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フラットベッドスキャナのガラスの内側を自分で掃除する [手記さまざま]


スキャナを使い込むと、そのうちにガラスの表を拭いただけでは取れない裏の汚れが付く。最初のうちは気にならない程度だが、どんどん使い込むと汚れもひどくなり、スキャン結果に影響しはじめる。

私のスキャナの場合、裏面全体が雲って、しかも読み取り機械が動く部分だけその曇りがなく、結果的にガラスの中央に帯状に他と色の違う部分が出来てしまった。他にも小さい部分的な汚れが映り込んだ。

例を挙げよう。下の画像は昔の雑誌からのスキャンだが、渡辺満里奈というおニャン子的な人が写っている。でも、顔に縦線が入っている。
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次は小林美和子という、私は覚えていないが昔ファミリーマートCFに出たという人だが、体の真ん中に縦線が。
FILE066.jpg

これらの縦線はもちろん心霊写真ではなく、スキャナのガラスの汚れによるものだ。

メーカーは、内側はお客様が自分で掃除できません、専門職に任せてくださいと書いている。でも、専門職にやってもらうと金がかかるし、ガラス内側の汚れが目立つということは結構使い込んだスキャナだから、万一いじって壊れても本望という気持ちがある。今まで1万何千回使ったか知らないが、よく動いていると思う。そんなわけで万一壊れてもいいという条件つきで、自分でスキャナの蓋を開けてみた。

私のスキャナはエプソンだが、上に書いたとおり使い込んでいる古い型だ。今どきのとは構造が違うかもしれない。

用意するものは、スキャナ本体、十字ドライバー、マイナスドライバー、拭くための布、もし使うならばガラス面掃除用のクリーナー等。

まず外側を観察する。普通は十字ドライバーが使えるネジで外蓋が留めてあるはずだ。私のスキャナの場合、ネジはたった2箇所だった。
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試しにこの2つのネジを外してみた。外蓋はわずかに動くものの、すぐに取れる感じではない。また外側を観察する。スキャナの脇の数箇所にツメのようなものがある。これで留めているのかもしれない。
scanner2.jpg

ツメ部分をこじ開けるために、こんどはマイナスドライバーを使う。ただし無理をしすぎるとプラスチックの本体が破損する恐れがある。慎重に行う。すると、今回は幸運にもツメを外すだけで蓋は取れた。さらに幸運なことに、蓋部分と本体部分をつなぐコード類がまったくなく、蓋は完全に本体から分離できた。もしも蓋と本体がコードでつながっている構造ならば、コードを付けたまま掃除するか、またはどこにどのコードがどういう状態で差してあるかをちゃんとメモしてからコードの差込部分を外して掃除し、後で元通りに差し込まなければならない所だった。
scanner3.jpg

ガラスの裏を布で拭く。私は簡単に息を吹きかけては布でこすった。それでも曇りは取れるが、結構きれいに拭いたつもりでも、スキャナの蓋を閉めて使っているうちに脇のほうに曇り(拭き残し)を発見した。汚れを残さず取るために、ガラス掃除用のクリーナーを使うのもいい方法かもしれない。

最後に、くどいけど確認。全部のフラットベッドスキャナがこの方法で掃除できるとは限らないし、素人が蓋を開けたら壊れる可能性だってある。それは自己責任で納得してから掃除するべし。

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