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南きよみSENSITIVE [  昔の本(補完計画)]

定期的に訪れてしまう、私の飲酒中記事です。今日は、世の中から忘れ去られた女の中途半端な写真集について。



とても残念なことだが、ここ数年で私は女性に引かれなくなったと自覚している。たとえばJRの電車のシートに座っていて、両隣に女性が座る。ここで「両手に花」と思えば、それはまだ元気な男性だ。私は、ただ「ホッ」とする。ある時代からJRの電車のシートの途中に柱が立ったから、人間はその柱と柱の間(またはシートの端と柱の間)にしか座れなくなった。もしも人間の横幅がみんな同じならばそれでバッチグーだっただろうが、実際にはこの世には横幅のいろんな人がいる。デカい男があそこに規定人数座った時は、一方の肩が他方の肩に乗っかるしかない。それで10分15分ならば何でもないが、私は長距離通勤で、1時間半そのままだ。そのうちに肩が痛くて痛くて、どうにも耐え難い痛さだから肩を動かすしかない。すると隣の男性も私がゴソゴソするのが辛いらしくて動いて反応する。隣の男性は全然悪くない。でも私は肩が痛くて、もうゴソゴソするしかないんだ。でも隣が女性だと、まず例外なく肩幅が狭い。私はそれが嬉しい。私も隣の人も互いに迷惑をかけずにいられる。

話が変なほうに逸れたって?確かにそうだ。女性が両隣に座っても「両手に花」とも思わず、ドキドキもせず、「女関係では私は終わってしまったよ」という話をしていたんだった。で、こんな私が今後女の記事を書いても、書く人がこんな状態では記事もつまらなくなる。もうそういう記事は、なさそうだ。もうそういう記事がないのなら、最後に、前から女の画像で出そうかと思ってはなぜか機会を失っていた画像があるので、今日はそれを出してしまおうと思う。区切りにはちょうどいい。

元々、「時の狭間に埋もれて忘れ去られゆくものをサルベージする」というのは私の作業のひとつだ。今日出すのも、すでに世間から忘れ去られた女。ネット検索すればそれがわかる。

南きよみ。一体それは誰だろう。実は私も知らない。私はたった1冊の写真集を持っているだけだ。その表紙にいる女が何者かを私は知らない。写真集を買った当時、私は若かったから、東京の女人禁制の書店へ行ってもどぎついエロシーンは好まなくて、美しい幻を探したかった。売り場で長い間「幻」を吟味し、最後に選んだのがたまたまその写真集だった。それだけだ。蛇足ながら書くと、この写真集には女人を禁制にするような画像がない。シースルーヌードというのだそうだ。当時の私は何を考えていたんだろう。きっと、きれいなお姉さんを見たかったんだ。そのために私はわざわざ東京まで行ったのかよ!

次に私はネット検索した。するとなんと、「白蛇抄」が出てきたではないか。あの映画は不思議な魅力をもった映画だった。南きよみがあの映画のどこに出て来たんだろう。私は大昔に白蛇抄の一部を保存した。自分が良い映像だと思う所を。それを見た。南なんちゃらは出てこない。もう一度ウィキペディアを見た。あ、なんか端役っぽい。ネット上で南なんちゃら(私はすでに名前を呼んでやるだけの気力が残ってない)が出てくるのは、写真集の表紙と裏表紙を別とすれば、後はただひとつ、ビーマインというビデオ商品の情報だ。

上記のとおり私は偶然に写真集を手にしたので、ビデオ商品のことは全然知らなかった。偶然とはいえ写真集を2016年まで保持する「変な奴」となった私としては、そのビデオ商品のことが気になる。ひょっとして、そっちのほうがイイのか?比べてみたい。でも、動画が出回っているはずはなかった。年齢制限とかそういう意味でではなく、「無名」だから!
貴重なレビューを1件発見。今どきのPCの解像度でそのサイトを表示すると、レビューはわずか2行に収まってしまう。でもああっ、たった1枚ある画像の露出度が高いようなっ!写真集が負けたかな。
http://www.fwnf3633.com/minami.html

ビーマインのレビュー「オープニングからブラを外しての生着替え」
写真集では、写真だから着替えなんかしない。

ビーマインのレビュー「正面からの手ブラ」
手ブラとは、懐かしい言葉だ。で、写真集には手ブラなんかない。(シースルーヌードという位だから、手ブラなしのバストももちろんない。)

ビーマインのレビュー「おとなしそうな顔とは裏腹な大胆さが目立つ」
そうかー。写真集では・・・
minami.jpg

おとなしそうな顔しておとなしい!

ああ、ひょっとして、これは。ビデオ商品が大人向けで、写真集が「お子様」向けだったのでは。

当時「お子様」だった私には確かに合っていた。でも、世間から忘れ去られるのは仕方がないかもしれない。

だから私が、この写真集のレクイエムとして、この写真集についての「おそらく人類史上最後の」ネット記事を書いてやった。

安らかに、永遠に眠れ、写真集SENSITIVEよ。

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