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いまテレビを買うなら(次世代ディスプレイほか) [手記さまざま]

またテレビのことを書かなければなりません。というのは、私の叔父が電話をかけてきたからです。この叔父はハイビジョン登場の当時から足しげく電気屋へ通ってはテレビの研究を続けてきたツワモノで、私が「特性だけなら液晶よりもブラウン管のほうが上」ということを気づかされたのもこの叔父の影響です。

今度この叔父が私のテレビ選びの相談に乗ってくれるというのですが、すでに電話口で新情報をひとつもらいました。それは液晶、プラズマに代わるかもしれない次世代ディスプレイSEDについて。これの存在自体は私も知っていました。来年の秋ごろに製品化されたものが発表されるそうなので、それまで何とか待ってSEDを買う選択肢はないか?と悩んでいました。

ところが叔父によると、来年秋ごろの製品化はまず業務用の機器からだそうで、しかも技術的な問題からすぐに家庭用テレビ画面として量産化して出回るのは難しい。あとこれは一般論ですが、新しく開発された物は幾分かの改善すべき点があることが多い。買物上手ならば、それが改善されて更に満足できる段階での購入がグッド。こうして、SEDの選択肢はなくなりました。

今のところ叔父から得たものは以上です。今後、何か得るところがあったらまた報告します。

さて、叔父にだけ任せてはいけないので、私自身も電気屋へ行って改めてテレビを見てきました。いくつか細かい所で私の発言を修正しようと思います。

まず、今は大画面テレビでも液晶がほとんどで、プラズマテレビが一台しか見つかりませんでした(新宿ヨドバシ北館)。理由は知りませんが、プラズマという選択肢が選びにくくなっています。そこで必然的に液晶についての検証となりました。

私が前に書いたコントラストの問題は、私はいままで気にしていたのですが、液晶テレビに囲まれているとこれが当たり前のような、それでいいような気がしてきます。液晶自体の性能が、少し前よりもずっと改善されていることもあると思います。もしも本当に「それでいいや」と思えるなら、それは問題点ではないことになります。たとえば明るい部屋でニュースや一般のテレビドラマを見る程度なら、どんなディスプレイでも問題はないのかもしれません。出来ることなら部屋が暗い状態でも検証してみたい、あるいは店頭での限られたデモンストレーションの映像ではなく、自分のビデオライブラリーを試写して検証したい。残念ながらそれは不可能ですが。

こうして、今までは液晶をけなしすぎたなと思い帰ろうとした時、偶然に気になるものを見てしまいました。画面で女の子が何かにぶら下がって、画面の右端と左端の間を振り子のようにゆらゆら揺れています。それを見て、私は眼鏡をかけ忘れたかな?と思いました。私は軽度の近視で、眼鏡がないと物の輪郭がぼやけます。確認すると私は眼鏡をかけていました。画面をよく見ると、女の子が画面の左端や右端で一瞬止まった時は鮮明に映り、振り子運動の最中は何度見ても眼鏡をかけ忘れたと思えてしまう。目の悪い私にとって、ちゃんと眼鏡をかけているのにかけていないように見えるのは結構気持ち悪いのです。

液晶の応答速度が遅い、つまり動く映像に弱いというのは、どうやらこの現象のようです。この現象は、画面の端から端まで物が動くような大きな動きでだけ気になります。そういえば、最近この現象がないという新開発液晶テレビの宣伝が駅構内などにありますね。

上の女の子の映像に限るとあまりにも不自然だったので、わざと作ったデモムービーで「いままでの液晶テレビではこう見えていました。(このテレビではこんなに改善されました、という部分が実は後に続いた?)」の一部だったのか??と後から疑いましたが、これはもう一度電気屋へ行って確認しないことにはわかりません。


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