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北海道(道東) [旅行 国内]

ここに紹介するのは、私が過去に体験した旅行の覚え書きです。これから旅する人の参考にしてもらうと同時に、ここに来てくれた人から私の知らない旅のオススメ情報をもらうのが目的です。

旅の感想は人それぞれに違うので、あなたが旅で良かったと思う所を私の覚え書きがけなすこともあるかもしれませんが、その時はどうかご勘弁ください。

**** 以下、北海道(道東)覚書 パッケージツアー 2000年 ****

以前の沖縄離島巡りほど面白くはなかった。北海道は広大で、どこまでもまっすぐな道が続いていると聞いていた。なるほどそうだが、すでに外国のだだっ広い平野を列車で走ってきた私にはたいしたことはなかった。

山間部はどこまで行っても山、平野はどこまで行っても畑という感じ。

夕張や日高の町も、町並みがまばらなただの町で、どうということはない。ただ、夕張から日高へ行く途中の山あいの道路で、バスの車窓から鹿が見えた。あまり大きくなく角もないのでメス鹿か子鹿だろう。たった一頭でこっちを見ていた。

結局三日間の行程のうち、最初の一日は飛行機とバスを乗り継いでひたすら移動するだけで終わってしまった。

オンネトー
エメラルド色の湖オンネトーだが、まる一日移動してきて到着したのは暗くなってから。エメラルド色さえよくわからない。

阿寒湖
暗くなってから到着した阿寒湖。もっとも、湖畔で一泊して翌朝見てもたいしたことはなかった。マリモの生息地は奥地で全然見えないし、ただの湖だ。

弟子屈(てしかが)900草原
ぐるりと360度見渡せる高台から牧草地を見た。しかし良かったのは景観ではなく、放牧してある馬だった。子馬が可愛かったので写真に撮った。後でも書くように、今回の旅行は景色の見所よりも動物との接触のほうが面白かった。

摩周湖
山に囲まれた神秘の湖というから小さいものだと想像していたが、予想に反して大きかった。しかし景観は阿寒湖、網走湖など今回見てきた他の湖よりも良い。湖岸から続く山肌を霧(雲?)が這ってくる光景は他では見られない。湖の沖合いに小さな島がひとつあるのも面白い。もっともこの島は小さく見えるが直径100m位はあるらしい。

硫黄山
摩周湖から見える所にあり、遠くから見ると山の斜面から硫黄の煙が立ち昇っている。近くで見ると、箱根大涌谷と同様のもの。大涌谷と同じく鶏卵を硫黄で黒くして売っているのを母が買いたいと言い、行ってみたのだが、卵はみな硫黄の煙に当てているだけで全然黒くない。それで買うのをやめた。

浜小清水原生花園
晴れたオホーツク海と砂浜を見下ろせる緑の丘。知床旅情の歌詞に出てくるハマナスというのを初めて見た。バラ科というだけあって茎にトゲがいっぱいある。花の時期は終わりに近く緑色の丸い実が目立っていた。それにしても、オホーツクというと寒い、北、流氷というイメージがあったのに、夏の晴れた日のオホーツク海はやさしくてすがすがしい感じだ。北の海じゃないみたい。

知床一湖
知床半島のウトロ町の近くにある。一湖から五湖まであるそうだが、時間の都合で一湖のみそれも遠くから眺める。

知床遊覧船
ウトロの町の港まで戻って遊覧船に乗る。港にすでにカモメが寄ってきていたが、この遊覧船は知床半島の海岸線の奇岩を見せることの他にもうひとつ、カモメの餌付けという趣向があった。こっちのほうが楽しい。かっぱえびせんを買って乗船する。初め母が船尾でいくらえびせんを差し出してもカモメが来ない。右舷左舷でえびせんを出している人のところにはたくさん寄って来る。すぐわかったが、カモメは飛びながらえびせんをくわえて飛び去るので、船尾でえびせんを差し出してもくわえた後で飛び去る方向に人や船など障害物があると来ないのだ。左舷でやってみたらすぐ来た。しかしこのカモメ、飛ぶことにかけてはプロだ。寄ってきて、船と同じ速度で飛び、近くで一度狙いをつけてから正確にパクリとえびせんをくわえて飛び去る。このえびせんが「やめられない止まらない」のは人間だけではないらしく、飛び去ったカモメはすぐに弧を描いて戻り、まるでバスケットの連続ゴールよろしく何度でもパクリパクリとやる。それが実に上手い。当然、上手くてその場を独占する奴と、なかなか餌にありつけない奴が出てくる。パクリとやるのはいつも同じ奴。時々横から別のがパクリとやって、小競り合いをしたりする。いつもパクリとやる奴は上手いが、「パクリ」が上手くない奴もいて、そいつがパクリとやると指まで一緒にくわえやがる。結局、今回の旅行で一番気に入ったのは景色でも宿でもなく、このカモメの餌付けだった。

オシンコシンの滝
ウトロの町からそう離れていない所にある。オシンの滝とコシンの滝かと思ったら、そういう意味ではなかった。階段を上って滝のすぐ近くまで行ける。

網走
網走湖畔の宿に泊まった。湖の景観はまあまあだが、網走という名前を思い出すととたんにイメージが悪くなる。今では網走は花の街としてイメージアップを図っているそうだが、それは難しいだろう。むしろ、その昔受刑囚が山林を切り開いて道を作るのに駆り出され、人としての扱いを受けずに死んでいったという話をガイドから聞いたことが、ためになった。

北きつね村
前に母が行った時はきつねが沢山ついてきて困ったそうだが、今回の場所はちょっとしかいなかったので、別の場所なのだろう。この日の朝食時にパンを取っておいたので、それをきつねにくれてやる。階段の上で雨宿りしている三匹がいたので近づいたが、すぐには反応しない。だがえさをくれるとわかるや否や寄ってきた。パンを階段の柵ごしに投げていたが、時々柵に当ってパンは下に落ちる。そのうち、パンが柵に当って落ちるのがいらだたしくなったのか、一匹が階段を駆け下りてきた。見ると、口いっぱいにロールパンをまるごとくわえたまま私の足元に来て「もっとくれ」と催促している。この状態でパンを放ったら、口にくわえたパンはいったいどうするつもりなんだろう。思わず「ハハハ、お前、まずそれ食えよ」と言って笑ってしまった。

層雲峡
奇岩の連なる見所・層雲峡も、バスの車窓からの観光ではたいして見ることができない。右窓の近くに座っていれば、左車窓から見える奇岩は見えない。逆もまた同じ。加えて危険防止のために、今ではかなり多くの部分をトンネル内通過となってしまい、見ることができない。はっきり見られたのは下車観光した銀河・流星の滝だけ。

美瑛
丘の街といわれ、南フランスの小麦畑の丘陵地帯に似るといわれるが、それはその通り。ただ、美瑛の丘陵地帯自体は広いものの、絵になる景観をもつ部分は限られている。

富良野
ラベンダーで有名になった富良野。そもそも富良野がラベンダーの街として一般に知られるようになったのは、「北の国から」の一シーンかららしい。この富良野も美瑛と同じように、見渡す限りのラベンダー畑というわけではなく、絵になるラベンダー畑は富良野のごく一部にある。

**** 覚書ここまで ****

あなたが体験した旅行で良かった所や、逆に良くなかった所など、情報があったら教えてください。


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