみると、これは過去に後ろ暗い何かを持っている、負債を抱えている、などの意味だ。語源的には、カトリック圏で洗礼を受けられずに亡くなった子供が墓地への埋葬を許されず、家に埋葬されたことに由来するそうだ。また、「(ある人が)全ての水で洗われている」という言い回しがある。これは、百戦錬磨で抜け目がないという意味だ。語源的には、七つの海に洗われた強者の船乗り、だそうだ。こういうのを知ることは楽しい。

ところが、どうしてもわからない文もある。唐突に「教皇が居合わせたのは偶然でない」と言う。もちろん教皇なんか出てこない。教皇みたいにトップにいる人物も出てこない。「偶然でない」どころか、出来事の全ては偶然の重なりだ。上に書いた「死体を地下室」みたいに決まった意味があるのかと調べたが、それもない。では「教皇」が聞き間違いか。マイクロソフトのトランスクリプトに複数回聞かせたがいつも「教皇」と出る。私が聞いて、ちょっと違うようにも感じるが、教皇のようにpapやpappで始まる語がそもそもわずかしかなく、それらを調べても当てはまるものがない。