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歯ブラシメモ(1) はじめに [歯ブラシメモ]

歯ブラシメモ(1) はじめに

私は前に歯ブラシのレビューを始めたけれども、いざ始めてみるととても難しかった。毎回いっしょうけんめい考えて書いているのに、磨き方その他の条件で結果が変わってしまい、レビューを書いた後から後悔した。そこで、やり方を変えてみた。

1.歯ブラシ試用の期間を長くし、考察のポイントを細分化する。
2.タイトルは「歯ブラシ対決」から「歯ブラシメモ」に変更して控え目にする。

各歯ブラシは、短くても一週間は連続使用し、朝昼晩磨いた。仮に性能の良い歯ブラシで汚れをきれいに落としたとして、その後別の歯ブラシを使用するうちに毎回の磨き残しが積み重なって目立ってくるまでに、一週間はかかる。つまり一週間以上連続使用して初めてその歯ブラシの癖が見えてくると考えた。

条件を同じにするために、すべての歯ブラシの試用期間中は、同じ一種類の練り歯磨きを使った。使った練り歯磨きはクリーンデンタルL。歯周病予防に重点を置いた製品で、汚れ落としに関してはごく普通の性能。デンタルリンスは使用しなかった。

磨き方は鏡を見ながら、私の歯並びの悪い歯によく当たるようにブラシの角度を気にしつつブラッシングした。磨き残しを染色してチェックはしておらず、それでも目で見てわかるほどの磨き残しを主に問題にしている。鏡を見ながら磨く人は多くないだろうし、磨き残しを染色チェックする人は逆に多いかもしれないが、この考察が私のレビューである以上、私の磨き方でやらせてもらわなければならない。ご理解いただきたい。

ここでの考察は、次の3点

歯と歯の境目の奥に届くか
歯と歯茎の境目がきれいになるか
歯の平らな面がきれいになるか

これらを分けて考えたい。

「歯と歯の境目の奥に届くか」については、説明が必要だ。普通の歯と歯の境目ならば、多くの歯ブラシで同様に毛先が届くだろう。しかし、すべての人間の歯並びが良いとは限らない。私は歯並びが悪く、ある一本の歯が奥へ引っ込んで生えており、その歯と隣の歯の間が非常に奥まっている。そういう場合にその歯ブラシがどこまで対応できるかを検証するのが、この項目だ。なお、ここでは「届くかどうか」だけを見ている。その奥に大きめの食べかすが詰まっている場合には、残念ながらどの歯ブラシを使っても掻き出すことはできなかった。その場合は細い楊枝状のもので掻き出すしかない。

「歯と歯茎の境目がきれいになるか」は、各レビューであまり差のない結果を書くことになる。今回の実験の結果、歯と歯茎の境目をきれいにするのは歯ブラシの永遠の目標のように思えてきた。どの歯ブラシが良いという判断は難しく、むしろ歯並びによっては磨く人が磨き方を細かく気をつけることのほうが大事だ。また、1本の歯ブラシに頼るのでなく、歯間ブラシや楊枝状のものと併用してきれいにすることを勧める。それでも、特筆すべき特徴をもつ歯ブラシはあったので、その点には触れた。

現在、以下の歯ブラシのレビュー、試用比較、考察が完成している。次回以降の掲載で数回に分けて紹介したい。これ以外の歯ブラシ、新製品については、試用に日数がかかるので即座には対応できないけれども、少しずつ試してゆきたい。

デンターシステマ 超極細毛 コンパクトヘッド かたさ:ふつう
ガム デンタルブラシ 超・先端極細毛 3列コンパクトヘッド かたさ:ふつう
ガム デンタルブラシ 特殊マイクロ毛 3列コンパクトヘッド かたさ:ふつう
Ora2 ミラクルキャッチ毛 かたさ:ふつう
Ora2 スパイラルキャッチ毛 かたさ:ふつう
ガム デンタルブラシ テーパード&サテナイズド 超コンパクトヘッド かたさ:ふつう

(そのほかに付記として)
ガム 歯間ブラシ


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