SSブログ

人生最後の旅行は京都墓参 (3) [手記さまざま2]

色々考えた。行き帰りとも通勤ラッシュを避けなければならない。前の記事に書いたが、私は長時間立っていることができない体になってしまった。何としても東京まで座って行かなければならない。だから行きはまだ5時台のうちに家を出る。帰りは13時台に京都を出れば17時頃には家の近くまで戻れる。これで通勤ラッシュは避けられるが、それでも座るのは無理かもしれない。東京駅に通じる電車を甘く見てはいけない。いつだって人が多い。だから行きは時間をかけてでも最寄り駅よりも下り方向に少し行き、そこからより確実に座って行く。帰りは待ってでも東京駅始発の電車に乗る。万一座れなかった時、私は自分の健康を守れる自信がないのだ。

京都市バスについても調べた。京都駅から五条坂へ行くのは市バスの206だけ。市バスは観光客で混雑するという情報があるが、墓の坂道を登るので精一杯の私はどうしても墓のすぐ近くまで公共交通機関で行かなければならない。混雑等のトラブルに備えて、行きの新幹線が京都に着いてから帰りの新幹線が京都を出るまで4時間を確保した。もしもバスが時刻表通りに来るならば、10分待たずに次が来ることも確認した。たとえ渋滞でも、4時間あればどうにでもなる。

次にやるのは、JRの駅で新幹線の指定席を確保することだ。目的の新幹線が満席ならば他を探さなければならず、座席の確保できた新幹線の時間に従ってその前後の予定を微調整しなければならない。私はそう考えていた。でもネット検索するうちに、私の間違いがわかった。

まず、何日に行くべきかということ。乗車券はいつ乗っても同じ値段だが、特急券のほうは違う。8月に乗ると、9月に乗るよりも片道200円高い。(東京から京都までの新幹線。)私は次の月曜日に行くつもりだったが、9月1日に行けば往復400円安上がりだ。

それから、私はついJRというのは日本全国JRだと思ってしまい、SUICAで改札を入ったら京都の改札をSUICAで出るものだと思ってしまった。でも実際には、SUICAはJR東日本のカードだ。関西でも提携により使える交通機関はあるが、東京から京都までの全区間に有効ではないらしい。SUICAは都市圏の交通機関に使うカードなのだ。だから京都までは切符を買うことになる。片道600キロ以上の往復乗車券は1割引になる。