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記録 [  VHSビデオ(補完計画)]

ブログの記事を書かない日が多いが、実は毎日たくさんの時間を使ってあることをしている。忙しすぎる。でも満足する結果が出てからブログに書こうとすると、ひょっとすると永遠に何も書けないかもしれない。今回の記事は毎日の作業の推移を自分用に書きとめたメモをほぼそのまま写したもので、記事の最後が唐突にプツリと途切れている。これが今の私の状態を如実にあらわしている。



経緯概略(フェーズ1~3)

VHSビデオテープやDVD-Rからエンコードした動画にカクカクを見つけて焦った私は、作成したavi,mp4のほとんどすべてが逆テレシネしていないことを知って再エンコードが量的に無理だと思い、DirectShow filterでリアルタイムに動画カクカクを低減できないかと試し、それが前途多難だと思ってやはり再エンコードしなければならないと思い、心が揺れ動いた。



フェーズ4

DirectShow filterプログラミングを中断した私が次にやろうとしたのは、特定の動画だけ再エンコードすることだ。VHSビデオテープを天袋から降ろしてきて再再生・再録画・再エンコードするのは量・時間・手間すべてが現実的でない。そこで元がDVD-R(コピーガードのないvob)の動画のみ逆テレシネを目的に再エンコードすることにした。



元がDVD-Rの動画はVHSビデオテープに比べるととても少なく、何とか再エンコードを終えられそうだった。しかし少ないといっても数十枚あるので、いくつかに分類して順序よく作業しようとした。

1.すぐに取り出せ、中身は「1回だけ録画可能(CPRM)」になるより前のスカパーなど画質が良いもの。これはAviUtlの自動24fpsが使えるはずで、ノイズも少なく気にする項目が少ないはずだ。これを最初に済ませる。

2.すぐに取り出せ、中身はVHSビデオテープからDVD-Rにダビングしたもの。これはAviUtlの自動24fpsが間引きフレーム認識を誤ると思われ、自動フィールドシフトを試さなければならない。しかしまたノイズも多く、自動フィールドシフトだとノイズが縞となって出るかもしれない。多くの項目を気にしながら作業することになるだろう。

3.まだ元気だったころに語学勉強用に外国で買って来たもの。作業が長引き仕事が始まり忙しくなるかもしれないので、これを別個として後回しにする。

4.すぐには取り出せず、作業に時間がかかるもの。後回し。3.とどちらが先かは不明。



かくして作業が始まった。いちばん作業が楽なはずの1.でさえ、後から改善点に気づき後悔することがあった。

a.映像読み込みは、vobが1つの動画にはMPEG-2 VIDEO File Readerを使い、複数のvobにまたがる動画は仕方がないのでDVD2AVIを通すという所までは滞りなく決定し進めたが、最初のうち(ミラーマン、赤影、メガロマン、世にも怪奇な物語、ケーキ屋ケンちゃん、緊急指令10-4・10-10)はMPEG-2 VIDEO File Readerを使う場合のwavを得るのにAny Video Converterを使っていた。その結果音ずれが生じ、音声位置を合わせるのに多くの時間を費やした。その後、DVD2AVIで出力したwavだと音ずれが生じないことに気づいた。

b-1.スペース1999を再エンコードしテスト視聴していた時、全画面表示に引き伸ばすと宇宙の暗黒に目障りなブロックノイズが明滅するのを発見。黒焦げ死体(注:SFドラマの1シーンである。現実の死体ではないので誤解せぬように)が動くシーンはどうかと見てみると果たしてブロックノイズが気になる状態、しかも以前にエンコードした動画のほうがノイズが軽い。とくに暗いシーンにノイズが見えると察した私はミラーマン#1を見てみたが、これも以前にエンコードした動画のほうがノイズが軽い。元動画にすでにブロックノイズがあり、それをmp4にエンコードするさいに今回はqualityを19まで上げたのでノイズまで再現してしまったのだろう。quality23では元動画の質が悪い場合にノイズをうまく紛らしてくれる。今回の再エンコードでは贅沢に高画質化し、贅沢にHDD容量を使っていれば後悔しないと考えていた私は、qualityが高いほうが結果が悪いと知ってショックを受けた。とくにこだわりのある黒焦げ死体とミラーマン#1はquality23でエンコードをやり直し、そのさいノイズ除去(時間軸)フィルタを閾値を低く調整してかけた。スタートレックはスペース1999と同様に宇宙の暗黒のシーンがあるが、こちらはデジタルリマスター版なのでそもそもノイズがなく問題なかった。

