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DVDレンタルして怖い話を発見した [手記さまざま]

「おいおい今日もまた酒飲んで大トラかよ」のおじさんが送る、怖い話発見の記事。

大昔の作品だがアメリカでは有名なシリーズだという。レンタルしたDVDを鑑賞していて、背筋が凍って途中で視聴をやめようかと思った。話のプロットはわかっていたはずなのに、そして話が進むうちに結果は見えてくるのに、それでも怖くて背筋が凍る。

私は思った。この怖さは人体改造で偽宇宙人にされたその姿の怖さがメインじゃない。後戻りできない最初の改造注射を受けた後で妻に(一生できないと聞かされていた)子供が授かったと言われて主人公が後悔した瞬間から始まり、肉体が苦痛と共に変化し精神がそれについてゆけずに分裂する中で妻に会いたいと願う人間らしい主人公の心と、その一方で無慈悲に進められる偽宇宙人計画。そしてその顛末。それを1時間かけてじっくり描かれることの怖さ。

だから、この話を知らなくてネット上の偽宇宙人の画像だけ見た人が「ふうん、たしかに不気味なクリーチャーだけどこの程度なら見なくていいや」と思ったならば、それはこの話の本当の怖さを体験せずに終わったということだ。

とはいえ、細かいことを言えばご都合主義的な部分はある。人類はTheta星人とやらの子供をどうやってつかまえてきたんだ。そんなことができるなら「偽宇宙人計画」よりももっとましな案が出るんじゃないのか。そして、このドラマで主人公にとって妻は唯一の心の拠り所であり、妻は夫の唯一の完全なる理解者だが、妻帯者の方は「現実世界にはそんな都合のいい連れ合いはいないよ」と首を横に振るかもしれない。

そのへんに目をつぶっていただけるならば、あのネット上に画像のある不気味な偽宇宙人が動く姿と、それを超えて本当に怖い話を体験するために、DVDをレンタルするのも一興かと私はお勧めする。

アウター・リミッツ(リメイク版でないほう)
第1シーズン
第3話
「ゆがめられた世界統一」
原題:The Architects of Fear
レンタル専用DVDがあり、現在レンタル可能

このDVDを借りると、第1話の発光する不気味な宇宙人も一緒に視聴できる。さらに特典映像のスチール写真を見ると、まるで発光しているかのように見える宇宙人がどうやって撮影されたかもわかる。(わかってしまうと非常に基礎的な技術。)

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