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歯ブラシメモ(10) ソニッケアー その3 [歯ブラシメモ]

ソニッケアーの試用を始めてから2週間が過ぎた。そろそろ、特別な歯磨き剤なしで使った時の結果を考察しても良いだろう。

前にも書いたとおり、電動(音波)歯ブラシ ソニッケアーが歯と歯茎の境目の食べかすを落とす能力はきわめて高い。普通の歯ブラシでこれを完璧にこなすのはとても難しいので、それだけでも価値がある。

前のレビューでは問題点も書いた。その問題点がその後どうなったか報告しよう。

操作性が悪いために自分の意思に反して歯茎に強く当ててしまい、チクッとしたり、ほんの少し血が付いたりする件は、その後少しずつ操作に慣れ、今ではブラシに血が付くことはない。とはいえ、ソニッケアーの操作に慣れるまでには少し日数がかかると思ったほうが良いだろう。

操作に慣れるということは、ただブラシを強く当てなくなっただけでなく、自分なりの使い方を発見するということでもある。私は他の歯ブラシで磨いた時も、なぜか右下の歯と歯茎の境目に食べかすが残りやすかった。私は考えた。右手で右奥歯の表側をブラッシングすると、ブラシを正しい角度で当てられないのかもしれない。そこで、右手人差し指をほっぺの裏側にひっかけて引っぱり、奥歯との間を広くして鏡でよく見ながら「左手で」ソニッケアーを操作した。その結果、今のところ食べかすは落ちているように見える。

私の下の前歯の根元は、歯と歯の間が奥まっていて食べかすが残りやすいが、こういう所はソニッケアーの公式サイトに書いてあることを参考にして、小さく上下、または左右、または円を描くようにブラシを動かす。こうすると食べかすが落ちやすい。これはつまり、毛先の位置を動かすうちにどこかでブラシが食べかすに正確に当たる一瞬があるということだ。毛先を奥まった所に入り込ませるようにして小さく動かしながら、その一瞬を探っているのだ。

操作の基本ももちろん忘れてはいけない。この歯ブラシは、私自身がブラッシングしてはいけない。私はただ毛先を「軽く当てるだけ」だ。ブラッシングはソニッケアーが勝手にしてくれる。

問題点はまだあった。歯磨き剤を付けて磨くと飛沫が飛び散り、そこらへんじゅう歯磨き剤の飛沫だらけになる。私は観察した。とりわけ飛沫が飛ぶのは下の歯の、それも前歯からせいぜい小臼歯までだ。歯磨き中に唾液がたまり、それが飛び散るらしい。そこで毎回のブラッシングはまず(いちばん唾液がたまりやすい)下の前歯の裏側、次に表側、そして犬歯と小臼歯の順にした。口の中に唾液がたまる前にここまでを片付けてしまえば、後はそれほど飛沫は飛ばない。以前のように鏡が一面飛沫だらけになることはなくなった。(もちろん他にも方法はあるだろう。他の歯からブラッシングを始めて、下の前歯にとりかかる前に唾液をペッと吐き捨てても結果は同じかもしれないが。)

最後に、ステイン除去について。実は私は数ヶ月前に歯根治療をした時にもソニッケアーを使ってみた。ただし小臼歯の上面だけだ。臼歯の上面には窪みがあるが、ここがずっと黒かった。当時の私は自分が熱心にブラッシングしているのを歯医者さんに見てもらおうと、まずは普通の歯ブラシでよく磨いた。でも窪みの黒ずみはまったく取れなかった。それならばと、長年仕舞ってあったソニッケアーを引っぱり出し、これで毎回熱心に磨いた。でも2週間が過ぎても何の変化もなく、歯医者へ行く日になってしまった。そんな経験がある。さて今回のレビューではどうだったかというと、試用開始から2週間が経った今、小臼歯の上の黒ずみに変化は見られない。前に試した時と同じだ。ソニッケアーのサイトによると2週間でステインを54%除去するそうだが、それにしては、小臼歯だけでなく、奥歯(大臼歯)の周りについた黒ずみにも変化が見られないし、前歯の一部にある黒ずみも同じだ。着色汚れについては、特別な歯磨き剤の助けなしに2週間使ったところ効果は見られなかった、と報告しなければならない。

今後の予定。今度はライオンの美白歯磨き剤ブリリアントを試す。つまり試用の対象は歯ブラシでなく歯磨き剤だ。この特集のタイトル「歯ブラシメモ」から逸れてしまうが、歯医者さんからソニッケアーとの同時使用を勧められたので、やらねばならない。


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