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個人的記録 [手記さまざま]

少し前に、私はある放送チャンネルの記事を書いた。今回は名前は書けない。部分的にけなすことになりそうだから。あるものを評価する時には高く評価する部分があれば低く評価する部分も出てきてしまうのが常だが、風評被害の張本人にはならないように気にしながら書こうと思う。

さて、私が何をしていたか。そのチャンネルで昔の懐かしい曲をたくさん鳴らしてくれたから、喜んで聴いていた。そのうちにふと気づいたことがある。ごく一部の曲で、音が一瞬途切れた。最初に気づいたのは特撮ヒーロー主題歌集だったか、そんな感じの中の一曲だった。次に気づいたのは80年代の歌謡曲の一曲だが、途切れがかなり厳しい状態だったので気になってメモしておいた。SoundEngine Freeの振幅を見ると、はっきりと途切れているのがわかる。
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そのほかに、ほんの一瞬途切れる曲がもうひとつあった。16時間録画して途切れに気づいたのがたった3か所だし、この放送チャンネルは気楽に聞くのが目的のものだから、これは問題点というわけではない。ただ、まあ、聴いている人間としては気になる。

途切れの原因は不明。放送された番組の音声がそもそも途切れている可能性から、私の家でそれを受信する過程で途切れた可能性、そして録画の時点で音声が途切れた可能性まで、いろいろ考えられる。とにかく結果として途切れている。

それ以外で気になった曲はひとつだけ。ある曲の冒頭の音程がふらついていた。レコードの縁がよっぽど反っていたのだろうか。

こうして私は途切れとふらつきに気づいたので、もしも私のカセットテープやネット上に同じ曲があった場合、この放送の音のほうが良いと信じ込まずに比較してみようと考えた。

まずは、さっきの冒頭がふらつく曲。これは私のカセットテープにもある。カセットテープの音は良し悪しに関係なく自分の思い出として保存するから、今知りたいのは、冒頭がふらつくほうもとっておくか、それとも消してしまうかということ。カセットテープの音よりも秀でた点があればとっておく。なければ(ふらついてるし)消してしまう。聴いた限りではふらつき以外に目立った違いは感じられない・・・が、ここで白状しなければならない。現在私のPCには、ラジオ用のとんでもなくちっぽけなイヤホンが接続されている。音程のふらつきとブツブツノイズはわかるが、低音や高音がどれくらい出ているかはわからない。

そこで私は機械に頼りたいと思った。スペクトラムアナライザというのがあるはずだ。ネット検索して、WaveSpectraというのを試用させてもらうことにした。使う前は、私の使用目的に使えるかなと気にしていた。というのは、基本的にスペクトラムアナライザは入力された音声信号をリアルタイムで表示するのだと私は思う。いっぽう私がしたいのは、一曲まるまる演奏した時に各周波数の音がどの程度出たかを知ることだ。ある瞬間の出力値ではなく、一定時間が経過する間の平均値またはピーク値のどちらかが知りたい。でも大丈夫だった。WaveSpectraの測定モードというボタンをクリックして、Peakというボタンをクリックすると、各周波数のピーク値が記録される。

これがカセットの曲のピーク値。
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これが番組の曲のピーク値。
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なるほど、ノーマルカセットだから高音が出ていない。そういうわけで、冒頭がふらつく曲もとっておくことになった。もうひとつ調べたことがある。ノイズのレベルはどうか。

これがカセットテープの曲の冒頭。
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これが番組の曲の冒頭。
snr_tv.jpg

カセットテープのほうで、曲が始まる前に変な波が見えるのは、これはヒスノイズだ。番組のほうはもちろんヒスノイズなんてない。でも、カセットテープほどではないけど少し何か見える。あんまりけなすといけないのでさらりと書くが、音量を正規化するとノイズレベルはこんな感じだ。スピーカーから大音量で鳴らすのは知らないが、イヤホンで耳を傷めない音量で聴くぶんには気にならない。

この後もう一曲比較するつもりだが、今日はもう日が暮れて寒くなったので、熊が冬眠するがごとくに寝てしまおう。続きは、何か特記することがあれば後日また書きたい。

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