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九寨溝・黄龍 (2) [旅行 海外]

九寨溝・黄龍 (2)

この記事は九寨溝・黄龍ツアー体験記だが、個人の感動の記録でなく、できるだけ「これから行く人の参考になること」を織り交ぜて書こうと思う。


*** 酸素缶持ち込みの件 ***

黄龍用の酸素缶が旅行会社から1本プレゼントされるが、さらに自宅にたまたまあった酸素缶を自分で日本から中国へ持って行く件。事前の電話でも空港のツアー用カウンターでも「ひょっとしたら持ち込めるかもしれない」ようなことを言っていたが、いざチェックインカウンターに行ったら酸素缶は高圧ガスに該当するのでスーツケース内も駄目、機内持ち込みも駄目、その場で没収だった。


*** 午後出発コースの恐怖 ***

中国は広い、なんてことは今さら言うまでもないが、今回私はそれをもっと認識しておくべきだった。つまり、上海から成都(四川省)まで行くのは、成田から上海まで行くのと同じほど時間がかかるのだ。事前に旅行会社から送られてきたパンフレットでは成都着や発の時刻が空欄になっていた。私は国内線だという勝手なイメージから、まさかそこまで時間はかかるまいと勝手に思い込んでしまっていた。それで、家をゆっくり出られる午後出発コースにして何の心配もしていなかった。

ところがいざeチケットをもらったら、成都着が翌日の0時10分予定だ。つまり真夜中だ。ホテルで寝るのは1時以降間違いなし。しかも日本との時差1時間を考えるなら日本時間での2時過ぎまでベッドに入れないことになる。しかも翌日の九寨溝行き飛行機が6時40分発だ。ホテルを出るのは5時台確定だな。なんだこりゃ。ろくに寝られず標高2000mのハイキング強行か?これは異常だ。


*** 事前に掲げたチェック項目4について ***
(私のチェック項目4・このツアーの5日目は実際にはどんななのよ。)

eチケットをもらってわかったが、帰りの成都発飛行機は7時45分。早い。成都での観光なし確定。パンダのパの字もなし確定。ちなみに、旅行中のガイドさんいわく、数年後には観光客がパンダをだっこすることは不可能になるらしい。ワシントン条約だか何だかの事情だとガイドさんは言っていた。

実際に旅を終えた結果としては、上の時間に成都を出ても、日本に着き、さらに自宅へたどり着いたのは21時を過ぎてからだった。ツアー最終日は帰るだけだった。


*** 使い残した元の両替について ***

ちなみに、中国元はずいぶん残ってしまい、空港で円に両替した。そのさい成田空港では10元札以下の小額紙幣は扱ってくれない。20元札以上が両替可だ。10元札や1元札などは可能な限り中国で使い切ってしまうことだ。

話がいつのまにか帰国時のことになってしまった。さあ、出発時の話に戻ろう。


*** 中国国際航空の機内食(成田-上海) ***

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メインは焼きそばの上に白身魚を載せて、その上にスクランブルド・エッグを載せたもの。食べる前は「珍しい取り合わせだ」と思ったが、卵で焼きそばの味がマイルドになる。私は気に入った。どうも「いまいち」のものが多い機内食の中で、タイ航空のタイカレー以来、美味しく食べられた機内食だった。


*** 中国国内線は遅れるのが当たり前 ***

中国の国内線飛行機は時間どおりに飛び立たないと思うべし。

飛行機は無事に上海に着いたが、ターミナルに接続するバスがいくら待っても来ない。飛行機の中で待機。近くに座っていた、事情に詳しい人が教えてくれたところでは、毎回毎回こうだそうだ。バスはあっても運転手がいないのだそうだ!

やっと上海空港ターミナルビルに入った。もちろん現地係員が待っていて、次のチェックインを済ませてくれる。(成都は警備がとりわけ厳しいそうで、成都までの航空券を日本ではもらえず、スーツケースも成都まで直行せず、チェックインもスーツケースを預けるのも中国の乗り継ぎ地でふたたび行わなければならない。)成田で受け取ったeチケットでは成都行きは20時55分発だったが、上海のカウンターで23時25分発に変更された。さらにその後の変更で翌日0時10分発になった。成都まで2時間以上かかるらしいが、ホテルに着くのは何時だ?寝る時間はあるのか?翌日の成都発九寨溝・黄龍空港行き飛行機は6時40分発なのだが。


*** 上海空港でうどんを食べる ***

とにかく出発まで、時間だけはたっぷり出来た。何か食べておかなきゃならない。たまたま見つけた空港内のレストランに、なんと「うどん」があった。

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プーアール茶

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海鮮うどん 具は海鮮で日本風ではないが、つゆの味は日本のうどんだ。
メニューに日本語あり。


*** ふたたび飛行機の遅れ ***

さて、やっと乗った飛行機はいつまで経っても動かない。そのうちに乗客が周りじゅうで騒ぎだした。私は中国語がわからないので、飛行機がなんで飛ばないのかわからない。しまいには何人もの乗客が出口に押し寄せた。一体どうなっているんだ?

0時10分発ということで23時台に飛行機に乗り込み座席に座りシートベルトを締めたが、結局飛行機が離陸したのは2時ごろだった。少しでも睡眠をとろうとしたから正確な離陸時間はわからないが、とにかく成都に着いたのは午前4時30分。あんまり遅れたので着いてから窓口で1人600元の払い戻しがあった。ツアーの予定では成都に着いてからホテルに案内されて少し寝てから起きてまた成都空港へ行き、九寨溝・黄龍空港行き飛行機が6時40分発となっていた。ところが飛行機が遅れに遅れて4時30分に着いたから、ホテルに行く時間なんかもうない。そのまま九寨溝・黄龍空港行き飛行機のチェックインだ。私は時々仮眠するだけの状態で一晩じゅう過ごし、そのまま翌日の標高2000mハイキングに突入してしまった。

ちなみに、私の場合はeチケットの記述「20時55分発」が最終的に翌日2時ごろ発という猛烈な遅れとなったが、さすがにここまでの遅れは珍しいそうだ。後で合流した北京経由のツアー客の飛行機は、2時間の遅れだった。
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