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歯茎におでき(14) クラウンについて考えた [歯茎におでき]

(歯茎におでき(13)から続く)
根管治療を始める前に私が尋ねた時、先生は「抜く必要はないと思うが歯にかぶせなければならないだろう」と言った。「歯にかぶせる」とはどういうことか、インターネットで調べた。どうやらクラウンのことらしい。歯を削った後を補うのに、歯の欠損が少しなら昔のアマルガムや今のコンポジットレジンで補うが、大きく削ってしまった場合には歯の形をしたものを作って接着し、これをクラウンというらしい。部分的なもの、歯の全体を覆うもの、差し歯まで、形はさまざま。材質も複数ある。

ここで気になる記述を見つけた。材質により、保険が効くものと効かないものがあるらしい。最初私は思った。自分の体が健康になるなら、たとえ保険が効かずに高価でも質の良いものにしたい、と。ところがある記述を発見。クラウンは一生ものではないという。寿命は8年とか10年などと書いてある。一生ものなら惜しまず金をかけるが、10年で取り替えるならどうしようか。また、しっかり接着してしまったクラウンに寿命が来たらどうするんだ?と不安になりもした。また、材質や保険のことを歯医者で突然言い出されても私は考えがまとまらないだろうから、今のうちに考えておかなければと思った。

こういう時は人と話すに限る。ああでもないこうでもないと話しているうちに考えが頭に出来てくるものだ。母と話した。母は自分の奥歯を見せてくれた。歯の一部を覆っている銀が見える。とてもきれいだ。母が歯をよく磨いていることが伺われる。母が言うには、これはずいぶん前に入れたものだそうだ。私が10年が寿命だそうだと話してこう言うのだから、10年以上前に入れたのだろう。手入れ次第で寿命も変わるのだろう。それに続けて母が言うには、聞いた話では差し歯にせよ入れ歯にせよ、保険で安く済ませたほうがいいという。金をかけてもそう変わらないという話なのだ。それなら、保険で銀のクラウンという線を想定して歯医者での話に備えるとするか(そもそも何の話もなく先生は保険が効くクラウンを使うかもしれないが、まあその時を待とう)。
(つづく)


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