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落雷の置き土産 [手記さまざま2]

年の暮れとなり、重い腰を上げて大掃除を始めた。いま靴箱の中を濡れ雑巾で拭いたので、そこが乾くまでの間休憩となり、その時間を利用してこの記事を書くことになった。

昨日、妙な葉書が届いた。クレジットカード会社からの引き落としの通知だが、聞いた事のない名前が書いてあった。楽天コミュニケーションズ。10月分で、600円くらいの引き落とし。それは一体何だ。

楽天といえば、私はたまにネット通販を利用するから、その系統かと思った。しかしネット検索してみたらどうやら違う。これは電話らしい。でも、今まで一度だってこの名前で引き落としはなかった。それが一体なぜ今になって?

私はさらにネットで調べた。どうやら東京電話が巡り巡って楽天コミュニケーションズになったらしい。はるか昔、もういつの事だか忘れた昔、マイラインというのが導入された。あらかじめ電話会社を選択・登録しておく仕組みだ。その時うちは、東京電話にした。当時私はまだ若かったし、やる気があったから、しっかり調べて自分の家に合う会社にした。ところがその後、東京電話がなくなってフュージョン・コミュニケーションズが事業を引き継ぐという連絡があった。妙な事になったと思っていたら、そのうちに今度は別の会社が事業を引き継ぐという連絡があった。私の電話契約はタライ回し状態に陥っていた。それだけでは済まなかった。私が当初マイラインとして契約した会社は、インターネット契約を解約してもモデムを返却しなくて良い契約だった。ところがタライ回し後の会社はモデムを私の送料負担で返却してくださいと書いてきた。私は事情を説明して自分の契約ではモデムを返却しなくて良い事になっていると書き送ったが、会社はモデムを返送してくださいと書いてくるばかりだ。私はそれを不服としながらもモデムを自費負担で返送しなければならなかった。こうやってタライ回しにされ、嫌な事もあると、やる気は失せる。だからその後たとえ事業が楽天コミュニケーションズに引き継がれたという通知が来ても、もはや馬鹿馬鹿しくて記憶に残らない。きっと過去に通知が来たのだろうが、知るものか。

では、その楽天コミュニケーションズからの料金請求がずっと来ずに今になって来たのはなぜか。思い当たる節がある。落雷だ。今年の8月、雷でADSLモデムが壊れ、IP電話が使えなくなった。その事は8月4日およびそれ以降のブログ記事にも書いた。使えなくなったIP電話の契約を続けると料金だけ無駄に取られる事に気づいた私は、8月末にIP電話の契約を解約した。だからその後私の家からかけた電話の料金請求はインターネットプロバイダからでなく、マイライン契約の会社つまり「東京電話」改め「フュージョンコミュニケーションズ」改め「別の何とかいう会社」改め「楽天コミュニケーションズ」から来るわけだ。

おそらくこの推測は合っているだろう。でもまだ問題は残る。楽天コミュニケーションズから請求の内訳が来ない。600円もの電話料金が一体いつ誰にかけた電話のものなのか、あるいは相手がうちにかけてきた電話でも携帯電話からならばうちも料金を取られるはずだからそれなのか、それをはっきりさせねばならない。