b-2.翌朝、黒焦げ死体(注:重ねて言うがSFドラマの1シーンであり現実の死体ではない)とミラーマン#1のノイズ除去(時間軸)フィルタあり版(quality19/quality23)を見てみたが、ノイズ除去(時間軸)フィルタなし版とそう変わらなかった。今は朝日の光でかなり明るいので細部が見えにくいのかもしれない。ノイズ除去(時間軸)フィルタなしのquality19は宇宙の暗黒のブロックノイズにとりわけ暗い点がチカチカするのは確かだ。昨日はこれを目障りだと感じたのかもしれない。しかしquality23にしてもノイズ除去(時間軸)フィルタを適度にかけても(とりわけ暗い点はないものの)ブロックノイズ自体が絶えずチカチカすることに変わりはない。ノイズ除去(時間軸)フィルタを極端にかけたものを作って見比べることにした。それが同日薄暗くなってから出来、ノイズ除去(時間軸)フィルタなし版と比べた。ノイズ除去(時間軸)フィルタをかけても白っぽいブロックノイズはどうしても出る。これは元動画の質に由来しデジタルリマスター版や今どきの地デジ放送でもない限りは出ると思われる。細部質感の保存を優先し、ノイズ除去(時間軸)フィルタなしのx264-quality19を保存することにした。



1.(=すぐに取り出せ、自動24fpsが使えるもの)がほぼ終わり、次に私は2.(=すぐに取り出せ、自動24fpsが使えないもの)にとりかかった。今回は逆テレシネが目的なので自動24fpsが使えなければ自動フィールドシフトを使うことになり、ノイズが横縞になって現れるのでないかというのが大きな問題点だった。果たして、<<映画1>>でも<<映画2>>でもノイズは横縞になった。元動画の画質が悪くノイズが多くあると、それがインターレース解除の時点で横縞化し、とくに自動フィールドシフト(映画/アニメ)では広範囲に明らかに縞として残る。この点でAviUtlのインターレース解除「自動」は美しい。何らかの処理で縞を消しているのだろうし、ひょっとすると細部表現を犠牲にして縞を消しているのかもしれないが、とにかく美しい。以前にエンコードした動画は自動を使ったはずで、美しい仕上がりだ。でも今回は逆テレシネが目的だから自動は使えず、自動24fpsも誤動作するから使えない。自動フィールドシフトは横縞が気になる。手動24fpsプラグインがあると聞いていたのでネットから取得し試そうとしたが、<<映画1>>が5フレーム毎でなく6フレーム毎に同じ絵があることに気づいた。そんなことがあるだろうか。元がPALのVHSでそれをNTSCに変換ダビングしたからそうなるのだろうか。どうやらそうらしい。NTSCは毎秒60フィールド/PALは50フィールド。フレームに換算すると毎秒30フレーム/25フレーム。この差、毎秒5フレーム分を埋めるための6フレーム毎の水増しだ。だからこれはテレシネではない。24fps化してはならない。するならば25fps化だ。でもAviUtlには25fps<-30fpsという設定はない。では<<映画2>>のほうを手動24fpsでインターレース解除してみようと思った。すると冒頭のビデオ発売元ロゴにはっきりと横縞が出た。そんなものは以前にエンコードした動画にはない。インターレース解除方法を変えてみてもなぜか横縞は消えなかった。60fps読み込みをしたらやっと縞が出なくなった。試すことがいちいちうまく行かず、私は疲れてしまった。疲れきった私は気力をなくして、そもそも逆テレシネをするかしないかの選択肢に立ち戻った。もしも逆テレシネをしないのならば「自動」を使ってインターレース解除した動画がすでに出来ている。その全部がカクカクと見えるのではない。どこかにあるごく一部のシーンがカクカクするだろうという話だ。インターレース解除の中では「自動」がいちばん美しい。それでも横縞を気にしながら再エンコードするのか。とりわけ思い出深い<<映画1>>/<<映画2>>は60fps読み込みを試した。その他は

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