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夢十夜 第四夜 ウルトラマンみたいなのだ [手記さまざま]

子供っぽい夢を見た。ウルトラマンみたいなのだ。昨晩、チャンネルNECOで緊急指令10-4・10-10が始まったのに気づいた。前に撮り損ねてから何年も番組表をチェックし続け、ようやくまた放送される。たぶん、これが夢の引き金になったんだろう。

場所は大きな池のある公園か? それとも港か? とにかく水がある。巨大な星人はその水の中に半身を浸け、陸の上の少年に向かって言う。「どうだ、大好きなウルトラマンに殺される気分は」ああそうか、この星人はウルトラマンに化けているつもりなのだ。ザラブ星人かよ。でも外見はウルトラマンというよりも赤いバルキー星人だ。少年は恨めしそうな顔をする。星人は自分の右手につけた武器で少年を狙う。勇者ライディーンのゴッドゴーガンが小さく赤くなったみたいのだが、ボウガンの仕組みになっていて、もう一方の手を使うことなく星人の意志で発射可能だ。歴代ウルトラマンにこんな武器はないと思う。カメラはまた少年を映す。と、そこには少年でなくMATだかZATだかUGMだかの戦闘機が。少年はなんと戦闘機に変身してしまった。そんなアホな。あるいは、少年は戦闘機に乗り込んだのかもしれない。星人が武器を発射するのかと思ったら、それよりも早く戦闘機が星人の武器に体当たりだ。なんとそのまま武器の中へ潜ってしまった。そしてそのまま星人の腕の中へ入ってゆく。ジョジョの奇妙な冒険で肉の芽の触手が承太郎の腕に入ってゆくようだ。そのまま頭へ行くのか?いやウルトラマンだからやっぱり・・・うん、やっぱりカラータイマーだ。にせウルトラマンのカラータイマーのピコンピコンと戦闘機がひとつになる。星人は爆発か?あれ?何も起こらない。意外だな。場面は変わってどこかの小さな公園。ナレーションが言う。「星人はまた自分の空想の世界へ逃げ込んだ。」なんだよそれ。向こうから、樹に女の子の顔が付いた小さな別の星人が来る。現実的な表現をするなら、樹の着ぐるみを着て顔だけ出した女の子が来る。「パパ!パパ!」どうやらにせウルトラマンの娘らしい。もうウルトラマンの姿はしていない。夢だからよく見えないが、ただのおじさんの姿だ。おお、娘よというわけで近寄ろうとすると、何かおかしい。樹に女の子の顔が付いているのでなく、樹の着ぐるみの顔の部分はレンコンの穴みたいに向こう側まで筒抜けで、女の子はその後ろにいる。走ってくるのは顔の部分に穴のあいた樹の着ぐるみだけだ。着ぐるみが走ってゆくと後に女の子が残される。人間の子だ。どうやら星人の娘は人間になってしまったらしい。おじさん、つまり元にせウルトラマンは助けてくれー!と叫んで逃げる。追いかける着ぐるみ。そこでカメラは女の子のほうを映す。その隣にはいつのまにか、あの少年が。少年は女の子に話しかける。「ぼく大変だったんだよ。ダンゴムシとかね、カマキリとかね」なにやら虫がいっぱいいて大変だったらしい。どうやら着ぐるみが虫の化身らしいのだ。画面には映らないが、元にせウルトラマンの星人は虫の化身につかまったらしい。しばらくして、カメラはそっちを映す。そこにはもう星人の姿はなく、そのかわりに何か大きなキチン質の壺のようなものが。その中に湯気と泡の立った液体が満たされている。そこから星人の声がする。何て言ったかは夢だから忘れてしまった。とにかくこの声が最後のオチだった。もうこりごり、とか言ったのかもしれない。カメラは壺の縁あたりをズーム。するとそこだけ液体に変化が。液体の奥から何かの泡が出てきて、水面でボコッという。The End。目が覚めたら朝だった。
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blueclouds

というわけでチャンネルNECOで緊急指令10-4・10-10を見ようと思うのだが、オンラインカスタマーセンターで登録情報を受け付けてくれない。お客様番号等を確認したが間違いが見つからない。向こうのサーバーのシステムエラーかもしれない。少し待ってみよう。
by blueclouds (2008-10-01 07:02) 

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