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随想 [  PC-98x1(補完計画)]

親というものは何歳になっても自分の子供は子供に見えるという。昨日、親が外から帰ってきて私にプレゼントがあると言った。ペンギンの抱き枕だった。この歳のおじさんにペンギンは辛い。しかも抱き枕だから、巨大なペンギンだ。私は対応に困ったが、とりあえず丁重にお断りした。別に動物の形をしていなくても抱き枕として機能するだろうに。どうしても動物というならば、せめてアザラシくらいにしてほしかった。そこで私は、いくらでも売っていそうに思えたアザラシの抱き枕をインターネットで検索した。そうしたら、あるにはあるが、思ったほど売っていなかった。アザラシが流行ったのははるか昔だからだろうか。いやそれ以前に驚いたことがある。抱き枕といえば実用的なものだ。そのはずだった。ところがネット検索して出てきた画像の大半が、エッチな漫画絵の抱き枕ではないか。中にはエッチでないのもある。おそ松さんの抱き枕。それはそれで、おじさんはどう反応していいかわからない。世の中がここまで来ているなら、いっそのことエッチな抱き枕というのはどうか。私は画像を見ていった。そして落ち込んだ。知っているキャラクターがいない。知っていたのはレールガン女だけだったような気がする。自分がアニメ関係から遠く取り残されているのはとっくに知っていたが、いざその現実をまのあたりにするとやはり落ち込む。何とかしなきゃと思いながら延々と生きている自分が辛い。アニメは、かろうじて境界のRINNEはまだ見ている。高橋留美子の作品はハズレがない。でもとにかく抱き枕は、エッチなのもエッチでないのもやめた。例の巨大なペンギンは、いま母の部屋で宙を見つめている。

いけない、前置きが長すぎて外出時間が近づいた。そう、抱き枕は実は前置きだ。本題のほうを数行で片付けて私は外出の用意をしなければ。ようするに抱き枕を諦めた私は、他に何かないかと「ついでのネットサーフィン」をしていた。そうしたら昔のPC-98ゲームのデータベースと称するサイトに行き当たった。
https://refuge.tokyo/pc9801/pc9801.html
これが、ものすごい数のゲームを紹介している。昔のものばかりに興味を示すのは私の残念な所だが、それでも何かに興味があるのは、何も興味がないよりはいい。このサイトを余暇に見ていったら、何日も、いや何週間も楽しめるのではないか。

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