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昔のマンガ本を捨てる(68) [  昔の本(補完計画)]

JOJOを片っ端から捨ててゆく、その3回目です。

マンガ本の撮影ばかりしてはいられなくなりました。当分の間は、毎日続けて記事を書くのは無理のようです。でも暇を見つけては少しずつ本を撮影する作業をし、記事としてUPできる分量が溜まったら記事にしようと思っています。



第4巻。ブラフォードとの水中戦になったジョジョ。水中では息ができない。こういう時人は息をするために水面に出ようとばかり考える。だがジョジョはなんと、逆に湖底へ潜った!漫画には、その理由も書かれています。こういう、どんでん返しにも匹敵する意外性もまた、読者を引きつける魅力です。ただしこれはあくまでもフィクションですから、実生活で応用しようとは思わないほうが良いですね。湖底に空気を封じた岩がなければアウト。空気のかわりに有毒ガスが出てきたらアウト。フィクションとして楽しむことにしましょう。

そしてジョジョは、水中のための青緑波紋疾走(ターコイズブルー・オーバードライブ)。さらに鋼を伝わる波紋疾走、銀色の波紋疾走(メタルシルバー・オーバードライブ)。とどめは山吹き色の波紋疾走(サンライトイエロー・オーバードライブ)。

最期に高潔な精神を取り戻して消滅したブラフォードと違い、タルカスは残虐非道、改心なし。ここでツェペリとジョジョは、「生命磁気への波紋疾走」を使って無数の葉っぱをくっつけグライダーにするという技を見せます。でもついに、読者がツェペリにお別れする時が来ました。私は波紋カッターの頃から数々の珍しい波紋技をワクワクしながら見た読者なので、ツェペリが死ぬのは残念でした。ツェペリの師トンペティはこう予言します。「古からの死臭ただよう密室で、幼な子が門をひらく時、鎖でつながれた若き獅子を未来へと放つため、おのが自身はその傷を燃やし、しかるのちに残酷な死を迎えるであろう」死ぬ前にツェペリは深仙脈疾走(ディーパス・オーバードライブ)で自分の生命エネルギーをすべてジョジョに捧げます。ジョジョの生命波紋とツェペリの生命波紋、ふたつの相乗作用でジョジョは圧倒的な力を得てタルカスを倒します。

次にジョジョが出会うのはツェペリの師トンペティ、その弟子ダイアーとストレイツォ。ツェペリを失ったかわりに味方が増えましたが、そこにディオも現れます。ディオはすでに王者の貫禄を漂わせています。
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第5巻。JOJOの第一部はここで完結です。ディオに立ち向かうのは、まずツェペリの修行仲間にして親友のダイアーです。彼も相当強いらしいですが、相手が"人間であることをやめた"吸血鬼のディオでは事情が違いました。全身を瞬時に凍らされ、バラバラにされてしまいました。彼の最期の雄姿を出しておきましょう。
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次にディオに挑むのはジョジョです。ジョジョは、高潔な精神を取り戻したブラフォードから託された剣を手にします。その柄にはLUCKの文字、そしてそれにブラフォードが添えた血文字のP(=PLUCK)。その傍らではディオの手下たちとストレイツォの闘いが始まります。ディオの手下たちは血管針攻撃。これは第二部でも出てくる攻撃方法ですね。さてジョジョはというと剣でディオを一刀両断にしようとしますが、ディオの冷凍攻撃はそれを上回り、剣とジョジョの手が凍ります。しかしジョジョはディオに食い込ませた剣の先を火であぶっていた!闘いを何手先まで読めるかの勝負はジョジョの勝ちとなり、ジョジョはディオに山吹き色の波紋疾走を食らわします。でも相手は吸血鬼のディオ、波紋を食らいながらも目からビーム!実際にはビームでなく体液を飛ばしています。現実に水圧で金属を切断する装置がありますが、それの吸血鬼版でしょう。この時は辛くもジョジョはこれを回避。ディオは波紋が頭に伝わる前にみずから首を切断し、頭だけの姿となりながらも消滅をまぬがれましたが、ジョジョはそのことを知りません。

その後、ジョジョとエリナは結婚。新婚旅行は汽船でアメリカへ。ところがなんとジョジョは船の中でディオ(の頭)に出会います。ディオはジョジョの肉体を自分のボディにしようとたくらんでいます。ここでディオはまた目からビーム!
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今度はビームがジョジョの首を貫きます。その後もエリナを助けようと無理をしたジョジョは命を落とし、彼が最期にふりしぼった波紋でディオを汽船ごと海に沈めることだけは成功します。私は、ジョジョの命がけの闘いを思えば、今は第三部のことを口にしたくありません。我々読者はひとまず、ジョジョは自分の命と引き換えにディオを葬ったのだと信じようではありませんか。第三部が始まるまでは。

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