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腰痛と散歩とネコ [手記さまざま2]

まともに歩けない。困った。セカンドオピニオンとやらを考えなければならないかもしれない。痛風でお世話になっている整形外科に腰痛も相談し、MRI検査もしてもらったが、結局なんの治療もしてもらえない。前かがみにならないこと。それで駄目ならコルセットで動きを制限する。それで駄目なら特注のコルセットを作る。積極的な治療がひとつもない。自然治癒を待つということか。何年か後に自然に治るのならばそれもありかと思っていたが、今年は暖かい季節になっても腰が痛い。腰痛自体は重度のものではないが、歩くと無意識に体が腰をかばう。それで歩き方が変になり、膝や股関節や親指の付け根あたりが痛くなる。むくみはあるが重症化しないので痛風による炎症ではないと思う。それに痛風発作ならば、両足の膝と左の親指が一斉に痛くなったりはしない。不思議とどこか1か所が痛くなるのが痛風発作だ。今日も夜に散歩に出たが、膝と股関節が痛くなってきた。頑張りすぎて膝などの痛みを悪化させるのが本当に体に良いことかがわからないので、残念だが早々と帰宅した。

病気の暗い話ばかりを記事にするのはつまらないので、ネコの写真撮影のことも書こう。私の腰痛散歩は退屈なので、何か散歩中の楽しみはないかと探している。ネコに遭うのはいちばん楽しみだ。私は腰痛のせいで変な歩き方をするので、日中に人のいる時に恥をさらしたくなく、夜に散歩することが多い。夜にもネコはいる。でもよく見えない。何よりも、かわいいシーンに出会っても写真撮影できないのが残念だ。暗すぎて何も写らない。その時ふと思い出したことがある。私のビデオカメラには暗闇で撮影できる赤外線機能が付いている。あなたのご想像のとおり、この赤外線機能は実際には使い道がなく、なんで付いてるのか不思議なくらいの機能だ。しかしひょっとして、初めてこの赤外線機能が役に立つかもしれない。ネコの撮影に! 足腰が悪くなってビデオカメラを使うこと自体がなくなっていたから、せっかく買ったビデオカメラを使う機会があるのは有難い。動画はブログにUPすると残り少ない容量を多く取られるから、静止画撮影にする。私はビデオカメラを片手に散歩を開始した。そして今日もネコがいた。あまり近くでカメラを構えるとネコが逃げるから、遠くから望遠で撮った。私は予想していたことがある。赤外線機能というのは、カメラから赤外線を照射してその反射光をレンズで受けるのだろう。遠く離れた被写体には赤外線がまともに届かないのではないか。
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私の予想は当たった。ネコの輪郭はわかるが、これでは面白くない。でもせっかくビデオカメラを持ち出したのだから、もう少し試そう。すぐ近くにもう一匹いた。暗くて肉眼ではよく見えなかったがきっとネコだ。撮ってみた。
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ネコだった。これは足だ。望遠で撮影したから、肉眼よりも大きく見える。でもつまらない。
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これは、最初のネコの尻だ。尻なんぞ見たくないぞ。
私は家に帰ろうとして歩いた。すると別の場所にもう一匹いた。近所の家の駐車場の暗がりに、よく見えないが十中八九ネコという感じのものが見えた。私はビデオカメラを構えた。しかしここは暗すぎた。液晶画面に何も写らない。きっとピントが合っていないからよけいに見えないんだ。私は何とかしてピントを合わせようと色々調節した。そのうちにネコらしきものは私の視界を横切ってどこかへ行った。そりゃそうだろうなあ、ネコにしてみれば、自分のほうに向いて何やら機械を構えている人間がいつまでも立ち去らずにいたら、嫌だよなあ。

結局、ビデオカメラの赤外線機能は本当にどうにもこうにも使えない機能だということが、よくわかった。

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