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歯ブラシメモ(8) ソニッケアー その1 [歯ブラシメモ]

今まで9本の歯ブラシをレビューしてきた「歯ブラシメモ」だが、今度は音波歯ブラシのソニッケアーにとりかかった。

*** 知識編 ***

そもそもソニッケアーとは何だ。そして、どのように使うべきなのか。まず初めにこれをはっきりさせるのが大事だ。

ソニッケアーのサイトを読むと、この歯ブラシは毛先が高速で動くことにより生み出される液体流動力によって歯をきれいにする物だそうだ。液体流動力と、ブラシが直接歯に当たるブラッシングの両方でプラークを除去するという。同サイトの別のページによると、液体流動力というのは毛先が直接当たっていなくても、そのほんのわずか(数ミリ)先の汚れをきれいにできるらしい。

磨き方は普通の歯ブラシと違うのか。サイトによると、歯茎の線に向かって上向きに45度の角度でブラシを向ける。・・・どういう意味だ? 上の歯茎のことを言っているのか? 上の歯でも下の歯でも上向き45度なのか? うーん、後で考えよう。

できるだけ多くの毛先が歯に当たるようにブラシの角度を調整する。

軽く歯に当てる。同サイトの別のページによると、手磨きのブラッシング圧の1/2から1/3でブラッシングすることが意図されている。つまり歯や歯茎に押し付けてはいけない。

長い毛先が歯と歯の間に入るように、約2秒間小さく円を描くように動かす。そして隣の歯へ。なんか妙に面倒なことを書いているな。でも今までだって私は歯と歯茎の境目に沿っていちいちブラシを動かす方向を変えていたのだから、その面倒さと変わらないかもしれない。

歯と歯の間のプラークも効果的に洗い流すと言いながらも、歯と歯の間の完全なクリーニングにはフロスも使うことを勧めるという。エリートシリーズは毛先の2-3mm先のバイオフィルムを除去することができるそうだが、歯間は3mmよりも奥があるからな。

歯磨き粉をつけると泡が飛び散ってしまうので、使用中は口を軽く閉じると書いてある。私は今のところ、これには懐疑的だ。だって、個々の歯と歯茎の境目に適切に毛先が当たるようにするには、鏡を見て毛先の当て方を変えなければならないじゃないか。口を閉じたままでそれができるか?

ところで、ソニッケアーにはアドバンスシリーズとエリートシリーズがある。「実証された効果」という所を読むと、ソニッケアーの中でもとくにエリートシリーズの効果や、エリートシリーズがアドバンスシリーズよりも優れていることが書かれている。

でも、私が持っているのはアドバンスだ。何年も前に母が買ってくれたので、値段までは知らない。試しにインターネットで検索してみたら、エリートシリーズで一万何千円。試用のためだけにエリートシリーズを買う気にはなれない金額だな。使用は現在持っているアドバンスでしよう。
(ちなみにソニッケアーのサイトには、エリートがアドバンスよりも20%も多くプラークを除去できると書かれている。アドバンスでレビューを書かなければならないのは残念だが仕方ない。)

それでは「実証された効果」の中で、アドバンスシリーズにも共通で書かれているのは何か。ソニッケアーは手磨きよりもクロロヘキシジンのステイン除去に優れ、2週間で54%も除去することができたそうだ。この項目には「エリート」の文字はない。

ソニッケアーのサイトから得た情報はここまでだ。使う前に充電しろなどの、私がすでに知っている基礎知識は省いた。あと、私が個人的に発見したことを書こう。ソニッケアーのブラシ部分には磁石が付いている。この磁石は結構強力だ。磁気に弱いものは近づけないようにしよう。

*** 実践編 その初めの一歩 ***

早速試してみた。最初だから、まだ歯磨き剤は付けずに水だけで試した。気づいたことが3つある。

その1。歯と歯茎の境目の食べかすが恐ろしいほど落ちた。私の口は右上の犬歯が前に出ていて、そこの歯茎との境目に入り込んだ食べかすが落ちにくい。デンターシステマでピンポイント攻撃して有効な場合もあるが、なぜかうまく取れないこともあり、その時は楊枝に切り替えている。いずれにせよ歯と歯茎の境目を何度もこすらなければならず、やっかいな場所だ。今日はソニッケアーの毛先を歯と歯茎の境目に軽く当て、そのまま少し長めに振動させておいた。すると、なんと、しつこくこすることもなく食べかすが落ちてしまった。歯茎をこすって傷めることがない。これには私は「うーん」と、うなった。今まで9本の歯ブラシを試用して、歯と歯茎の境目がきれいになるかどうか何ヶ月も調べた。そのさい、どんな歯ブラシを使ってもやっかいな場所は何度もこすらなければ食べかすが落ちなかった。それが、あっけらかんと落ちてしまうとは。今まで私は何をしていたんだろう。とはいえ、まだ初日の体験にすぎない。たまたま今日は落ちやすい食べかすだった可能性だってある。正しい結果は長期使用して初めてわかる。

その2。こいつは普通の歯ブラシのようには持てない。うまく歯と歯茎に当てるには、コツを会得しなければならない。ソニッケアーで口内全部を磨いたのは数年ぶりだと思う。だから使い方のコツはすっかり忘れている。今日は適切な場所に毛先を当てにくくてブラッシングに苦労した。普通の歯ブラシとは別物だと思って「操縦方法」をマスターしなければ。とはいえ、磨いているうちに少しずつ慣れ、最後には奥歯にも結構毛先を当てられるようになった。こいつの「操縦方法」を毎日マスターしてゆくのを楽しむくらいのほうがいいな。

その3。ソニッケアー本体に付いているタイマーは短かすぎる。途中で止まってしまうから、何度かスイッチを入れ直さなければならない。


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