イタリア

ここに紹介するのは、私が過去に体験した旅行の覚え書きです。これから旅する人の参考にしてもらうと同時に、私の知らない旅をした人からのオススメ情報をもらうのが目的です。

旅の感想は人それぞれに違うので、あなたが旅で良かったと思う所を私の覚え書きがけなすこともあるかもしれませんが、その時はどうかご勘弁ください。

**** 以下、イタリア覚書　パッケージツアー　1998年 ****

このツアーに参加した当時の覚え書きは存在しないので、当時撮った写真を見ながら回想しつつ少し書きます。

北から書きましょうか。コモ。コモ湖畔で昼食をとり、ウナギを煮た美味しくないのを食べたと記憶しています。遊覧船に乗り、金持ちが湖畔に建てたヴィラを見ました。コモのドゥオーモも見に行きました。でも、訪れたいくつもの町の中では、あまり印象深くないほう。

ミラノ。ドゥオーモなどを見ましたが、あまり印象にありません。ファッションに関心のある方なら別の意味で興味深い町なのでしょうが。

ヴェネツィア。多くの人に人気がある町で、私の知人もハネムーンで行って気に入ったと言っていましたが、私はいまひとつ。期待のゴンドラが臭い水路を通ったから。多くの運河と橋の風情は私も認めているんですが。あ、それから母が財布をすられました。ご注意を。サン・マルコ広場を囲む店をぶらぶらして、仮面を模した壁掛けを買いました。それは今でも私の部屋に飾ってあります。サン・マルコ教会なども見学。

リド島。ただ泊まりに行っただけのようなものですが、ホテルが気に入った記憶があります。朝早起きして散歩してきた人もいました。島に来るモーターボートの屋根の上に、なんと一匹の子犬が乗って、島に着くまでずっとキャンキャン吠えていました。何を観光したでもないのに、なぜか記憶に残っている場所です。

ピサ。ドゥオーモを見学。その後、斜塔をバックに塔を支えるようなアホなポーズでお約束の記念写真。ガイドさんの話では、当時斜塔の傾きが変わってきたので地面に鉛を埋めて調整する工事をしていたらしい。斜塔は倒れちゃ困るし、かといってまっすぐ立っても困る（笑）。有名な斜塔はともかく、それほどの印象は残っていない町です。

フィレンツェ。花の都と呼ばれて人気のある町ですが、私個人には残念な思い出が。私が最初にこの町を個人旅行で訪れた時、家々の前の排水孔から臭いにおいが漂ってきて印象が悪かったのです。でもパッケージツアーでは臭わなかったと記憶しています。ドゥオーモを見学してからバスで高台まで行き、遠くからフィレンツェの町を眺めて写真を撮りました。

ペルージャ。私が個人的に気に入った町。大通りではなく、そこから横道に入った路地。そして町を取り巻く壁。いかにもイタリア、少なくとも外見はボロく、貧しく、古びている。まったく個人的にですが、ローマと並んで今回の旅に不可欠な町でした。

ローマ。人がローマに抱く思いはそれぞれですが、イタリアに来てたったひとつしか町を訪れてはいけないと言われたなら、迷わずローマ。古い遺跡と現代の雑踏が混在する町。私にとってローマというと、今回のパッケージツアーでなく昔の個人旅行のイメージが強く出てしまうので、あえて多くは書きません。でも私にとってはヴェニスに死すでもなく、ナポリを見てから死ねでもなく、ローマです。

ナポリ。ツアーディレクターが言うには、この町は怖いからバスを降りることはできない。車窓観光。これじゃ、どんなに良い所でも印象に残るはずがない。当然カプリ島の青の洞窟もなし。町を離れてからバスが高台に上り、そこでナポリの全景を見るためにバスを降りた時も、危険なのですぐバスに戻ってくださいとのこと。今回のツアーでもっとも悔やまれることです。

ポンペイ。言うまでもないですが、ここはすごいですね。灰の中から掘り起こされた町。パッケージツアーで急ぎ足に要所を回るだけというのはもったいなかった。個人的に来てゆっくり見て回りたいものです。それはそれとして、真夏に来る場所じゃありませんでした。当地の昼休みの習慣をご存じの方なら言うまでもないですが、真夏の死ぬほど暑い炎天下でうろつき回っているのは観光客だけですからね。自分で言うのもなんですが正気の沙汰じゃない。それほど暑かった。

**** 覚書ここまで ****

あなたが体験した旅行で良かった所や、逆に良くなかった所など、情報があったら教えてください。