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歯茎におでき(13) 根管治療3 [歯茎におでき]

(歯茎におでき(12)から続く)
11月15日。根管治療の3回目。最初ひとりの女性(歯科衛生士)が私の歯に(おそらく)ゴム膜を固定するための器具を付けると、はじけて器具が飛んだ。女性は「お待ちください」と言って走って行った。それからお馴染みの女性(歯科衛生士)が来て手際よくゴム膜を付けた。最初の人は新米さんなのだろう。みんな最初はそうだ。職業は違えど私もその気持ちはよくわかる。でも自分がやってもらう時はベテランさんがいい。そうそう、最初の女性は「痛い所はありませんか」と口頭で尋ねただけだった。次の女性は歯を上から押したり歯茎を押したりして尋ねた。なるほど、これが新米とベテランの違いか。

最初の女性が走って行った後で時計を見ると12時40分。すべて終わったのが1時30分。根管治療自体は前回と変わらなかった。今回はまた例のピッピッピッという音が聞こえた。歯根の長さを測り直しているのだろう。前回あった歯茎の奥に触る少々不快な感触は、今回はなかった。根管治療の後、仮詰めをした。先生は、穴を塞ぐと痛くなることもあるが、たぶん大丈夫でしょうと言った。私自身も大丈夫だと思う。私の場合、今まで膿はたくさん出たが痛みはまったくないのだ。痛み止めは以前に歯を抜いた時などにもらったものがまるごと残っているので、要らないと言った。根管治療はあと2回くらいだという。そうすると全部で5回だ。最初に5、6回と聞いているので、私は6回のほうがいいが、これは先生にお任せしよう。

後で鏡を見ると、オレンジ色の物体が阿蘇山中岳噴火口のような歯の穴を塞いでいた。
(つづく)


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