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スカパープレミアムサービス最後の出来る限りの試み [手記さまざま2]

前回の続き。諦めきれない私は、もう一度出来る限りの事を試みた。

出来る限りの事その1
錆びついたアンテナをもう一度動かそうとする。
私は片手にペンチ、片手にラジオペンチを持って再びアンテナの所へ来た。ペンチでナットを挟んで力一杯回そうとしたが、びくともしない。暫く頑張った末、アンテナを動かすのは諦めた。

出来る限りの事その2
アンテナの表面を拭く。
前から気になっていたが、アンテナの表面には10年以上の間に付いた埃や塵があった。私は雑巾を湿らせてアンテナを拭いた。アンテナをきれいにしてから部屋へ戻り、スカパーチューナーの電源を入れて受信レベルを見た。以前と変わらなかった。

出来る限りの事その3
線を短くする。
アンテナからチューナーまでの線を、私はアンテナ+チューナーセット購入時のまま使っていた。もしも短く切ってしまってから家具の配置変えでアンテナとチューナーが離れてしまったら困るから。でも前回の記事に書いた通り、もうそれを気にする必要はない。線は短いほうが信号のロスが少ないはずだ。
線を短くするのには、私の家の事情で2種類の短縮が考えられた。まず、余った線をぐるぐる巻きにしている部分。これの長さの分だけ線をカットして短くする。もうひとつは、線をどこから屋内へ引き込むかを変える。私の部屋には鴨居よりも上に引違い型の欄間窓がある。その左端がアンテナにもチューナーにも近いのだけれども、そこはすでに窓が少し開けられてエアコンの管が通り、隙間がうまい具合に粘土と木材で埋められている。そこで私は、欄間窓の右端まで線を導き、そこから屋内へ引き込んだ。これだと、欄間の左端から右端へ行き、右端から左端へ戻る分だけ線が無駄に長くなる。ただし、線を欄間窓の左端から引き込むには既にあるエアコンの管と別の所から何とか通さねばならず、どうして良いのかすぐには名案が浮かばない。
私は、すぐに実行できるほう(余った線をぐるぐる巻きにしている分だけ線をカットして短くする)から始めた。線を切ったはいいが、再利用できると思っていた接続端子が線から取れずに焦った。結局ペンチで挟んで渾身の力で左右に引いたら、網線と、芯線を包むアルミ箔が接続端子側にくっついたままちぎれ引き抜けた。
で、気になる結果だが、今回の足掻きを行う前は、ひとつ前の記事に書いた通り46程度だった。現在は、46か47。たまに48。天候によって受信状態は変わるのだから、以前と同じなのかもしれない。もう一方の(元から受信良好なほうの)衛星は最大で89まで来るから、1ポイント位は改善したのだろうか。でもさっき書いた通り天候による改善かもしれない。仮に改善したとしても「気のせい」程度の改善だ。
こんな結果だから、苦労して欄間窓の左側に穴を設けて引き込むのは、もうやめた。